※このページは「STEP1:投資目標を決めるため、老後に必要な資金を計算しよう!」「STEP2:投資目標額別の使うべき投資制度を紹介」を読んでから、お読みいただくことをオススメします!
「つみたてNISAを使って積立投資をやりたいけど、どの投資信託を選べば良いの?」
「投資信託はたくさんあって、違いがよくわからない。。。」
「初心者の私でも、ちゃんとお金が増える投資信託を選びたい。。。」
つみたてNISAを使って積立投資をはじめるときに、一番悩むのが「どの投資信託を選べばよいか?」ということ。
特に投資初心者の方にとっては、どの投資信託も同じように見えてしまって、何を選べば正解なのかがわからず、積立投資をはじめられない・・・となってしまうのではないでしょうか?
積立投資をやるときに、どの投資信託を選ぶかは、超大事なポイント!
投資信託の選び方を間違えてしまうと、大きく損をしてしまい、老後のための資産が作れないということも・・・
また、どの投資信託を選ぶかで、どの金融機関で口座開設をすれば良いかも変わってくることがあります!
そこで、このページではつみたてNISAで積立投資をやるときに、選ぶべきオススメの投資信託を紹介していきますね。


投資制度を選んだら、次は「どの投資信託に投資をするのか?」を考えることは正解よ!
投資初心者が選ぶべき投資信託というのは決まっているわ!
ここからは、何を基準に、どの投資信託の選べばよいのかを教えていくわね。
1.管理人オススメ!つみたてNISAで選ぶべき投資信託2選
まず、管理人がオススメする「これを選べば間違いなし!」という2つの投資信託を紹介します。
第1位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
投資初心者にはイチオシの投資信託!
手数料(信託報酬)も安く、資産形成に成功しやすい大注目のファンド!
2018年11月に誕生した全世界株式インデックスファンドですが、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」で第3位に選ばれるなど、多くの投資家から高い評価を受けています。全世界への株式ファンドに分散投資ができるので、安定した資産運用ができるだけでなく、信託報酬がかなり安いことも特徴です。これから、つみたてNISAで積立投資を始めようと考えている投資初心者にイチオシのファンドです!
運用方法 | 全世界株式(オール・カントリー) |
---|---|
運用会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
ファンド形式 | ファミリーファンド形式 |
購入手数料 | 無料 |
信託報酬 | 0.142%(税抜) |
信託財産留保額 | なし |
純資産 | 27.28億円 |
設定日 | 2018年10月31日 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が選べる会社
証券会社 | プレゼント | 公式サイト |
---|---|---|
楽天証券 | – | 公式サイトへ |
SBI証券 | 抽選で2,000名様に2,000円 | 公式サイトへ |
マネックス証券 | 1,200ポイント〜 | 公式サイトへ |
第2位 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
全世界の株式に投資できる投資信託!2018年の全世界株式インデックスでは人気No.1!
全世界株式インデックスファンドとして有名なファンドです。2018年の全世界株式インデックファンドの人気ランキング(年間資金流出入額)では第1位、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」で第9位に選ばれているなど、とても人気が高いです。全世界の株式に分散投資ができるので、安定した資産運用をすることも可能。実績を重視して選びたい方にはオススメのファンドです!
運用方法 | 全世界株式 |
---|---|
運用会社 | 楽天投信投資顧問株式会社 |
ファンド形式 | ファミリーファンド形式 |
購入手数料 | 無料 |
信託報酬 | 0.23%(税抜) |
信託財産留保額 | なし |
純資産 | 205.05億円 |
設定日 | 2017年9月29日 |
楽天・全世界株式インデックス・ファンドが選べる会社
証券会社 | プレゼント | 公式サイト |
---|---|---|
楽天証券 | – | 公式サイトへ |
SBI証券 | 抽選で2,000名様に2,000円 | 公式サイトへ |
マネックス証券 | 1,200ポイント〜 | 公式サイトへ |
2.投資信託を選ぶときに外せない4つのポイント

