「40代からでも老後のための資産形成は間に合うの?」
「40代で積立投資を始めると、どれくらいの資産ができるの?」
「40代は積立投資で、どんな運用をすべき?」
40代は働き盛りであり、ある程度の給料も手にできているはずです。
一方で、住宅ローンの返済や子供の教育資金など、毎月多くの支払いがある世代でもあります。
きっと、多くの40代の方が自分のことを後回しにして、家族や家計を支えられているのではなないでしょうか?
しかし、そのような毎月の支払いが多い40代であっても、今から老後のための資産形成をしていかなければいけません。
むしろ、今が老後のために資産形成をして「でも、どうやって資産形成をしていいかわからない・・・」「投資などに使えるほど、お金に余裕がない・・・」という方も多いはず。
そこで、このページでは40代を対象に、老後の生活資金を少額かつ長い時間をかけて増やしていく「積立投資」について解説していきます。


40代になってからでも老後のための資産形成は可能よ。
ただ、40代がラストチャンスと考えても良いわね。それ以降だと、老後までに時間がなく、十分な資産を作ることはできないの。
あとは、40代で積立投資をするときには気をつけなければいけないこともあるわ。
ここでは40代で積立投資をする方法や気をつけるべきことについて教えていくわね。
1.40代は将来を見据えて資産形成をするラストチャンス!
40代は老後のための資産形成をし始めるラストチャンスです。
というのも、今の時期からコツコツ資産形成をしていかなければ、60〜65歳以降の老後の生活費を準備するのには間に合わないからです。
そもそも、40代は収入がそれなりに安定する年代である一方で、支出が大きくかさむ年代でもあります。
そのため、老後の資産形成まで手が回らない方も多いはず。
しかし、先行き不透明な経済状況や、年金制度の崩壊などがささやかれるなかで、「年金」だけをあてにして老後の生活を送るのは難しくなっています。
当サイトを監修していただいているファイナンシャルプランナーの方からも「今の40代よりも若い世代は、老後の生活費を年金だけで暮らすことは、ほぼ100%不可能だと考えておいたほうが良い」とおっしゃっていました。
そのため、できる限り早い時期から年金だけに頼らない、老後のための資産形成をする必要があるんです。
内閣府が平成27年6~7月でおこなった「国民生活に関する世論調査」では55.7%もの人が老後の生活について不安や悩みを感じているという統計データがでています。
つまり、40代の多くの方が、老後のための資産形成に不安を感じていたり、ぼんやりと「なんとかしなきゃ。。。」と思っていたりするということですね。
このように、安心して老後の生活をするためにも、なるべく早いタイミングから少しずつでも資産形成をしていくことが大切だと知っておいてくださいね。

