「つみたてNISAで投資できるバランスファンドって何?」
「投資初心者にはバランスファンドが良いって聞いたけど、ホント?」
「つみたてNISAなら、どのバランスファンドを選ぶべきなの?」
最大20年間の非課税効果がある「つみたてNISA」を使って積立投資をやるときには、どの投資信託に投資するかが、とても大切なポイントになります。
そのなかでオススメしたいのが「バランスファンド」です。
バランスファンドは、より安定した資産運用ができる特徴があり、投資初心者にも投資やすい投資信託になっています。
そこで、このページでは「どうしてバランスファンドが良いのか?」「どのバランスファンドが良いのか?」を解説していきますね。


そうね。あなたのような投資初心者にバランスファンドは、かなりオススメの商品よ。
バランスファンドは投資初心者でも手軽に、かつ安定した資産運用がしやすい投資信託になっているの。
ここから、バランスファンドの魅力と、どのファンドを選べば良いのか?っていうことを教えていくわね。
1.当サイトがオススメするバランスファンド4選
最初に、つみたてNISAを使って積立投資をするときにオススメのバランスファンドを4つ紹介します!
投資初心者はこの中から選べば間違いないですよ!
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

日本・先進国・新興国の株式・債券、日本と先進国とREITにバランス良く投資している商品。バランスファンドの中でも手数料(信託報酬)が安く、投資初心者でも安心して資産運用ができるイチオシのファンドです!
純資産 | 信託報酬 | 信託財産留保額 | リターン(1年) |
---|---|---|---|
17857百万円 | 0.17172%以内 | なし | -1.70% |
資産分散バランス | |||
国内株式 | 国際株式 | 国内債券 | 国際債券 |
17.0% | 24.0% | 11.0% | 24.0% |
国内REIT | 国際REIT | その他 | オススメ度 |
12.0% | 13.0% | 3.0% | ★★★★★ |
野村インデックスファンド・内外7資産バランス
国内外の株式・債券・REITにバランス良く投資していますが、少しだけ国際ファンドの割合が多いです。資産分散のバランスは良いですが、手数料(信託報酬)が若干高いのがデメリットです。

純資産 | 信託報酬 | 信託財産留保額 | リターン(1年) |
---|---|---|---|
8027百万円 | 0.54%以内 | 0.20% | -0.15% |
資産分散バランス | |||
国内株式 | 国際株式 | 国内債券 | 国際債券 |
17.0% | 16.0% | 11.0% | 22.0% |
国内REIT | 国際REIT | その他 | オススメ度 |
16.0% | 17.0% | 1.0% | ★★★★ |
ダイワ・ライフ・バランス50
全体の約70%が日本国内の株式・債券のファンド。手数料も安く、国内商品を中心に投資をしたい方にはオススメです。三井住友・DC年金バランス50よりも国際株式の割合が高く、手数料も安いので、こちらの方がオススメです。

純資産 | 信託報酬 | 信託財産留保額 | リターン(1年) |
---|---|---|---|
26669百万円 | 年0.2484% | なし | -1.59% |
資産分散バランス | |||
国内株式 | 国際株式 | 国内債券 | 国際債券 |
35.0% | 14.0% | 34.0% | 10.0% |
国内REIT | 国際REIT | その他 | オススメ度 |
0.0% | 0.0% | 7.0% | ★★★ |
三井住友・DC年金バランス50(標準型)
全体の約70%が日本国内の株式・債券のファンドです。手数料も安く、国内商品を中心に投資をしたい方や保守的な方にオススメです。ただし、国際商品(株式・債券)の割合が少ないため、高いリターンは期待できません。