つみたてNISAで積立投資をやるときに、投資信託の選び方としては次の4つのポイントを知っておく必要があります。
具体的には次の4つです。
- つみたてNISAで選べる投資信託は限られている
- インデックスファンドを選ぶべし
- 全世界(オールカントリー)株式ファンドを選ぶべし
- 手数料(信託報酬)はできるだけ安いものを
つみたてNISAを使って積立投資をするときには、この4つのポイントを押さえておいてください。
それぞれを以下にて解説していきます。
つみたてNISAで選べる投資信託は限られている
まず知っておいて欲しいのが「つみたてNISAでは選べる投資信託が限られている」ということです。
というのも、つみたてNISAは日本政府が、私たち自身で老後の資産を作ってもらうために作った制度であり、大きく損をさせるわけにはいかないからです。(もし、大損したら、国民から大バッシングを喰らいますからね、苦笑)
具体的に、金融庁が決めた「つみたてNSIAで選べる投資信託のルール」は次の通り。
- 販売手数料はゼロ(ノーロード)
- 信託報酬は一定水準以下(例:国内株のインデックス投信の場合0.5%以下)に限定
- 顧客一人ひとりに対して、その顧客が過去1年間に負担した信託報酬の概算金額を通知すること
- 信託契約期間が無期限または20年以上であること
- 分配頻度が毎月でないこと
- ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと
このように金融庁が作ったルールによって、つみたてNISAで選べる投資信託の数は限られています。
実際に選べる投資信託数は次の図をみてください。
参考:https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20170614-2/28.pdf
つまり、つみたてNISAを使うときには、この159本の投資信託のなかから選ぶことになるんです。数千本ある投資信託も、これでかなり数が絞り込まれます。
ちなみに、この159本の投資信託を、全ての金融機関で選べるわけではありません。
実は、つみたてNISAの口座開設をした金融機関によって、選べる投資信託は異なります。
例えば、SBI証券や楽天証券は176本、マネックス証券なら145本、野村證券なら6本と、金融機関ごとででも選べる投資信託は全然違うんです。
ですので、つみたてNISAの口座を開設するときには「あなたが選びたい投資信託を取り扱っているか?」を事前に確認しておく必要がありますよ(詳しくは別ページで解説します)。

つみたてNISAで積立投資をするときには、選べる投資信託の数が限られているんですね。

そもそも日本で購入できる投資信託の数は、約2,000種類ほどあるの。
でも、つみたてNISAだと最大159本のなかから、投資信託を選ぶことになるわけね。
投資初心者にとっては、数が多すぎても選ぶことができないから、つみたてNISAを使うことで自動的に投資信託の数が絞れるのはメリットと言えるわね。