40代は老後のために資産形成をするには「ラストチャンス」なんですね。

老後のための資産っていうのは、すぐに用意できるものじゃないの。
だから、65歳までにお金を作ることを考えると、40代ってのが時間的にギリギリのラストチャンスだってことを知っておきなさい。
2.貯金(定期預金)では老後のための資産を確保するのは難しい
では、どうやって老後のための資産形成をするのか?
きっと、40代の方に「老後の資産形成をするとしたら、どのような方法でしますか?」と質問すると、おそらくその多くが「貯金・貯蓄」と答えるはずです。
事実、野村アセットマネジメント株式会社が発表した統計情報では、次のような結果が出ています。
参考:https://www.nomura-am.co.jp/nisa/common/pdf/20161025_99C8CF1A.pdf
このように、ほとんどの方が、貯金や定期預金で資産形成をしようと考えています。
しかし、貯金(定期預金)では、老後に必要な資産を作ることはできないんです。
この理由は「金利の低さ」にあります。
今のメガバンク(三菱UFJ銀行やみずほ銀行など)の定期預金の金利は0.01%です。
はっきり言って、この0.01%という金利は超低いです。
例えば、毎月1万円・3万円・5万円を65歳まで定期預金(金利0.01%)で貯めた場合、いくらまでお金を貯めることができるのか?
具体的に計算をしてまとめたのが次の表です。
貯金をはじめる年齢 | 毎月の貯金額 | ||
---|---|---|---|
10,000円 | 30,000円 | 50,000円 | |
40歳 | 3,003,741円 | 9,011,222円 | 15,018,703円 |
41歳 | 2,883,447円 | 8,650,340円 | 14,417,234円 |
42歳 | 2,763,165円 | 8,289,495円 | 13,815,825円 |
43歳 | 2,642,895円 | 7,928,685円 | 13,214,476円 |
44歳 | 2,522,637円 | 7,567,912円 | 12,613,187円 |
45歳 | 2,402,392円 | 7,207,175円 | 12,011,958円 |
46歳 | 2,282,158円 | 6,846,474円 | 11,410,789円 |
47歳 | 2,161,936円 | 6,485,808円 | 10,809,681円 |
48歳 | 2,041,726円 | 6,125,179円 | 10,208,632円 |
49歳 | 1,921,529円 | 5,764,586円 | 9,607,644円 |
※計算の都合から受取利息から差し引かれる税金は考慮していません。
仮に40歳から65歳まで毎月50,000円ずつ貯金できたとすると、約1,500万円までは資産を作れることがわかります。
しかし、40代というのは、住宅ローンや子どもの教育費などを支払わなければいけません。
そのため、ほとんどのご家庭では、毎月50,000円ずつ貯金していくことは、かなり厳しいのではないでしょう?
さらに、65歳から平均寿命(男性:83.14歳、女性:88.47歳)までの生活に必要な資金は「年金を除いて夫婦で2,000万円」と言われています。
ですので、40〜65歳まで毎月50,000円ずつ貯金をしても、あと500万円はお金が足りないんです。。。
もちろん、人によっては「2,000万円もいらない」と考えるかもしれませんが、豊かな老後生活を送りたいのであれば、2,000万円をひとつの目標にすべきです。
このようなことから
- 貯金だけでは40代から老後の資産形成はできない
- 40代から2,000万円の資産を、貯金以外の方法で作らなければいけない
ということを知っておく必要があるんです。