純資産 | 信託報酬 | 信託財産留保額 | リターン(1年) |
---|---|---|---|
10019百万円 | 0.22% | なし | -1.44% |
資産分散バランス | |||
国内株式 | 国際株式 | 国内債券 | 国際債券 |
30.0% | 19.0% | 39.0% | 10.0% |
国内REIT | 国際REIT | その他 | オススメ度 |
0.0% | 0.0% | 2.0% | ★★★ |
2.バランスファンドとは様々な資産に投資ができる投資信託のこと
投資初心者がつみたてNISAを使って積立投資をやるときには、バランスファンドに投資することをオススメします。
バランスファンドとは、1つのファンド(投資信託)で全世界の株式・債券・REITに投資できる投資信託のことをいいます。
例えば、日本株式のインデックスファンドであれば、ほぼ100%が日本株式の組み合わせで作られているのに対して、バランスファンドは日本・海外の株式や債券が組み合わされているファンドです。

これを踏まえて、バランスファンドの2つのメリットを紹介します。
具体的には次の2つです。
- 資産分散がされているので安定した資産運用がしやすい
- あなたの代わりにプロの専門家がリバランスをしてくれる
それぞれを簡単に解説します。
資産分散がされているので安定した資産運用がしやすい
先ほども解説したように、バランスファンドは国内・海外の株式や債権、REITなどが組み合わされた投資信託です。
そのため、バランスファンドで投資する株式や債券などといった金融商品の良い部分と悪い部分が相殺されるため、値下がりする可能性が低くなり、リターン(収益)が安定するといった特徴があります。
例えば、「野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型=愛称Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型」は、この1つで株式・債券・REITといった3つの金融商品へ分散して投資をすることができます。
出典:Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型より引用
さらに、国内・外国・新興国へさらに細かく投資できることで、それぞれの金融商品や国々が抱えているリスクとリターンを相殺して安定した資産形成を目指しやすいんです。
そのため、バランスファンドは大きなリターンは期待できないものの、大きな値下がりをすることも少なく、より安定した資産運用ができるんです。
もちろん、バランスファンドによって国内・海外の株式や債券などの割合は違うため、あなたの希望にあわせて、高めのリターンを狙うこともできます。
「三菱UFJ国際-eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」と「三井住友TAM-世界経済インデックスファンド」の資産分散を比べたのが次の図です。

このようにバランスファンドは、安定した資産運用がしやすく、つみたてNISAを使った長期での積立投資にはとても向いている投資信託なんです。
あなたの代わりにプロの専門家がリバランスをしてくれる
バランスファンドのもう1つのメリットは、プロの専門家(運用会社)が、あなたに代わってリバランスなどの運用をしてくれることです。
この「プロの専門家がリバランスをしてくれる」というのは、つみたてNISAでは本当に大きなメリットです。
というのも、普通は国内・海外の株式や債券の投資信託に、それぞれ投資をすると運用している途中で資産分散のバランスが変わってきます。
そのため、安定した資産運用をするために資産分散バランスを崩している投資信託を売ったり、追加で買ったりすることで、元のバランスに戻さなければいけません。
この元のバランスに戻すことを「リバランス」と言います。
例えば、日本株25%、外国株25%、日本債券25%、外国債券25%だったものが、運用を続けた結果、日本株35%、外国株15%、日本債券25%、外国債券25%となった場合、日本株の投資信託を売却して、外国株の投資信託を追加で購入するイメージです。
複数の投資信託に投資をするときには、必ずリバランスをする必要があります。
ただし、投資初心者だと、どのタイミングでリバランスをすれば良いのか?どれくらい投資信託を売ったり、買ったりすれば良いかわかりませんよね?
バランスファンドであれば、リバランスをプロの専門家が、あなたの代わりにやってくれるので、専門的な知識がなくても、常に資産分散のバランスをキープできるんです。
そのため、投資初心者でも安定した資産運用がしやすくなっています。
また、つみたてNISAは年間の投資上限額が決まっているため、あなたが追加で購入をすると毎月の投資額が減ってしまいます。
ですが、バランスファンドであれば、プロの専門家(運用会社)がやってくれることもあり、毎月の投資上限額を減らさずにリバランスができるんです。
インデックスファンドやアクティブファンドでは、リバランスをするのに、投資上限額を使わなければいけないことを考えると、これもバランスファンドのメリットと言えますね。
以上のバランスファンドは、複数の金融商品を組み合わせていることや、プロの専門家が運用をしてくれることから、投資初心者でも安定した資産運用がしやすい投資信託になっています。
「どの投資信託を選べば良いか悩む・・・」という方には、バランスファンドは本当にオススメですよ!

