積立投資ではインデックスファンドを複数組み合わせるのが王道

積立投資とは、毎月投資信託を一定金額ずつ継続して購入しながら資産運用することを言い、投資初心者や手元にまとまったお金が無い人でも取り組みやすい投資になります。

この毎月購入する投資信託には、主に「インデックスファンド」と呼ばれる投資信託と「アクティブファンド」と呼ばれる投資信託があり、自分がどのようにお金を増やしていきたいのかといった投資目標によって購入するべき投資信託が異なる特徴があります。

とはいえ、「積立投資」をはじめ、「インデックスファンド」「アクティブファンド」のことをよく知らなければ、どのように投資したらよいのか分からないだけでなく、最初から投資をする気になどなれないのは当然のことと思います。

そこで本記事では、積立投資で購入する「インデックスファンド」や「アクティブファンド」の特徴を解説し、そもそもどのように積立投資で資産運用していくのが良いのかといったことについて分かりやすく解説していきます。

1. インデックスファンドとは?

インデックスファンドとは、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)といった指数に連動した資産運用をする投資信託のことを言います。

たとえば、日経平均株価が1,000円上昇したとすると日経平均株価に連動したインデックスファンドの基準価額も1,000円上昇するといったように値動きが連動することになるため、日々の変動を把握しやすいメリットがあります。

通常、株式市場の状態が好調で日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)が上昇している時ほどインデックスファンドの利益も得やすくなるほか、大まかな利益のプラスマイナスは、毎日のテレビニュースで確認することができるため気持ち的にも余裕が持てる投資信託と言えます。

2. インデックスファンドの3つのメリット

インデックスファンドの仕組みが分かったところで、本項ではインデックスファンドの3つのメリットについて解説していきます。

自分のニーズに合わせた投資をしやすい

インデックスファンドの1つ目のメリットは、「自分のニーズに合わせた投資をしやすい」ことがあげられます。

たとえば、「大きなリターンを狙いたい」のであれば「成長株型」「小型株中心型」といった株式構成で投資信託を購入していきます。

同じ様に「優良企業の株式でできるだけ安全に資産運用したい」のであれば「インデックス型」「大型株中心型」などが適しているでしょう。

何か意図としている業種や業界があるのであれば「業種別インデックス型」「テーマ株型」などが向きと考えられます。

投資信託を販売している多くの会社のホームページなどでは、投資信託の詳細を紹介しているため、自分のニーズに合わせた投資信託が探しやすいと思われます。

手間を掛けずに運用することができる

インデックスファンドの2つ目のメリットは、「手間を掛けずに運用することができる」ことがあげられます。

積立投資でインデックスファンドを購入し続ける場合は、極端な表現ではありますが、「ほたらかし」で基本的には問題ありませんので、忙しい社会人の皆さんや投資初心者の方が投資をするのには打ってつけの投資方法であることは間違いありません。

ただし、ご自身が積立投資を始める際に決めた投資目標と大幅にずれていないかを年に2回程度確認しておくことは大切になります。これを「リバランス」と言います。

リバランスとは、積立投資で購入した投資信託のバランス(投資比率)を、調整することを言い、積立投資で安定した運用益を得るためには欠かすことのできない確認作業になります。

リバランスにつきましては、同サイト内でイメージ図付きで詳しく解説している記事がありますので、そちらを参考にされることをおすすめ致します。

参考 積立投資におけるリバランスとは?方法とタイミングを解説

信託報酬を安く抑えることができる

インデックスファンドの3つ目のメリットは、「信託報酬を安く抑えることができる」ことがあげられます。

そもそも信託報酬とは、自分のお金を運用して増やしてもらうために支払う報酬のことを言い、インデックスファンドの信託報酬は、アクティブファンドの信託報酬よりも安い特徴があります。

【参考】インデックスファンドの信託報酬(2017年3月末日現在)

外国株式インデックス

インデックスファンド

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 0.216%
ニッセイ-〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.216%

アクティブファンド

三菱UFJ国際-三菱UFJ米国配当成長株ファンド
<為替アクティブヘッジ> (愛称:ザ・レジェンド)  1.782%
One-MHAMグローバル・アクティブ・オープン 1.674%

国内株式インデックス

インデックスファンド

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内株式インデックス 0.1944%
One-たわらノーロード TOPIX 0.1944%