40代だと貯金するだけじゃあ、老後に必要なお金ってのは用意するのが難しいんですね。

今は定期預金の金利がとても低いから、毎月5万円以上は貯金をしないと、老後に必要なお金を作るのは難しいの。

毎月5万円以上ですか、、、それもかなりハードルが高いですね。。。

40代というのは住宅ローンや、子供の教育資金の支払いがあるから、ほとんどの方が、毎月5万円以上貯金するのは難しいはず。
だからこそ、貯金ではなく、積立投資などの方法で資産形成をしていく必要があるのよ。
3.40代にオススメの比較的安定した3つの資産形成方法
では、40代から老後のための資産形成をするには、どのような方法があるのか?
管理人がオススメするのは次の3つです。
- 個人向け国債への投資
- 個人年金保険の利用
- 積立投資
これらの資産形成方法をオススメするのは、安定した資産運用ができるからです。
というのも40代から資産形成をするときには、株式投資やFXなどのハイリスク・ハイリターンな方法を選ぶべきではありません。
万が一、ハイリスク・ハイリターンの投資に失敗をしてしまうと、老後の生活が全くできないほど、資産を失ってしまう可能性があるからです。
ですので、40代で資産形成をするときには「リスクを抑えつつ、比較的安定した資産形成」をしていくことを意識してください。
それを踏まえて、オススメするのが先ほど紹介した3つの資産形成方法です。
それぞれがどのような特徴があるのかを簡単に解説して行きますね。
個人向け国債への投資(オススメ度:★★☆☆☆)
「個人向け国債」とは、国が発行する債券に投資することを言います。
わかりやすく言うと、私たち個人の投資家が、国の借金を肩代わりすることで、一定期間が経つと、利子を付けてお金を返してもらえる資産形成方法です。
債券というのは「借金を肩代わりしたよ〜」という証明書のようなものですね。株式であれば株券にあたります。
主に銀行や証券会社で購入(投資)することができます。
個人向け国債は、途中で解約(償還)しない限り、元本保証となっています。(元本保証というのは「購入したお金は必ず戻ってくるよ」ということです)
そのため、安定した資産運用をすることができるんです。
ただし、日本債券(国債)は安定して運用できるものの、利率が低いため、目標とする資産形成を達成できない場合があります(銀行の定期預金よりは金利は高いですが。。。)
ですので、個人向け国債に投資をしたとしても、老後のための資産を作れない可能性もあることを知っておいてください。
個人年金保険の利用(オススメ度:★★★☆☆)
「個人年金保険」とは、生命保険会社が取り扱っている貯蓄性の高い生命保険のこと。
ほとんどの個人年金保険は、契約で決まっている満期日まで保険料を支払い続けることで、満期になったときに掛け金以上のお金を受け取れるものになっています。
先ほど紹介した「個人向け国債」と同じように、中途解約しない限り、プラスの効果が得られる資産形成方法です。
さらに個人年金保険に掛けた保険料は、生命保険料控除として所得税や住民税を軽減させる効果があります。
また、国税庁が認めている「税制適格要件(ぜいせいてきかくようけん)」に該当する保険契約の場合、唯一、個人年金保険だけに認められている控除(個人年金用)を適用することも可能です。
つまりは、、、節税効果もあるということですね。
ちなみに、個人年金に加入する場合、「保険料建」と「保険金建」という2つの方法があり、自分の希望によって保険料設定が異なっている点も押さえておきたいポイントです。
保険料建とは、たとえば、月々1万円までや2万円までなど、掛けられる金額があらかじめ決まっている場合に利用しやすい方法です。
保険料建は、毎月無理なく保険料を掛け続けていけるメリットがある一方で、掛け金が少ない場合は目標金額に届きにくいデメリットがあります。
一方、保険金建とは、老後の生活資金として3,000万円用意するなどの目標金額を決定することで保険料が決定する仕組みになっています。
保険金建は、年齢や掛け続ける期間によって保険料の違いがあるものの、大きな目標金額を設定すると毎月の保険料は高くなってしまう特徴があることを知っておいてくださいね。
積立投資(オススメ度:★★★★★)
「積立投資」は毎月一定額の投資信託を購入する投資方法です。
投資信託は、国内外の株式や債券などを詰め合わせた金融商品で、投資家から集めたお金をファンドマネージャーと呼ばれるプロの専門家が運用し、その運用結果に応じて分配金を受け取る仕組みになっています。
投資信託への積立投資をすることで、先ほど紹介した2つの方法と比べて、より大きな資産を作ることができます。
そのため、2,000万円ほどの資産形成を目標とするときには、積立投資が一番可能性が高い方法なんです。
ここで「投資だと最初からまとまったお金が必要じゃないの?」と考えるかもしれませんね。
しかし、積立投資はインターネットを利用したネット証券であれば、最低100円から投資することができます。
ですので、住宅費や教育費などの支出が多い40代であっても積立投資をはじめやすく、続けやすい資産形成方法なんです。
1つ注意すべきこととしては、積立投資はあくまでも「投資」ですので、元本保証ではありません。他の2つの方法と比べると、損をする可能性もあります。
ただ、積立投資で購入することができる商品には、ハイリスク・ハイリターンの投資信託(ファンド)もあれば、ローリスク・ローリターンのものもあることから、自分の目標や考えに沿った商品を選んで資産形成ができるんです。
そのため、積立投資はより安定した資産運用をすることができます。
さらに他の2つの方法よりも、大きな資産形成をすることができるため、40代から老後の資産を作りたいのであれば、管理人は積立投資をイチオシしますよ。
ちなみに、「つみたてNISA」や「iDeCo」といった投資制度を使って、積立投資をすることで、積立投資で生じた利益に税金がかからないようにすることもできます。
資産形成をしながら、節税効果もあるというのは大きなメリットですね。
なお、お金に余裕がある方は、先ほど説明した「個人向け国債」や「個人年金保険」と組み合わせて分散投資すれば、さらに安定した資産形成が可能です。
個人向け国債や個人年金保険は、資産運用をしながら確実にお金が増える「守り」の運用方法です。
これに対して積立投資は購入する商品によるものの、お金をより増やすための「攻め」の運用方法となります。
守りと攻めのバランスを考えながら、資産運用をすることで、安定かつ低リスクで大きなお金を手に入れることができる可能性が高くなることを知っておいてくださいね。