つみたてNISAで積立投資をするときには、バランスファンドを選ぶのもありなんですね。

バランスファンドは色々な国の株式や債券などで組み合わされた投資信託だから、安定した資産運用がしやすいわ。
しかも、運用自体はプロの専門家がやってくれるから、投資をするのに時間も手間もかからないの。
だから、あなたのような投資初心者にはバランスファンドはかなりオススメの投資信託ね。
3.つみたてNISAで投資できるバランスファンドは限られている
ここで「バランスファンドはどうやって選ぶべきなのか?」という話の前に、1つ知っておいて欲しいことがあります。
それが「つみたてNISAで投資できるバランスファンドは限られている」ということです。
というのも、つみたてNISAで投資できるのは「金融庁が決めた条件をクリアした投資信託もしくはETF(上場投資信託)だけ」になっています。
金融庁が決めている具体的な条件は次の通りです。
- 販売手数料はゼロ(ノーロード)
- 信託報酬は一定水準以下(例:国内株のインデックス投信の場合0.5%以下)に限定
- 顧客一人ひとりに対して、その顧客が過去1年間に負担した信託報酬の概算金額を通知すること
- 信託契約期間が無期限または20年以上であること
- 分配頻度が毎月でないこと
- ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと
少し難しいですが、わかりやすく言うと「長期的に安定した資産運用ができるノーロードの投資信託かETF(上場投資信託)のみ」と言うことになります。
このような条件が決まっているため、投資できる投資信託の数も限定されているんです。
具体的な投資信託の数は次の通り。
参考:https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20170614-2/28.pdf
このように投資信託の数は限られており、この中に含まれているバランスファンドにしか投資することができないんです。
さらに、金融機関ごとでも、つみたてNISAで投資ができるバランスファンドの取扱い本数が異なっています。
金融機関ごとに取り扱っているバランスファンドの数は次の通りです。
金融機関名 | バランスファンド数 |
---|---|
楽天証券 | 70本 |
SBI証券 | 68本 |
マネックス証券 | 53本 |
松井証券 | 69本 |
野村證券 | 3本 |
大和証券 | 4本 |
三菱UFJ銀行 | 3本 |
みずほ銀行 | 1本 |
三井住友銀行 | 1本 |
ゆうちょ銀行 | 2本 |
このように、つみたてNISAを使って投資をするときには「どのバランスファンドにするか?」「それを扱っている金融機関はどこか?」といった金融機関選びも非常に大切になることを知っておいてくださいね(金融機関の選び方は後述します)。

つみたてNISAで投資できるバランスファンドって、金融庁によって数が決められているんですね。

そもそも、バランスファンドに限らず、つみたてNISAでは全体のルールとして、投資できる投資信託が決められているの。
だから、あなたも言ったように金融庁が決めた条件をクリアした投資信託にしか投資はできないわ。
ただ、逆に言えば、つみたてNISAで投資できるものは金融庁からのお墨付きをもらったものになるから、安心して投資がしやすいとも考えられるわね。

