つみたてNISA?iDeCo?目標金額に合わせて投資制度を選ぼう!

「積立投資をやるなら、投資制度を使うべきって聞いたんだけど、ホント?」
「NISAやiDeCoなど、どれが良いかわからない・・・」
「どの投資制度を選ぶのが、私にとって一番メリットがあるの?」

将来のために30代から積立投資を始めるのであれば、「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」などの投資制度を使ってください。

この制度を使って生じた利益には税金がかからないため、最終的に多くの資産が手元に残るんです!

逆に、投資制度を使わないと手元に残る資産額が数十万円、数百万円単位で減ってしまうことも・・・

そのため、長期の積立投資をするときには、これらの制度を使うことが鉄則。

特に30代であれば、つみたてNISAを使うことを管理人はオススメします!

このページでは積立投資で使える投資制度の特徴を紹介しつつ、あなたの目標金額に合わせて、どの投資制度を使うべきかを解説しますね。

白井マサヒロ

積立投資でググると「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」っていう言葉を目にしますけど、これってなんですか?便利なんですか?

エマ師匠

良いところに目をつけたわね。「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」というのは投資の制度のこと。

これらを使って投資をすると、数十万円、数百万円と節税効果があり、最終的に手元に残る資産額が増えるのよ。

だから、積立投資をやるときには必ず使うべき制度よ!

白井マサヒロ

でも、投資初心者の僕にとっては、どんな制度かいまいちわかりませんし、どれを使ったら良いのかもわかりません・・・

エマ師匠

ほとんどの方が、これらの投資制度を理解していないと思うわ。

このページでは3つの投資制度の特徴と、あなたがどの投資制度を使うべきなのか?を教えるわね。

1.目標金額ごとで使うべき投資制度をまとめてみた

30代の方が、将来のために積立投資をはじめるのであれば「投資制度」を使うのは鉄則です!

投資制度には「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」の3つがあります。

まだ制度の特徴がどのようなものかわからない方もいると思いますが、まずは、あなたの目標金額を達成するためには、どの投資制度を使うべきか?を紹介しますね。

具体的には次の表を見てください。

目標金額 NISA つみたてNISA iDeCo 補足
500万円 投資制度のみでOK
1,000万円 投資制度のみでOK
1,500万円 投資制度のみでOK
2,000万円 他の制度と併用 or 通常の積立投資もやる
2,500万円 他の制度と併用 or 通常の積立投資もやる
3,000万円 他の制度と併用 or 通常の積立投資もやる

「○」や「☓」などは次のような意味で付けています。

○:目標額を達成できる
△:達成はできるがオススメしない
▲:他の投資制度の併用や、他の資産形成が必要
☓:使うべきではない

このように目標金額によって使うべき投資制度は異なります。

投資制度の選び方を間違えると、目標金額を作れない可能性が高まります。
そのため、確実に目標を達成しやすい制度を選んでください!(それぞれの制度の特徴はこれから詳しく解説をしていきます)

白井マサヒロ

目標金額によって、使うべき投資制度は異なるんですね!

僕は老後のために2,000万円を作りたいので、つみたてNISAかiDeCoを上手く使えば良いってことか。。。

エマ師匠

一言で「投資制度」と言っても、それぞれに特徴があって、どれだけ資産が作れるかも異なるの。

まずはざっくりで良いから、どの制度を使うと良いのかを知っておきなさい。

そして、ここから投資制度の特徴を解説していくわね。

2.NISA・つみたてNISA・iDeCoは国が作った投資制度のこと

ここから「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」という特徴を詳しく解説していきます。

まず、これらの投資制度には次の3つの共通点があります。

投資制度の3つの共通点
  • 国民のために政府が作った投資制度
  • 投資によって生じた利益に対して、税金がかからない
  • 制度自体は、誰でも無料で使える

このように、この3つの投資制度は「国(政府)が作った制度」になっています。

では、どうして国は投資制度を作ったのか?