40代から資産形成をするときには「個人向け国債」「個人年金保険」「積立投資」のどれかを選ぶべきなんですね。

40代から資産形成をするときには、資産を作ることだけでなく、安定して運用できるかも考えるべきよ。
ただ、国債や保険は安定性が高いものの、資産はあまり増えず、老後に必要な資産を作れない可能性もあるの。
だから、私は「積立投資」をイチオシするわ。
積立投資であれば、安定した資産運用をしながら、老後のための資産も作ることができるからオススメなのよ。
4.40代から積立投資をはじめた場合、どれくらいの資産形成ができるか計算してみた
では、実際に40代から積立投資を始めた場合、どれくらいの資産を作ることができるのか?
仮に40代から65歳まで、毎月30,000円と50,000円ずつ積立投資をした場合の資産形成額を計算してみました。
具体的には次の表を見てください。
65歳まで毎月30,000円ずつ積立投資をした場合
積立をはじめる年齢 | 毎月の積立額 | ||
---|---|---|---|
1.00% | 3.00% | 5.00% | |
40歳 | 10,220,103円 | 13,380,235円 | 17,865,291円 |
41歳 | 9,760,396円 | 12,631,058円 | 16,645,319円 |
42歳 | 9,305,261円 | 11,903,995円 | 15,484,726円 |
43歳 | 8,854,653円 | 11,198,393円 | 14,380,620円 |
44歳 | 8,408,526円 | 10,513,620円 | 13,330,254円 |
45歳 | 7,966,837円 | 9,849,060円 | 12,331,010円 |
46歳 | 7,529,541円 | 9,204,116円 | 11,380,401円 |
47歳 | 7,096,595円 | 8,578,210円 | 10,476,061円 |
48歳 | 6,667,954円 | 7,970,780円 | 9,615,736円 |
49歳 | 6,243,577円 | 7,381,280円 | 8,797,284円 |
65歳まで毎月50,000円ずつ積立投資をした場合
積立をはじめる年齢 | 毎月の積立額 | ||
---|---|---|---|
1.00% | 3.00% | 5.00% | |
40歳 | 17,033,505円 | 22,300,391円 | 29,775,485円 |
41歳 | 16,267,326円 | 21,051,763円 | 27,742,199円 |
42歳 | 15,508,768円 | 19,839,991円 | 25,807,876円 |
43歳 | 14,757,755円 | 18,663,989円 | 23,967,701円 |
44歳 | 14,014,211円 | 17,522,700円 | 22,217,089円 |
45歳 | 13,278,062円 | 16,415,100円 | 20,551,683円 |
46歳 | 12,549,235円 | 15,340,194円 | 18,967,336円 |
47歳 | 11,827,658円 | 14,297,017円 | 17,460,101円 |
48歳 | 11,113,257円 | 13,284,634円 | 16,026,226円 |
49歳 | 10,405,961円 | 12,302,133円 | 14,662,140円 |
例えば、40歳から65歳までの25年間に毎月30,000円ずつ投資をして、利回り1%という低リスクの投資信託を購入し続けた場合、期待できる最終的な金額は約1,020万円となりますね。
表の1%や3%というパーセンテージは、積立投資における利回りを表しており、利回りは高ければ高いほど、リスクも高くなる特徴があります。
あくまでも目安となりますが、利回りのパーセンテージによって積立投資のタイプを以下に大まかに紹介します。参考としてくださいね。
- 利回り1%~3% 低リスク
- 利回り3%~5% 標準リスク
- 利回り5%~8% 高リスク
なお、利回りが8%を超える場合は、リスクが高すぎるため、購入する投資信託を見直すことを強くオススメします。
というのも、何度も言っていますが、40代はリスクが高すぎる資産運用は避けるべきだからです。
上記の利回りとリスクの関係を参考にしながら、購入する投資信託を考えてみてくださいね。
このように40代から資産形成を始めることができれば、ローリスク・ローリターンであっても、老後に必要な金額を十分作ることができるんですよ。

40代から積立投資を始めると、十分資産を作ることができることがわかりました!