だから、投資制度を選んでから投資信託を選んだほうが良いってことなんですね!納得です!
インデックスファンドを選ぶべし!
投資初心者が、つみたてNISAで積立投資をするときには「インデックスファンド」を選ぶことをオススメします。
そもそも、投資信託は大きく次の3つに分けることができます。
- インデックスファンド
日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの指数(ベンチマーク)に連動して資産運用がされる投資信託。「資産の分散効果が高い」「手数料が安い」「値動きがわかりやすい」などの特徴から、10年、20年と長い時間をかけて資産形成をするのに優れています。 - アクティブファンド
インデックスファンドよりも、より高い利益を出すために、積極的に資産運用をするタイプの投資信託のこと。ただし、インデックスファンドに比べて手数料が高かったり、値動きが激しかったりと投資初心者には向いていません。 - バランスファンド
1つのファンド(投資信託)で全世界の株式・債券・REITに投資できる投資信託。1つで多くの資産へ分散投資ができるので、より安定した資産運用ができます。資産分散のリバランスも運用会社がやってくれますが、手数料が高いことがデメリットです。
それぞれの投資信託の特徴を、わかりやすくまとめたのが次の表です。
インデックス | アクティブ | バランス | |
---|---|---|---|
手数料 | ◎ | ▲ | ○ |
運用の手間 | ○ | ▲ | ◎ |
リスク・リターン | 低〜高 | 中〜高 | 低〜中 |
安定した資産運用 | ◎ | ▲ | ◎ |
一般的に積立投資をするときには「インデックスファンド」か「バランスファンド」を選ぶことが鉄則と言われています。
アクティブファンドは手数料(信託報酬)が高いため、最終的に作れる資産額が少なくなってしまうからです(実際、ここ10年間で見てもインデックスファンドの方が成績が良いです)
そして、つみたてNISAで資産形成をするときには「インデックスファンド」を選ぶことをオススメします。
理由としては大きく次の2つ。
- 手数料(信託報酬)が安く、最終的な資産額が多くなる
- つみたてNISAは1つの投資信託に投資すれば良いので、リバランスの必要がない
それぞれを簡単に解説します。
手数料(信託報酬)が安く、最終的な資産額が多くなる
インデックスファンドは手数料が安く、最終的に作れる資産額が多くなりやすいです。
というのも、投資信託で支払う手数料は、投資額から差し引かれることになります。
つまり、「手数料が高い=投資できる金額が減る」ということであり、最終的に作れる資産額にも差が出るというわけです。
具体的に、つみたてNISAで発生する手数料は「信託報酬」ですが、インデックスファンドとバランスファンドとでは、この信託報酬に大きな差があります。
具体的には次の表を見てください。
■インデックスファンドの信託報酬
ファンド名 | 信託報酬 |
---|---|
ニッセイ外国株式インデックスファンド | 0.11772% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.11772% |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.15336% |
Smart-i TOPIXインデックス | 0.1674% |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.1696% |
iFree TOPIXインデックス | 0.17172% |
■バランスファンドの信託報酬
ファンド名 | 信託報酬 |
---|---|
ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型 | 0.17172% |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 0.17172% |
DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型) | 0.1728% |
Smart-i 8資産バランス 安定型 | 0.1728% |
ダイワ・ライフ・バランス30 | 0.1944% |
三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンド | 0.2268% |
最近ではバランスファンドも、信託報酬は下がってきていますが、それでもインデックスファンドの方が安いです(そもそも、「○○資産均等型」のファンドは選ぶべきでないというのもありますが、それは後述しますね)。
ですので、最終的に大きな資産を作るためにもバランスファンドよりも、インデックスファンドを選ぶべきなんです。
つみたてNISAは1つの投資信託に投資すれば良いので、リバランスの必要がない
バランスファンドがオススメされる最大の理由は「リバランスなどの運用を専門家がやってくれる」というところにあります。
「リバランス」というのは購入した投資信託の、資産分散のバランスを整えること。
例えば、リスクとリターンを考えて、株式ファンドを50万円、債券ファンドを50万円という1:1の割合で投資したときに、株式ファンドが値上がりをして、株式が100万円の価値になったとします。
このときに、株式の値上がり分を売却して、債券を追加で購入することで、元の1:1のバランスに戻すことを「リバランス」といいます。
参考:https://www.aeonbank.co.jp/investment/existing_customers/rebalancing/
このように自分のイメージ通りのリスク・リターンの割合で、資産運用をするためには、リバランスをする必要があります。
ただし!リバランスは複数の投資信託を購入して、資産分散をするときの話です。
つみたてNISAを使って積立投資をするときには、複数の投資信託に投資せずに、1つの投資信託にだけ投資をしてください。
1つの投資信託にだけ投資をすれば、リバランスをする必要もありません!
これは当サイトを監修していただいたファイナンシャルプランナーからのアドバイスでもあります。
では、どうして複数の投資信託に投資しなくて良いのか?
それは次の3つの理由からです。
- 投資初心者が資産分散の割合を考えるのは難しい
- 1つの投資信託だけでも十分に資産分散ができる
- つみたてNISAは投資額が限られている
そもそも、投資信託というのは資産分散がされている商品であり、安定した資産運用がしやすくなっています。
さらに、つみたてNISAは投資上限額が決められているため、複数の投資信託を購入すると、それぞれに投資できる金額が小さくなるため、最終的に大きな資産を作りにくくなります。
ですので、つみたてNISAでは1つの投資信託に投資すればOK!
そして、リバランスをする必要もないため、わざわざ、手数料の高いバランスファンドを選ばずに、インデックスファンドを選べば良いということになるんです。

つみたてNISAをやるときには、インデックスファンドを選ぶべきなんですね。

投資信託は大きく「インデックスファンド」「アクティブファンド」「バランスファンド」の3つに分けることができるわ。
そのなかでも、投資初心者が老後のための資産形成をしたいのであれば、専門家がリバランスを含めて、運用を全てやってくれる「インデックスファンド」を選ぶべきね。

そうなんですね。僕は人気ランキングなどを信じて、アクティブファンドを選べば良いと思ってましたよ(笑)