たしかに金融庁としても「お前らが決めた投資信託で、資産を増やせねーじゃねーか!」って言われたくないですもんね。。。
なんか、つみたてNISAで投資できるバランスファンドは信頼できそうですね!
4.つみたてNISAでのバランスファンドを選ぶときの3つのポイント
「バランスファンドのこともわかったけど、どうやって商品を選べば良いの?」
「私が選ぶべきバランスファンドはどれ?」
ここまで解説をして、バランスファンドの選び方が気になってきたかと思います。
そこで、ここからはバランスファンドをどのような基準で選べば良いのかを解説します。
選ぶときの基準としては次の3つです。
- 信託報酬(手数料)はできるだけ安いものを
- 債券が多すぎるものは選ばない
- トータルリターンにも注目しておく
それぞれについて詳しく解説していきます。
信託報酬(手数料)はできるだけ安いものを
バランスファンドを選ぶときには「手数料が安いもの」を選ぶことが重要です。
基本的に、投資信託への積立投資では「購入時手数料(買付手数料)」「信託報酬(運用管理手数料)」「信託財産留保額(解約手数料)」の3つがかかります。
このなかで、つみたてNISAで気をつけるべきなは「信託報酬(運用管理手数料)」です。
つみたてNISAで投資できる投資信託は「購入時手数料が無料」というルールを金融庁が決めています。また「信託財産留保額(解約手数料)」がかかる投資信託もほぼありません。
そのため、毎月のランニングコストでもある「信託報酬」をチェックしてください。

信託報酬は、投資信託を保有している間は、支払い続けるお金になります。
価格がどのように推移するか不確定でもある投資信託においては、確実に発生するコスト(=信託報酬)を安くすることが、20年後の結果に大きな影響を与えるんです。
例えば、信託報酬が違うA・B・Cの3つのファンドに対して、100万円を投資して、20年間積立投資をした場合、どのような結果が出るかを計算してみました。
- 信託報酬は「A=年率1.5%」「B=年率1%」「C=年率0.5%」
- 平均リターンは年率5%
比較内容 | Aファンド | Bファンド | Cファンド |
---|---|---|---|
信託報酬(年率) | 1.5% | 1.0% | 0.5% |
概算資産形成金額 | 199万円 | 219万円 | 241万円 |
20年間の差額(Cを基準) | ▲42万円 | ▲22万円 | - |
このように信託報酬の差が数%だったとしても、20年間という長期間投資をし続けると、これだけの影響が出るんです。
そのため、つみたてNISAでバランスファンドに投資するときには、できるだけ信託報酬が安いものを選んでください。
ちなみに、バランスファンドはインデックスファンドよりも手数料が高く、そこが唯一のデメリットだと言われています。
これはバランスファンドがリバランスなどの運用を専門家(運用会社)がやってくれるのが理由です。
ただ、つみたてNISAで投資できるのは金融庁が「信託報酬が一定利率以下の投資信託」と決めているため、信託報酬が安いものが多いことは知っておいてくださいね。
債券が多すぎるものは選ばない
次に「どのような組み合わせのバランスファンドを選ぶべきか?」ということについて。
これは、債券が多すぎるものは選ばないようにしてください。
バランスファンドは大きく「総合ファンド」「株式重視ファンド」「債券重視ファンド」の3つに分けることができます。
総合ファンドは株式と債券ファンドが半々のもの、株式重視・債券重視ファンドは、それぞれどちらかのファンドが多めになっているものを言います。
ここで大事なのが「債券重視ファンド」を選ばないようにすることです。
というのも、債券重視ファンドはリスクとリターンが低く、安定した資産運用がしやすい特徴があります。
ただし、バランスファンドは資産分散がされており、そもそもリスクが低くて安定した資産運用がしやすいものの、めちゃくちゃ大きなリターンも期待できないのです。
さらにプラスして、リターンが低い債券重視ファンドに投資をしてしまうと、最終的に大きな資産を作ることができず、目標金額を達成できない可能性が高くなります。
当サイトを監修していただいているファイナンシャルプランナーの方からも「つみたてNISAは最大20年間の非課税があるため、ある程度は高いリターンを狙っていくべき」というアドバイスをもらっています。
そのため、バランスファンドを選ぶときにも「総合ファンド」か「株式重視ファンド」を選ぶようにしてくださいね。
ちなみに債券重視ファンドは「債券重視型」「安定運用型」という名前がついていることが多いです。

ですので、それらのバランスファンドは選ばないようにしてくださいね。
トータルリターンにも注目しておく
最後にバランスファンドを選ぶときには「トータルリターン」もチェックするようにしてください。
トータルリターンとは「年間でどれだけの利益や損失が出ているか?」という割合のこと。
長期間に渡ってトータルリターンがプラスになっているほど、それだけ最終的な資産額に期待が持てるというわけです。
具体的に、楽天証券では次の場所でトータルリターンを見ることができます。