それは国(政府)には「国民1人1人が、自分で将来の資産形成をして欲しい」という考えがあるからです。

言い方を変えれば、「国はもう国民の将来のお金を用意できないから、自分で老後のための資産を作ってね」ということですね。。。

少子高齢化などにより、今後、日本が大きく経済成長できる可能性は、極めて低いと言われています。これはセゾン投信の中野社長もおっしゃっていました。

そのような中で、国には国民の老後までを保障できるお金がないので、自分の手で資産形成をしてもらうために、これらの投資制度を作ったんです。

そして、もう1つ大事な特徴が「投資で生じた利益に対して、税金がかからない」ということ。

本来、積立投資によって生じた利益には所得税(20.315%)がかかってきます。
例えば、500万円を投資して、1,500万円の資産が作れた場合、

利益:1,500万円-500万円=1,000万円
所得税:1,000万円×20.315%=2,031,500円
手元に残るお金:1,500万円―2,031,500円=12,968,500円

このように、約200万円ものお金を税金として支払わなければいけないんです。

これが、投資制度を使って積立投資をすると、利益に対して税金がかからないため、先ほどの約200万円がそのまま手元に残ることになります。

200万円もあれば、海外旅行に行ったり、新車を買ったりすることもできますよね。これは本当に大きな差となります!

つまり、、、積立投資をやるときには投資制度を使うのが鉄則なんです!

特に長期での積立投資は、より大きな利益を作ることができますからね。それだけ大きな節税効果も期待できます。

もう、国があなたの老後の生活も守ってくれる時代ではありません。

これからは投資制度を上手く使いながら、将来のために自分の手で資産形成をしていく必要があることを理解しておいてくださいね。

白井マサヒロ

NISA・つみたてNISA・iDeCoは積立投資で作った利益に税金がかからないおトクな制度なんですね!

エマ師匠

そうよ。投資制度を使って積立投資をすれば、何十万・何百万円ものお金を税金で取られなくなるから、積立投資をするときには必ず使うべきなの。

あと知っておいて欲しいのが、これらの投資制度は国(政府)が作ったものだということ。

ある意味、国が「もう、あなたの将来は保障できませんよ」と言っているようなものだから、投資制度をうまく使って、私たちは資産形成をしなければいけないのを理解しておくべきね。

白井マサヒロ

そういうことなんですね。。。投資制度が作られた意味もわかりました。

本当に僕たちの老後の生活は、自分でなんとかしないといけないんですね。。。

3.3つの投資制度の特徴をまとめてみた

では、NISA・つみたてNISA・iDeCoのそれぞれの特徴を解説します。

わかりやすく各制度の特徴をまとめたのが次の内容です。

3つの投資制度の特徴

NISA
一番最初にできた制度。年間投資額120万円まで。最大で5年間まで非課税での投資が可能。投資できる商品は株式、債券、投資信託など。非課税となる期間が短いため、長期での積立投資には不向き。つみたてNISAと併用はできない。

つみたてNISA
2018年1月にスタートした最新の制度。年間投資額40万円(毎月33,333円)まで。最大で20年間の投資ができる。投資できる商品は国が厳選した投資信託のみ。長期での資産形成に向いている制度。NISAと併用はできない。

iDeCo(個人型確定拠出年金)
年金を作るために誕生した制度。職業などで投資額は違う(最大でも年間81.6万円程度)。掛金(投資額)が税金控除の対象となるため、一番節税効果が高い。ただし、基本的に60歳まではお金を引き出すことはできない。投資できる商品は、定期預金、保険、投資信託。NISA/つみたてNISAと併用することができる