アクティブファンドは証券会社などのHPでは人気があるように紹介されているけど、手数料も高く、絶対選ぶべきではないわ。証券会社などの思うツボよ。
つみたてNISAで長期の資産形成をしたいなら、必ずインデックスファンドを選びなさい!
全世界(オール・カントリー)株式ファンドを選ぶべし!
では、インデックスファンドのなかで何を選べば良いのか?
管理人は「全世界(オール・カントリー)株式ファンド」をオススメします。
これはアメリカを中心に、世界中の株式に投資をする投資信託になっています。債券などはほぼ含まれておらず、債券が含まれているものと比べても、リターン・リスクは高めのファンドです。
そもそも、債券・株式では次のようなリスク・リターンになっています。
※出典:モーニングスター iDeCo 目標利回りに合う資産配分を考えるより引用
これだけ見ると「えっ、そんなハイリスク・ハイリターンのものに投資するなんて、博打のようなものじゃないの!?」と思うかもしれません。
しかし、安心してください。
全世界株式インデックスファンドをオススメするのは次のような理由があります。
- 30代から長い時間をかけて投資できるので、高いリターンを狙いやすい
- 全世界へ資産分散がされている(=安定した資産運用ができる)
- 債券へ投資をしてもリターンは期待できない(若いうちは特に)
これらの理由から全世界株式インデックスファンドをオススメするんです。
(1つの国ではなく全世界への資産分散がされているのがポイント!)
実際に、楽天証券のファンドアナリストである篠田様や、セゾン投信の中野社長にインタビューをしたときも「30代なら間違いなく全世界(オール・カントリー)株式です」という心強いアドバイスもいただいています。
また、つみたてNISAで積立投資をするときには、生じた利益に税金がかからないので、ある程度のリスク・リターンを取った投資をするべきです!(節税効果で、かなりお得になるため)
30代であれば、まだまだ長い時間をかけて資産形成ができるので、ある程度のリターンを期待できる全世界株式ファンドを選ぶことをオススメしますよ!

30代であれば、インデックスファンドのなかでも「全世界株式ファンド」を選ぶべきなんです。

20〜40代までは全世界株式インデックスファンドはオススメよ。
高いリターンが期待できるだけでなく、全世界株式インデックスファンドであれば、世界中に資産分散もされているから、安定した資産運用ができるの。
リスクを抑える債券が含まれた投資信託は、50代になってからね。
手数料(信託報酬)はできるだけ安いものを
最後に、投資信託を選ぶときには「手数料の安さ」もチェックしてください。
投資信託で積立投資をするときに、具体的に発生する手数料は次の3つ。
- 販売手数料
- 信託報酬(運営管理費)
- 信託財産留保額
このなかで、つみたてNISAを使って投資をするときには「信託報酬」が大事なポイントになります。(つみたてNISAでは販売手数料が0円のファンドしかないため)
信託報酬ができるだけ安い投資信託を選ぶことが、長期での積立投資を成功させる秘訣です!
というもの、信託報酬はあなたが投資したお金から差し引かれるからです。
例えば、信託報酬が1%の投資信託に毎月1万円を投資する場合、1万円から100円(1万円×1%)が引かれた9,900円が、実際の投資額になります。
これを聞くと「別に投資額から100円引かれても、大したことないじゃん。。。」と思うかもしれません。
しかし、10年・20年と続ける積立投資では、この100円の違いが最終的な資産形成額に数十万円、数百万円もの差となるんです。
そのため、投資初心者の方はただ単に証券会社のランキング上位の投資信託を選ぶのではなく、手数料の安さもチェックするようにしてください。

つみたてNISAを使って積立投資をするときには、投資信託の信託報酬も見たほうが良いんですね。
てっきり、ファンドの種類とリスク・リターンを見て決めれば良いと思っていました。。。

投資信託で積立投資をすると、必ず手数料がかかるの。
この手数料は100%決まっている「損」ってことになるわね。
一方で、投資は100%運用成績が決まっているものではないわ。
だからこそ、100%損になることがわかっている手数料を安くするのが大事なの!
投資を成功させたいのであれば、投資初心者であっても信託報酬の安さは必ずチェックしなさい。
3.管理人オススメは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」
ここまで解説したつみたてNISAにおける投資信託の選び方を踏まえて、管理人がオススメするのは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の2つです。
この2つのファンドは「つみたてNISAで選べる」「インデックスファンド」「全世界株式」「信託報酬が安い」という4つの条件を満たしています。
それぞれのオススメポイントを簡単に解説していきます。
信託報酬の安さなら「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
まず「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」について。
これは2018年11月に誕生した、まだできて間もないファンドですが「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」で第3位に選ばれているなど、高い評価を受けている投資信託です。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、これ1本で日本を含む、世界各国2,000銘柄以上に分散投資ができます。
全世界の株式に投資ができることから、安定した資産運用ができるんです。
そして、このファンドの最大の魅力は、信託報酬が安いこと。
eMAXIS Slimシリーズは「業界最低水準を目指し続ける」というのを運用方針にしているため、他の全世界株式インデックスファンドと比べても、信託報酬がとにかく安いんです!
具体的に、他の全世界株式インデックスファンドとの信託報酬を比べたのが次の表です。
ファンド名 | 信託報酬 |
---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.15336% |
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型) | 0.15336% |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 0.15336% |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 0.2296% |
SSGA-全世界株式インデックス・ファンド | 0.5184% |
eMAXIS全世界株式インデックス | 0.648% |
このように信託報酬が安いため、最終的には大きな資産を作りやすいんです!
1つ懸念をあげるのであれば、ファンドが作られてから、まだ日にちが浅いということです。具体的な運用成績は次の通りです。