以下、参考までに、つみたてNISAで資産運用が可能な一部のバランスファンドのデータを紹介しておきます。
ファンド名 | 3年リターン(年率) |
---|---|
野村 インデックスF・内外7資産バランス・H型 | 5.57% |
三井住友・DC年金バランス50(標準型) | 5.79% |
eMAXIS バランス(8資産均等型) | 4.96% |
ダイワ・ライフ・バランス30 | 4.37% |
三井住友・DC年金バランス30(債券重点型) | 4.22% |
世界経済インデックスF | 4.11% |
特につみたてNISAのように長期間で資産運用をする場合、3ヶ月〜6ヶ月といった短期間のトータルリターンではなく、年単位でプラスのトータルリターンになっているファンドを選ぶようにしてください。
ただ、つみたてNISAは平成30年1月からスタートしたこともあり、商品によってはまだトータルリターンが表示されていないものもあります。
そのため「より確実なバランスファンドを選びたい」「過去のリターン(実績)も確認したい」という方は、実績が最低でも3〜5年はあるものを選ぶと良いですよ。
以上がつみたてNISAで投資するバランスファンドを選ぶときに大切なポイントです。
これらのポイントを踏まえて、バランスファンドを選べば、目標金額を狙いつつ、安定した資産形成をすることができますよ!

バランスファンドを選ぶときには「手数料の安さ」「債券重視のファンドを選ばない」「過去のトータルリターンの実績」が大事なんですね。

バランスファンドは資産分散がされているから、安定した資産運用がしやすいのは、何度も説明しているわね。
だからこそ、つみたてNISAでバランスファンドを選ぶときには、より多くの資産が作れることを意識して選ぶべきね。
5.管理人がオススメする4つのバランスファンドはコレ!
「バランスファンドの特徴、選び方はわかったけど、結局どれを選べば良いの?」
「ポイントがわかっても、選ぶのに自信がない・・・」
このような方のために、当サイトがオススメするバランスファンドを紹介します。
それが次の4つです。
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
- 野村-野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型
- 三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)
- 大和-ダイワ・ライフ・バランス50
これらのバランスファンドは、当サイトを監修していただいているファイナンシャルプランナーの方からのお墨付きをもらっているファンドです。
先ほど紹介した3つの選ぶポイントを踏まえて、各ファンドの特徴をまとめたのが次の表です。
ファンド名 | 信託報酬 | タイプ | トータルリターン | ||
---|---|---|---|---|---|
1年 | 3年 | 5年 | |||
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) | 0.17172%以内 | 総合 | -1.70% | – | – |
野村インデックスファンド・内外7資産バランス | 0.54%以内 | 総合 | -0.15% | 2.89% | 5.30% |
三井住友・DC年金バランス50(標準型) | 0.25% | 株式重視 | -1.59% | 2.61% | 5.44% |
ダイワ・ライフ・バランス50 | 0.22% | 株式重視 | -1.44% | 2.70% | 5.54% |
どのバランスファンドにするかを悩んでいる方は、この4つのなかから選ぶことをオススメしますよ!
補足:つみたてNISAではバランスファンドの1点買いでOK!
積立投資をするときには、ポートフォリオを組み、複数の投資信託を購入することで、資産分散をしたほうが良いと言います。
しかし、つみたてNISAを使って積立投資をするときには、1つのバランスファンドに投資するだけでOKです。
1つのバランスファンドを購入するだけ良い理由は、
- そもそもバランスファンドは複数の投資信託が組み合わされている
- つみたてNISAは年間の投資額が決まっており、複数の投資信託を購入するとリターンが小さくなってしまう
これらの理由から、バランスファンドの1買いで良いんです。
ちなみに、このやり方は当サイト監修のファイナンシャルプランナー方から教えてもらったやり方になっています。
ですので、投資初心者の方は、難しく考えることなく、バランスファンドの1点買いをしてくださいね。
管理人イチオシは「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」
では、この4つのなかなら、どれがオススメか?
管理人のイチオシは「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」です。
「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」は、バランスファンドの中では最もリスク資産に対して積極的に投資するが8資産型です。
具体的な資産分散のバランスは次の図を見てください。