アクティブファンド

三菱UFJ国際-日本株アクティブ・ファンド(愛称:凄腕) 1.62%
JPM-JPM中小型株・アクティブ・オープン 1.6524%

信託報酬の計算例として、仮に基準価格10,000円(1万口あたり)の投資信託を100万口持っていた場合で、インデックスファンドの信託報酬「年0.216%」とアクティブファンドの信託報酬「年1.782%」の信託報酬でどれくらい差が出るのかを計算した結果が以下の通りです。

インデックスファンド/10,000円×100万口×0.216%=2,160円
アクティブファンド/10,000円×100万口×1.782%=17,820円

1年間の信託報酬に15,660円もの差が生じる結果となりました。
単純計算となりますが、10年間だと156,600円、20年間だと313,200円もの差が生じてしまうことから、積立投資のように長期間に渡って資産運用する場合はロスが大きくなってしまうことが明らかです。

アクティブファンドは、インデックスファンドに比べて高い利回りを期待することもできますが、将来の投資結果は残念ながら誰にも予測することはできません。

そのため、投資信託を保有している以上、確実にコストとしてかかる信託報酬が安いということは、長期的な積立投資・資産形成をするうえでは、ロスを低くすることができることに繋がり、結果として大きなメリットと言えます。

3. インデックスファンドとアクティブファンドを比べてみた

インデックスファンドとアクティブファンドの違いを比較表としてまとめたものが以下の通りです。本項では、比較表の内容を下に細かな内容について個別に解説を進めていきます。

インデックス投資 アクティブ投資
(インデックス投資以外の投資)
別名 パッシブ運用 アクティブ運用
投資方針 インデックスと連動したリターンを目指す
例:日経平均と連動したリターン
インデックス以上のリターンを目指す
orもしくはインデックスを意識しない
例:日経平均を上回るリターン
投資できる資産 全て 全て
運用方法 選んだインデックスをもとに機械的に運用 専門家がインデックスを上回るように手動で運用
得られるリターン ・選んだインデックスしだい
・インデックスと同水準のリターン
・選んだ商品しだいで
・インデックスを上回るリターン
(もしくは下回るリターン)
メリット ・低コストで、手間なく運用できる
・資産配分の設計がしやすい
・投資判断するためのデータが豊富
・投資商品が豊富
・ホームランの可能性がある
・面白みがある
デメリット ・投資商品が少ない
・ホームランは狙えない(地味)
・運用の手間とコストがかかる
・市場平均を大きく下回る可能性がある
・資産配分の設計がしにくい
投資商品数 ・インデックス投信:約450本
・ETF:約280本
・株式/債券/J-REITの個別銘柄:約5,000銘柄
・アクティブ投信:約3,000本

インデックスファンドは大きなリターンは期待できないといわれているが・・・

一般に、インデックスファンドはベンチマークと呼ばれる目標に対して機械的に運用されるファンドであることから、派手さはない一方で安定した資産運用ができる特徴があります。

逆にアクティブファンドは、ファンドマネージャーと呼ばれる投資の専門家が投資指標となるインデックスを上回ることを目指して資産運用される仕組みになっています。

そのため、一般論としてインデックスファンドはアクティブファンドに比べて大きなリターンは期待できないといわれています。

しかしながら、実際にここ数年間の投資結果では、アクティブファンドよりもインデックスファンドのほうが最終的な利回りは優れている結果になっています(アクティブファンドでインデックスファンドを上回っているものは3割程度しかない)。

つまり、インデックスファンドに比べてアクティブファンドは、「儲かる」という考えは必ずしも正しいとはいえないと考えることができ、インデックスファンドでも充分なリターンを期待することができると考えることができます。

もちろん、アクティブファンドの方が大きな成果を残すことができているファンドもあることから、一概にアクティブファンドが悪いとは言い切れませんが、自分自身の投資や投資信託に対する知識や経験を判断した上でどちらのファンドを選ぶべきか意思決定することが望ましいでしょう。

投資初心者はインデックスファンドを選ぶべき!

