つみたてNISAで使える投資信託について。オススメの投資信託も紹介

平成30年1月1日より「つみたてNISA」という新たな少額投資非課税制度が始まり、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって、将来の資産形成がしやすく、かつ、利用しやすい制度が導入されました。

そもそも「つみたてNISA」とは、特に少額からの長期・積立投資・分散投資を支援するための非課税制度のことをいいますが、大きな特徴の1つとして、投資対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されていることがあげられます。

本記事では、つみたてNISAで資産運用をすることができる投資信託およびつみたてNISAでおすすめの投資信託の銘柄について幅広く解説を進めていきます。

1. つみたてNISAで資産運用できる投資信託には、一定のルールが設けられている

冒頭でも大まかに記述させていただきましたが、つみたてNISAで資産運用をすることができる金融商品は、公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)の2種類に限定されています。

さらに、公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)であれば、どの銘柄でもつみたてNISAの投資対象になるといったわけではなく、具体的には、金融庁によって以下のように定められています。


出典:金融庁 つみたてNISAの概要 つみたてNISAとはより

実際に、つみたてNISAの対象となっている投資信託やETFなどは、それぞれの金融機関の商品検索システムで選ぶことができるため、イメージ図に掲載されているルールを1つひとつ覚える必要はありません。

また、つみたてNISAで投資できる投資信託やETFは、金融庁が指定したものに限られており、いわば商品数が限られている特徴もあります。


出典:金融庁 つみたてNISA対象商品の概要について(2018年1月12日時点)より

平成30年1月12日時点では、公募株式投資信託135本と上場株式投資信託(ETF)3本の合計138本から選ばなければならないことを意味するほか、つみたてNISAを始める金融機関によって、これらの商品を取り扱っている本数が異なります。

つみたてNISAは、1人1口座のみ開設することが認められていることから、いわば1つの金融機関でしか、つみたてNISAをすることができないため、つみたてNISAで投資をすることができる投資信託やETFの取り扱い本数というのは、金融機関選びを行う上で非常に重要なポイントの1つになるわけです。

2. つみたてNISAで選べる投資信託は、すべて金融庁のお墨付き商品

前項で解説した内容をざっくりまとめて考えますと、つみたてNISAで選べる投資信託は、金融庁に届け出がなされた投資信託等が厳選されて販売されることになるため、いわば、つみたてNISAで選べる投資信託は、すべて金融庁のお墨付き商品と考えることもできます。

あくまでも投資信託という金融商品であることから、元本割れをしてしまう可能性があるものの、長期の資産形成に向いた優良な投資信託のみを金融庁が選定しているわけでありますから、金融機関の担当者がセールスするようなおかしな投資信託や資産運用で大きな失敗をするといったリスクは、相当軽減されると考えられます。

インデックスファンド・アクティブファンドの違い

前項で紹介した平成30年1月12日時点における、つみたてNISA対象商品の内訳を見ますと、インデックスファンドが120本に対してアクティブファンドが15本となっており、圧倒的にインデックスファンドの方が、投資信託の多くを占めていることが確認できます。

では、そもそもインデックスファンドとアクティブファンドの違いとは、いったい何なのでしょう?

以下、インデックスファンドとアクティブファンドの特徴をメリットおよびデメリットに分けて表にまとめておりますので、参考にしてみて下さい。

インデックスファンドのメリット・デメリット

比較内容 詳細
メリット ・値動きが安定しているため、安定した資産運用ができる
・アクティブファンドよりも手数料が安い
・日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などといった指標と連動するため、値動きが把握しやすい
デメリット ・大きな値上がり益が期待できない
・希望する投資先のジャンルや銘柄だけに絞った商品が見つけにくい

アクティブファンドのメリット・デメリット

比較内容 詳細
メリット ・資産運用が成功することで大きな値上がり益を出せる可能性がある
・銘柄のバリエーションが豊富
デメリット ・インデックスファンドに比べて手数料が高い
・資産運用が失敗することで大きな損失を被ることがある

実のところ、金融機関で販売されている投資信託の数は、6,000種類以上もあると言われている中で、そのほとんどがアクティブファンドであり、インデックスファンドは非常に少ないといった特徴があります。

しかしながら、つみたてNISAで資産運用をすることができる投資信託は、逆にインデックスファンドの方がアクティブファンドよりも多くなっている特徴が、以下、「つみたてNISA対象商品の内訳」から確認できます。


出典:金融庁 つみたてNISA対象商品の概要について(2018年1月12日時点)より

では、なぜ、このようなことが起こるのでしょう?

それは、すでに解説しましたように、金融庁が定めた基準に合致した投資信託等の銘柄(商品)のみが、つみたてNISAで資産運用できることになっており、長期に渡って安定した資産運用が見込まれるものでなければならないとしているからです。

以下、おさらいとなりますが、金融庁が定めている公募株式投資信託の場合における要件は、次のすべてを満たしている必要があります。

  1. 販売手数料はゼロ(ノーロード)
  2. 信託報酬は一定水準以下(例:国内株のインデックス投信の場合0.5%以下)に限定
  3. 顧客一人ひとりに対して、その顧客が過去1年間に負担した信託報酬の概算金額を通知すること
  4. 信託契約期間が無期限または20年以上であること
  5. 分配頻度が毎月でないこと
  6. ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと

出典:金融庁 つみたてNISAの概要 つみたてNISAとはより

投資をやったことがない投資初心者の方でも安心して、つみたてNISAで資産形成ができるように、金融庁が6,000種類以上もある投資信託から厳選してラインナップを組んでいると考えることもでき、おかしな投資信託を購入しなくても済むといった大きなメリットをつみたてNISAを行うことで得られるわけです。