そして、各制度の特徴を比べやすいようにまとめたのが次の表です。

比較する内容 つみたてNISA NISA iDeCo
年間投資額の上限 40万円 120万円 6万円~81万6000円
税金の
軽減効果
拠出時 × ×
運用時
払出時 × ×
非課税運用期間 20年 原則5年
※ロールオーバーで
最長10年
60歳まで
途中換金 ×
損益通算 × × ×
運用できる商品 投資信託・ETF 株・投資信託・ETF・REIT 定期預金・投資信託・保険商品
資産の引き出し 途中でも○ 途中でも○ 60歳まで不可

このように3つの投資制度には、それぞれ特徴があります。

ただ、「これを見ても、ちょっとわからないよ・・・」という方のために、大事なポイントを整理すると、、、

投資制度の違いをまとめると・・・
  • NISAは短期間の投資向き、つみたてNISA・iDeCoは長期間の投資向き
  • NISAとつみたてNISAは、どちらか1つの制度しか使えない
  • iDeCoはNISAかつみたてNISAのどちらか1つと併用することができる
  • NISAとつみたてNISAは、いつでも現金化できるが、iDeCoは基本的に60歳までは現金化することができない
  • iDeCoだけ掛金(投資した金額)が所得控除の対象となる(節税になる)

ちょっと多いですけど、これらのポイントだけは知っておくようにしてくださいね。

30代なら、自由度の高い「つみたてNISA」がオススメ!

ここで1つ大事なポイントとなるのが、老後のために資産形成をするなら、「つみたてNISA」か「iDeCo」を使うべきということです。

というのも、老後に向けて資産形成をするというのは、長期で積立投資をすることになります。

そのため、長期で制度を使うことができる「つみたてNISA」や「iDeCo」との相性が良いというわけです。

逆に「NISA」は使える期間が5年と短いため、長期での資産形成には不向きな制度であることも知っておいてくださいね。

では、「つみたてNISA」と「iDeCo」はどちらが良いのか?

結論、管理人は30代の方が投資するなら「つみたてNISA」をオススメします!

これは「途中でお金に換えられたほうが良いか?」という視点で考えてください。

「つみたてNISA」は制度を使っている期間中でも、途中でお金に換えることができます。一方で「iDeCo」は60歳まではお金に換えることができません。

そのため、資産運用をしている途中で急遽お金が必要となった場合、iDeCoで積立投資をしていると、自分の資産なのにお金に換えることができず、使うことができないんです。

特に30代というのは、60歳までの30年間に「住宅購入」「子供の教育資金」など、お金がかかるイベントが数多くありますからね。iDeCoのように60歳まで自分の資産を自由にお金を換えられないのは、もしもお金が必要になったときには、かなりキツイです。。。

もちろん、「途中でお金に換えることができると、つい使ってしまうかもしれない・・・」と心配な方もいるかもしれませんが、そこはグッと我慢をすれば良いだけですので、管理人は「つみたてNISA」をオススメしますよ。

このように「長期での積立投資」「途中でお金に換えられるか?」という2つの視点で、最終的にどの制度を使うと良いのかを考えて、悩むようであれば「つみたてNISA」を使うようにしてくださいね(もちろん、お金に余裕があるなら2つの制度を併用して使うのもありです)。

白井マサヒロ

NISA・つみたてNISA・iDeCoのそれぞれにも特徴がわかりました。

エマ師匠

そうね。これらの特徴を踏まえて、どの投資制度を選ぶべきかを考えてみなさい。

ただし、長期での積立投資であれば「つみたてNISA」か「iDeCo」を選ぶべきなのは間違いないわ。

あとは「途中でお金に換えられるか?」ということが判断するポイントね。

途中でお金に換えられる方が良いなら「つみたてNISA」、途中で換えられなくても良いなら「iDeCo」を選びなさい。

白井マサヒロ

僕はビビリな性格なので、積立投資をしている途中でお金に換えられないのは不安ですね。。。

だから、つみたてNISAを選ぼうと思います!