ポイントとしては、海外(国際)の金融商品の割合が高く、またREIT(不動産)にも国内外合わせて25%も投資をしています。
そのため、バランスファンドでありながら、高いリターンを期待することができます。
とはいえ、決して値下がりしやすいわけではありません。
日本の株式市場の動きに連動する「ニッセイ TOPIXインデックスファンド」と比べると「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」は上昇率も下落率も小さくなっています。
また、4資産型や6資産型と比べても、値下がりする確率に大きな差がないにも関わらず、値上がりする確率が高いので、最終変動率もマイナス幅が小さくなっています。
さらに他のバランスファンドと比べても、手数料(信託報酬)はかなり安いため、長期的な資産運用にも向いている商品になっています。
強いていうなら、つみたてNISAにおけるトータルリターンは1年目までしか出ていないですが、トータルリターンは順調に伸びてきているので、今後も伸びていくことが予想できます。
当サイト監修のファイナンシャルプランナーの方からも「バランスファンドの中で1つを選ぶなら、コレ!」とオススメしてもらいました。
ですので、どのバランスファンドにすべきか決めきれない方であれば、「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」を選ぶことをオススメしますよ!

バランスファンドのなかで1つ選ぶなら「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」が良いんですね。

「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」は信託報酬も安く、高いリターンも期待できる資産分散バランスになっているから、つみたてNISAではイチオシね。
まだトータルリターンが1年しか出ていないけど、これから成長していくのに、十分期待することができるファンドよ。
どうしても1つに絞りきれないのであれば、「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」を選んでつみたてNISAをスタートすることをオススメするわ。
6.オススメのバランスファンドを取り扱っているのはネット証券!
最後に、つみたてNISAをやるときには、金融機関で専用の口座開設をする必要があります。
ここで大事なポイントになるのが、「あなたが投資したいバランスファンドを取り扱っているか?」ということ。
先ほども解説したように、つみたてNISAを使って投資できる投資信託は限られていますが、金融機関ごとでも投資できるファンドの数は全然違うんです。
そのため、あなたが投資したいバランスファンドを取り扱っている金融機関で専用口座を開設しなければ、そのファンドに投資できません。
どの金融機関で専用口座を開設するかは超重要ってことですね!
それを踏まえて、つみたてNISAの専用口座は「ネット証券」で開設することをオススメします。
ネット証券をオススメする理由としては次の5つです。
- つみたてNISAでの取り扱い投資信託数が多い
- 最低100円から積立投資をスタートできる
- 手数料(信託報酬)が安いファンドが多い
- 投資できるタイミングの自由度が高い
- 会社独自のサービス内容が充実している
これらの理由からネット証券を選ぶべきなんです。
もちろん、先ほど紹介した4つのオススメのバランスファンドは、ネット証券であれば、すべて取り扱っていますよ。
ですので、つみたてNISAを使ってバランスファンドに投資をするときには、ネット証券で口座開設をすることをオススメします!
楽天証券かSBI証券でつみたてNISAをスタートしよう
「じゃあ、ネット証券のなかではどれが良いの?」
「サービス内容が充実しているネット証券はどこ?」
投資初心者であれば、ネット証券の違いがわからない方もいるはずですので、管理人がオススメする会社を紹介します。
管理人がイチオシするネット証券は「楽天証券」と「SBI証券」です。
この2社の特徴を簡単に解説していきます。
投資額に応じてポイントが貯まって超おトク!「楽天証券」
まず、管理人がイチオシするのが「楽天証券」です。
楽天証券は投資信託の取り扱い本数が業界トップクラスです。
そのため、あなたが希望するバランスファンドもほぼ100%取り扱っています。(もちろん、先ほど紹介した4つのオススメファンドもあります)
そして、最大の魅力は「楽天カードの支払いで、投資額100円に付き、楽天スーパーポイントが1ポイント貯まる」ということ。
例えば、つみたてNISAで毎月33,000円ずつ投資をした場合だと「33,000円×1%=330ポイント」、1年間だと「330ポイント×12ヶ月=3,960ポイント」もポイントが貯まるわけですね。
積立投資で、こんなにポイントが貯まる会社は他にはありません!
貯めたポイントは楽天市場で「1ポイント=1円」で使えるだけでなく、楽天証券で投資信託を購入するのにも使うことができます。
つまり、1年間でさらに3,960円ずつ積立投資ができちゃうってことですね。
他にも楽天銀行との連動で預金金利が上がる「マネーブリッジ」や、楽天版の日経新聞の情報サービスを無料で読めたり、投資するお金の自動引き落としができる銀行口座数が業界トップだったりと、サービスが充実。
これまでは、SBI証券とサービスに大きな差がなかったのですが、投資額に応じてポイントが貯まるようになったことで、圧倒的にオススメの会社になりました。
ですので、これからつみたてNISAを使って積立投資を始めようと考えている方は、楽天証券で口座開設することをオススメしますよ!
国内株式個人取引シェアは業界No.1の「SBI証券」
もう1つオススメの会社が「SBI証券」です。
SBI証券は国内株式個人取引シェアは業界No.1!であり、高い人気と実績を誇る会社です。
SBI証券の一番の魅力は、投資するタイミングを5つのコースから選ぶことができること。
5つのコースには「毎日・毎週・毎月・隔月・複数日」があり、好きなタイミングで積立投資をすることができるようになっています。
そのため、あなたが希望する投資がしやすい会社だと言えます。
また、投資信託の残高に応じてポイントが貯まる「投信マイレージサービス」は、他の会社にもある残高でポイントが貯まるサービスと比べても、ポイント還元率は高いです。
(ただし、ポイントサービスということで考えると、圧倒的に楽天証券の方がポイントを貯めやすくなってしまいましたけどね。)
このようにSBI証券はサービス内容が充実しているため、人気と実績を重視して会社を選びたい方にはオススメですよ!