積立投資は時間をかければ、確実に資産を増やしていくことができるの。
だから、毎月30,000円でも良いから、コツコツと投資をしていくことで、老後のための資産形成をしていくべきってことね。
5.40代からの積立投資では毎月いくら投資に回せば良いのか?
「40代から積立投資をするときにはいくら投資をすればいいの?」
「無理にでもお金を出して投資をするべきなの?」
40代というのは、生活費に加えて、住宅ローンや子供の教育費など、いろいろなことにお金がかかるタイミングでもあります。
では、毎月いくら投資をするべきなのか?
結論としては、次の2つを考えて投資額を決めてください。
- 老後の目標金額を達成できるだけの金額
- 毎月投資をし続けられるだけの金額
基本的な考えとしては「老後の目標金額を達成できるだけの金額」を考えて、投資額を決めるようにしてください。
そのためにも、老後いくら必要なのか?を計算することが大切です。
一般的には約2,000万円を作ることができれば良いと言われていますが、個々人で老後に必要な金額は違いますので、まずは「老後いくら必要か?」を計算するようにしてください。
目標金額がわかったら、ローリスク・ローリターンでもある利回り3%で資産運用を続けたときに、毎月どれくらい投資をすれば良いのかを計算すれば、大体の投資額を知ることはできます。
ただし、、、「毎月投資をし続けられるだけの金額か?」ということも大切なポイントになります。
仮に老後に必要な金額(=目標金額)から考えて、毎月80,000円お金が必要となった場合、この金額を毎月払えるか?も重要な問題です。
というのも、積立投資は毎月投資をし続けていくことで、お金を作っていく方法になります。
ですので、最初の数ヶ月だけは頑張って80,000円投資ができたとしても、それ以降、投資を続けることができなければ意味がありません。
そのため、毎月の投資額を決めるときには、毎月投資をし続けられる金額であるか?も踏まえて、最終的な金額を決定するようにしてください。
もし、目標金額に必要な投資額よりも、投資をやり続けられる金額が少なかったとしても、後々、投資額を増やせば問題はありません。
まずは目標金額に対して、できるだけ多くの「投資をし続けられる金額」を投資していくことが大切であることを知っておいてくださいね!

積立投資を始めるにしても、どれくらい投資をすれば良いのか悩みます。
どうやって決めればいいんですか?