3. つみたてNISAで投資する投資信託の選び方

これまでの解説で、つみたてNISAで投資をすることができる投資信託等の数は限られていることをご理解いただきました。

この中から、ご自身に合った銘柄を選ぶ上で大切なことは、以下の通りとなります。

  1. 信託報酬(手数料)ができるだけ低いこと
  2. 選んだ銘柄の「純資産総額」が右肩上がりに増加していること
  3. インデックスファンド、アクティブファンド、バランスファンドなどの特徴を理解しておくこと

たとえば、インターネット証券会社でつみたてNISAを始める場合、つみたてNISAで資産運用をすることができる銘柄を簡単に検索して絞り込むことができますので、前述した3つの大切なことを意識しながら、銘柄選びをしてみることをおすすめ致します。

なお、次項では、参考までにつみたてNISAで資産運用したい、管理人おすすめの銘柄を紹介します。

4. つみたてNISAで資産運用したい、管理人おすすめの銘柄を紹介

本記事の最後に、つみたてNISAで資産運用したい、管理人おすすめの銘柄を参考として紹介しておきたいと思います。

あくまでも参考であり、必ず運用益を得られるものではありませんので、ご自身の責任の下、銘柄を選ぶようにして下さい。

ニッセイ日経225インデックスファンド(国内株式投資信託)

ニッセイ日経225インデックスファンドは、日経平均株価の指数に連動した国内株式投資信託(インデックスファンド)になりますが、昨今、日経平均株価が上昇していることに伴って、人気が高い銘柄の1つになっています。

将来を考慮した時に、どこまで日経平均株価が上がり続けていくのか?その上昇には限界があるような気も致しますが、つみたてNISAのように20年間といった長期の期間に渡って運用益が非課税で資産運用をできることを考慮しますと、安定感はある銘柄の1つなのかもしれません。

主な投資先は、ファーストリテイリング(ユニクロ)、ソフトバンク、auなどといった日本国内の大企業があげられますが、「国内大型グロース」といったカテゴリーに分類(SBI証券の場合)されていることから、今後も成長していくと期待できるのであれば、長期投資をしてみるのも良いかもしれません。

参考:SBI証券 ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(海外株式投資信託)

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、投資信託の設定日が、平成29年2月27日と歴史が浅い海外株式投資信託ですが、信託報酬が「0.20412%」と低いことに加え、海外株式投資信託で順調な推移を見せている「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」と投資先が酷似していることもあるといった理由から、今後のファンド成長性を期待して投資することによって、運用益が見込まれる可能性はあるかもしれません。

主な投資先は、アップル、マイクロソフト、Facebook、Amazon、ジョンソンエンドジョンソンなど、知名度の高い企業が多く目立っており、この辺は、順調に推移している「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」と共通していることから、長い時間をかけて資産形成するつみたてNISAでは、より確実な資産形成が期待できる可能性はあるでしょう。

参考:楽天証券 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

三井住友・DC年金バランス70(株式重点型)

三井住友・DC年金バランス70(株式重点型)は、バランスファンドと呼ばれる投資信託にあたり、一般的に投資初心者の方には向きの投資信託になります。

「DC」とあることから、本来は、確定拠出年金専用の投資信託であったと考えられますが、つみたてNISAでも一般販売で転用できるようになった銘柄であると考えられることから、少なくとも長期の資産運用に向いているバランスファンドと思われます。

また、通常、バランスファンドは信託報酬が高めに設定されているものの、三井住友・DC年金バランス70(株式重点型)の信託報酬は、「0.2592%」と低く、資産運用に手間をかけたくない、とにかくほったらかしで資産形成したいと考えている方には良いかもしれません。


参考:楽天証券 三井住友・DC年金バランス70(株式重点型)

バランスファンドは、国内株式、国内債券、外国株式など複数の金融商品にバランスよく投資をすることによって、安定した資産運用ができる強みがありますので、その特徴も併せて理解しておくようにしましょう。

参考:積立投資に手間と時間を掛けたくないならバランス型ファンドを選択すべし

5. まとめ ~つみたてNISAで使える投資信託について。オススメの投資信託も紹介。~

本記事では、つみたてNISAで資産運用をすることができる投資信託およびつみたてNISAでおすすめの投資信託の銘柄について幅広く解説をさせていただきました。

つみたてNISAは、投資信託を毎月積立投資することで、長期の時間をかけて資産形成するといった最大の投資目的があることから、投資をする銘柄選び、金融機関選びは極めて重要になります。

平成30年1月12日時点では、公募株式投資信託135本と上場株式投資信託(ETF)3本の合計138本から選ばなければならないことになっておりますが、今後、銘柄数はますます多くなってくることも考えられます。

仮に、このようになってしまいますと、どこまで金融庁によって厳選されているのか?といった疑問や問題が生じることにもなりそうですが、少なくとも、ご自身で銘柄選びをする際に大切なことをしっかりと理解しておくことで十分対応できる問題であると考えられます。

以下、再度のおさらいとして、つみたてNISAで投資をする銘柄を選ぶ上で大切なことを紹介します。

  1. 信託報酬(手数料)ができるだけ低いこと
  2. 選んだ銘柄の「純資産総額」が右肩上がりに増加していること
  3. インデックスファンド、アクティブファンド、バランスファンドなどの特徴を理解しておくこと

つみたてNISAで投資したお金を20年といった長期の時間をかけて「育てる=大きくする」ことを意識していただきまして、教育資金、老後資金、住宅購入資金などといった人生三大資金の備えに役立ててみてはいかがでしょうか。

最後に、つみたてNISAで積立投資ををスタートするためには、金融機関で専用口座を開設する必要があります。

以下のページで「どの会社で口座開設をして、つみたてNISAをスタートすべきか?」を解説していますので、ぜひ、こちらも呼んでくださいね!

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