先ほども紹介したように、投資信託における実際の運用成績ではアクティブファンドよりもインデックスファンドの方が優れていることが多い傾向があります。

また、アクティブファンドは、常に基準価額の変動などをチェックしなければいけなかったり、信託報酬が高かったりと、投資初心者が手を出すにはハードルが高い投資信託であることは確かです。

このような理由から「長期的に安定した資産形成を考えている方」「投資についての知識・経験がまだ少ない方」「投資にそこまで時間をかけられるわけではない方」などの条件にあてはまるのであれば、インデックスファンドを選ぶべきです。

併せて積立投資を初めて行う投資初心者の皆さんが、子供の教育費や老後のための資産形成をするといった投資目的で始めるのであれば、尚更、アクティブファンドよりもコストが低く安定した資産運用が行える「インデックスファンド」を選ぶべきと考えることができます。

4. 各資産クラス別のおすすめインデックスファンド

最後に、管理人がオススメする国内・海外の株式・債券インデックスファンドを紹介していきます。銘柄選びの参考としてお役立てください。

★海外株式:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
「Fund of the Year 2014・2015・2016」で1位に選ばれた人気のインデックスファンド。信託報酬も大幅に下がり、先進国株式のなかでは最安値となったのも特徴。実際に2013年12月10日から3年で約320億円と大きく資産を集めており、かなり人気が高い。これ一本で日本を除く先進国株式に分散投資ができるのも大きなメリット

★国内株式:<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
トヨタ自動車、三菱UFJファイナンシャルグループ、NTT、ソフトバンクグループ、KDDIなど日本の大手会社にまとめて投資することができる。2度の手数料の引き下げでついに信託報酬が0.1944%まで引き下げられているので、運用コストも節約できる。「Fund of the Year2016」では第9位であり、人気も高い。

★海外債券:eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
シティ世界国債インデックス(除く日本)をベンチマークとする信託報酬の低いインデックスファンド。類似ファンドのコストにあわせて常に信託報酬を最安にする方針。純資産が多くなると更にコストが下がる仕組みなので、事実上、信託報酬最安。

★国内債券:eMAXIS国内債券インデックス
NOMURA-BPI総合をベンチマークとするインデックスファンド。100%国内債券で運用。eMAXIS Slim 先進国債券インデックスと同じく、類似ファンドのコストにあわせて常に信託報酬を最安にする方針。純資産が多くなると更にコストが下がる仕組みなので、長期的にみると信託報酬最安となる可能性が高い。

積立投資の銘柄を決める前に「何年後にいくら必要なのか?」といった投資目標をあらかじめ決めておくことが前提となります。そして、その投資目標を達成するために、どのような資産配分にするのかといった投資戦略(アセットアロケーションと言います)を取っていくのか意思決定する必要があります。

仮にインデックスファンドでより多くの利益を得るための資産運用をしたい場合は、株式に投資比率や新興国に投資する比率を多めに設定するなどの工夫が必要となります。

一方、安定した資産運用をしたいと考えている場合は、債券を中心としたアセットアロケーションを選ぶのも一策でしょう。このようなタイプの投資信託を「債券型」や「公社債投資信託」と言い、株式が一切組み入れられていない特徴を持った投資信託になります。

「債券型」や「公社債投資信託」は、安全性が高く、ローリスク・ローリターンな特徴があり、主に「投資信託の元本割れリスクを避けたい方」「積立投資のような長期で運用したいと考えている方」「安定的に投資信託の分配金を受け取りたいと考えている方」向けの投資信託と言えます。

5. まとめ ~積立投資にはインデックスファンドがオススメ!長期的な投資にむいている~

積立投資を行う上で「インデックスファンド」が長期的な資産運用に向いていることがご理解できたと思います。以下、本記事の要点をまとめます。

  • 積立投資をするときにインデックスファンドを選択肢の1つに入れる
  • インデックスファンドは、自分のニーズに合わせた投資をしやすい
  • インデックスファンドは、手間を掛けずに運用することができる
  • インデックスファンドは、信託報酬を安く抑えることができる
  • インデックスファンドは、年に数回のリバランスで安定した長期運用ができる

積立投資で運用益をより確実にあげるためには、積立投資の銘柄を決める前に「何年後にいくら必要なのか?」といった投資目標をあらかじめ決めておくことが大切です。

そして、その投資目標を達成するために、どのような資産配分にするのかといった投資戦略(アセットアロケーションと言います)を取っていくのか意思決定します。

この投資戦略であるアセットアロケーションは、1つのインデックスファンドを購入すれば良いわけではなく、「複数のインデックスファンドを組み合わせて購入する」のが鉄板(王道)なのです。

積立投資で成功を収めたいとお考えの方は、毎月の一定金額購入する範囲内で複数のインデックスファンドを購入してみることをおすすめします。

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