投資額は「目標額に達することができる」ということと「毎月投資をし続けられる」という2つのポイントから考えなさい。
投資額が低すぎると目標の資産を作ることはできないわ。ただ、高すぎると今後は投資を続けられずに資産を作ることができないの。
だから、この2つのポイントを踏まえて、毎月の投資額を決めることが大切よ!
6.40代に適した投資信託の商品や投資割合とは
では、40代の方が積立投資をする場合、どのようなことに気をつけるべきなのか?
具体的には次の3つに気をつけるようにしてください。
- 初心者は「インデックスファンド」がオススメ
- 全世界(オールカントリー)株式ファンドを選ぶ
- 節税できる投資制度を使う
それぞれについて簡単に解説していきます。
初心者は「インデックスファンド」がオススメ
まず、投資初心者であれば「インデックスファンド」を選ぶようにしてください。
「インデックスファンド」とは、東証株価指数=TOPIXや日経平均株価といった「指数」と呼ばれるものに連動して運用するタイプの投資信託のこと。
インデックスファンドは信託報酬などの手数料が安く、リスクも指数に連動するため比較的低リスクかつ安定した運用ができます。
一方で、投資信託には「アクティブファンド」というものもあります。
これはインデックスファンドとは違い、指数よりも上の成績を目指すファンドのことで、大きなリターンも狙えますが、手数料が高く、リスクも大きいです。
そのため、40代が資産形成をするときにはアクティブファンドよりも、安定した資産運用ができるインデックスファンドを選ぶことをオススメします。
さらに言うと、ここ10年近くのデータではアクティブファンドよりもインデックスファンドの方が、大きな資産を作ることができています。
そのため、管理人はインデックスファンドを選ぶことを強くオススメします。
全世界(オールカントリー)株式ファンドを選ぶ
では、具体的にどのようなインデックスファンドを選ぶべきか?
管理人は「全世界(オールカントリー)株式ファンド」を選ぶことをオススメします。
これはセゾン投信の中野社長や、楽天証券のファンドアナリストである篠田さんから、直接アドバイスをいただいた情報でもあります。
この「全世界(オールカントリー)株式ファンド」というのは、世界中の株式に分散投資できるインデックスファンドです。
そのため、高いリターンを狙いながらも、安定した資産運用がしやすいファンドになっています。
さらに、この全世界(オールカントリー)株式ファンドの中でもオススメなのが「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は手数料(信託報酬)が安く、安定した資産運用をしながらも利回り3〜7%程度は期待できるため、40代の投資初心者の方にピッタリ!
ちなみに「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は次の会社で購入することができます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が選べる会社
証券会社 | プレゼント | 公式サイト |
---|---|---|
楽天証券 | – | 公式サイトへ |
SBI証券 | 抽選で2,000名様に2,000円 | 公式サイトへ |
マネックス証券 | 1,200ポイント〜 | 公式サイトへ |
この中では、楽天スーパーポイントで投資信託が買えたり(=資産形成ができる)、投資額に応じてポイントを貯められる「楽天証券」が圧倒的にお得ですので、口座開設するのにオススメですよ!
節税できる投資制度を使う
最後に積立投資をするときには投資制度を使うようにしてください。
投資制度というのは国が投資を推奨するために作った制度のこと。具体的な種類としては「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」があります。
これらの投資制度に共通していることとして「制度を使って生じた利益に税金がかからない」という特徴がありません。
例えば、100万円投資をして、最終的に200万円の資産ができた場合、普通であれば100万円に対して税金がかかります。
具体的な金額としては「1,000,000円×20.315%=203,150円」もの税金を支払わなければいけません。
しかし、投資制度を使うことで、この税金を支払わずに済みます。
これはかなり大きなメリットです。
特に、長い時間をかける積立投資では、最終的に大きな資産を作りやすいため、支払わなければいけない税金も多くなってしまいます。
ですので、投資制度を使って節税をすることで、手元に少しでも多くの資産を残すことが大切なんです。
投資制度を使うことは、40代に限らず、すべての世代に共通して大事なポイントですよ!
以上、紹介した3つのポイントを意識しながら資産形成をすれば、40代であっても安定して、大きな資産を作ることができます。
これから積立投資をする方は、ぜひともこれらのポイントに注意して資産形成をしていってくださいね。
7.まとめ
このページでは40代から積立投資をして、資産形成をする方法について解説をしました。いかがでしたでしょうか?
40代は老後のための資産形成をするラストチャンスです。
逆に言えば、このタイミングから積立投資でコツコツと資産形成をしていけば、老後に必要なお金は十分作ることができます。
積立投資は、時間をかけて資産を増やしていく投資方法ですので、少しでも早いタイミングでスタートすることをオススメしますよ。
また、40代から積立投資を始めるときには、より安定した資産運用をすることを心がけてください。
具体的には「インデックスファンドを選ぶ」「資産分散をする」「投資制度を使う」ということを意識すれば、投資初心者でも安全に資産形成をすることができます。
なお、積立投資の始め方(目標金額設定・使うべき投資制度・投資信託の選び方など)は次のページで詳しく解説をしています。
このページを参考に積立投資を始めてくださいね!
40代になってからでも積立投資をすれば、老後のための資産形成ってできるんですか?