つみたてNISAで積立投資をするときには、口座開設をする金融機関の選び方も大切になるんですね。
正直、どこでも良いと思っていました(笑)

どこでも良いってのは、大間違い。
つみたてNISAで投資できるバランスファンドの種類は、金融機関ごとに全然違うの。だから、あなたが投資したいバランスファンドがある金融機関で口座開設をしなさい。
ちなみに、私のオススメは「楽天証券」ね。
ここは投資額に応じてポイントも貯まるから、他の会社よりもはるかにおトクなの。
だから、どこにするか悩むなら、楽天証券を選んでおけば間違いないわよ。
7.まとめ
このページではつみたてNISAで投資するバランスファンドについて解説をしました。いかがでしたでしょうか?
バランスファンドは日本・海外の株式や債券が組み合わされた投資信託のため、安定した資産運用がしやすい商品です。
また、リバランスなどの運用をプロの専門家(運用会社)がやってくれるため、専門的な知識も必要なく、時間も手間もかかりません。
そのため、投資初心者にはオススメの投資信託なんです。
このバランスファンドは「手数料」「債券重視のものを選ばない」「トータルリターン」を意識して選ぶことが大切。
ちなみに、管理人のイチオシは「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」ですので参考にしてくださいね。
そして、バランスファンドを選ぶときには、口座開設をする金融機関にも注意が必要。
基本的には、投資信託の取り扱い本数が多いネット証券で開設するのが鉄則で「楽天証券」「SBI証券」のどちらかで口座開設をすれば間違いありませんよ!
バランスファンドに投資をすること、老後などの将来のために必要な資産を作っていってくださいね。
つみたてNISAではバランスファンドが良いって聞いたんですけど、どうなんですか?僕にオススメの商品なんですかね?