このように実績がまだ少ないため、「すでにある程度、安定した成績を残しているファンドが良い」という方であれば、次に紹介する「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」を選んだ方が良いです。
ただ、これからつみたてNISAを使って積立投資をしようと考えている、投資初心者の方にはイチオシの投資信託ですよ!
実績を重視するなら「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」
もう1つオススメなのが「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」です。
このファンドも「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」で第9位に選ばれているほど、人気のあるファンドです。
また、2018年の全世界株式インデックファンドの人気ランキング(年間資金流出入額)では、第1位になっています。
順位 | ファンド | 2018年年間資金流出入額(億円) |
---|---|---|
1位 | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 152.3 |
2位 | 野村つみたて外国株投信 | 45 |
3位 | 三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド | 43.7 |
4位 | eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) | 34.9 |
5位 | SBI・全世界株式インデックス・ファンド | 15.5 |
この「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」も、日本を含む世界約47カ国、8,000銘柄の株式に投資することができ、安定した資産運用をすることができます。
具体的には「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」というものに投資をしています(イメージとしては次の画像を見てください)。

この投資対象ファンドである「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」は、経済評論家の山崎元氏が推奨しているETFとしても有名です。
※ETFとは、Exchange Traded Fundの略で、「上場投資信託」のことを言います。証券取引所で誰でも自由に売買できる投資信託だと考えてもらえばOKです。
2017年9月29日から始まっている投資信託でもあり、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」よりも運用実績が長いため、「過去の実績を踏まえて、投資信託を選びたい」という方は、こちらの方が良いです。
ただし、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と比べると信託報酬も高く、投資先としてはほぼ同じであることから、これから積立投資を始めるのであれば、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を選ぶことをオススメしますよ!

つみたてNISAをやるときには「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」のどちらかが良いんですね。

投資初心者であれば、この2つのどちらかを選べば間違いないわ。
ただ、信託報酬のことを考えると「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の方がオススメと言えるわね。
○○資産均等型ファンドは選ぶべきではない!
金融機関が紹介している投資信託の人気ランキングを見ると、「8資産均等型」などの「○○資産均等型ファンド」が上位に出てきます。
しかし、、、結論を言うと「○○資産均等型ファンド」は選ぶべきではありません。
そもそも「○○資産均等型ファンド」とは国内外の株式・債券・REITなどを、常に決まった資産分散バランスに整え、資産運用をしていく投資信託のこと。
実は、この「常に決まった資産分散バランスに整える」というのが、大きなデメリットなんです。
資産運用をしていくと、国内外の株式・債券・REITで、それぞれ調子の良いものもあれば、調子が悪いものもあります。
バランスファンドは、調子が良いもので利益を出し、調子が悪いものを抑えながら、資産形成をしていくんですが、○○資産均等型ファンドは常に同じ割合で資産を保有していくため、多くの収益を出せず、調子が悪いものが悪影響を与えてしまうんです。
投資初心者は「常に決まった資産分散バランスに整えられているから、安定した資産運用ができる!」「手数料が安いし、お得かも!?」「人気もあるし、これを選べばいいんじゃない?」と思うかもしれません。ですが、これは大間違いなんです。
人気があるのは、あくまでも販売会社が売りやすいように、わかりやすい投資信託になっているからだけ(販売会が売りやすいので、自然と人気ランキングでは上位になっているという仕組みです。。。)
ですので、積立投資をするのであれば、「○○資産均等型ファンド」ではなく、全世界株式ファンドなど他のファンドを選ぶことをオススメします!
4.まとめ
このページでは、つみたてNISAにおける投資信託の選び方を解説しました。いかがでしたか?
大事なポイントをまとめると次の通りです。
- 管理人のオススメは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」
- つみたてNISAで投資信託を選ぶときには「つみたてNISA対象である」「インデックスファンド」「全世界株式ファンド」「信託報酬はできるだけ安く」という条件を知っておく
- 「○○資産均等ファンド」は選ぶべきではない
これらのポイントを踏まえて、投資信託を選べば、投資初心者の方でも安心して資産運用をすることができますよ!
そして、投資する投資信託を決めることができたら、いよいよ積立投資をはじめるために、専用口座の開設へと進んでくださいね。
エマ師匠!つみたてNISAを使って投資を始めようと思ったんですけど、肝心の投資信託が、どれを選べば良いのか全くわかりません・・・
損をしたくないので、正直、ビビってます。。。涙