4.目標金額別に使うべき投資制度と、資産運用方法を解説

ここからは「目標金額に対して、どの制度を使えば良いのか?」「どのような資産運用をしていけば良いのか?」を解説していきます。

わかりやすく理解してもらうため、ここから紹介する内容は、次の条件で投資制度を使うことを前提とさせてください。

検証の条件
  • 3つの投資制度は、すべて「投資信託」への積立投資とします。
  • 投資期間は、制度で使える最大期間(NISA/5年間、つみたてNISA/20年間、iDeCo/30年間」とし、途中換金はしません。
  • 運用利回りは、年3%とします
  • 職業は「会社員(企業年金制度なし)」とします
  • 上記以外の事情は加味しないものとします

これらの条件は「投資制度を最大限活用する」「安定した資産運用をする」ということを考えて決めた、かなり現実的な条件になります。

そのため、あなたが実際に投資目標を作るときにも参考になるはずです。

それでは具体的に、投資目標別に使うべき制度と、資産運用方法について解説をしていきますね。

500万円を目標とする場合

投資目標が500万円の場合、投資制度を使うと、どれだけの資産形成ができるのかを計算してみました。

投資制度 NISA つみたてNISA iDeCo
投資期間 5年間 20年間 30年間
1ヶ月あたりの必要積立金額 77,344円 15,230円 8,581円
最終資産額 5,000,035円 5,000,039円 5,000,465円
目標金額達成の可否
おすすめ度合い

このようにどの制度を使っても投資目標を達成することができます。

ただ、NISAの場合は、毎月77,343円を投資し続けなければいけないため、普通の会社員にとっては現実的な金額ではありません。

ですので、つみたてNISAやiDeCoを使って、少額で長期間積立投資をしていくことで、負担も少なく目標金額を達成することができますよ!

1,000万円を目標とする場合

投資目標が1,000万円の場合、投資制度を使うと、どれだけの資産形成ができるのかを計算してみました。

投資制度 NISA つみたてNISA iDeCo
投資期間 5年間 20年間 30年間
1ヶ月あたりの必要積立金額 100,000円 30,460円 17,161円
最終資産額 6,464,671円 10,000,079円 10,000,348円
目標金額達成の可否 ×
おすすめ度合い ×

1,000万円の資産を作りたい場合は、つみたてNISAiDeCoを使うようにしてください。

つみたてNISAやiDeCoであれば、投資上限額内で1,000万円の資産を作ることができます。

一方、NISAは毎月10万円ずつ(年間120万円)投資をしても目標金額を達成することはできません。

もちろん、NISAでもハイリスク・ハイリターンの商品に投資をすることで、資産を作ることもできますが、それでは安定した資産運用ができているとは言えず、オススメできません。

ですので、1,000万円の資産を作りたい方はつみたてNISAかiDeCoを使うことをオススメします。

1,500万円を目標とする場合

投資目標が1,500万円の場合、投資制度を使うと、どれだけの資産形成ができるのかを計算してみました。

投資制度 NISA つみたてNISA iDeCo
投資期間 5年間 20年間 30年間
1ヶ月あたりの必要積立金額 100,000円 33,333円 23,000円
最終資産額 6,464,671円 10,943,291円 13,402,948円
不足金額 -8,535,329円 -4,056,709円 -1,597,052円
目標金額達成の可否 ×
おすすめ度合い ×

投資目標が1,500万円となると、つみたてNISAやiDeCoのどちらかだけでは、投資目標を達成することができません。

そのため、管理人は「つみたてNISA」と「iDeCo」を併用して資産形成をすることをオススメします。

具体的には、

1,500万円の資産を作る方法
  • つみたてNISAで毎月、投資上限額(33,333円/月)まで投資
  • プラスして、iDeCoで残りの400万円を作る(こちらも利回り3%で計算すると、毎月6,844円をiDeCoで投資すればOK)

という方法で投資目標を達成することができます。

ただし、つみたてNISAとiDeCoを併用する場合、毎月40,177円(つみたてNISA/33,333円+iDeCo/6,844円)を投資することになります。

なかには「毎月40,000円近くの費用を投資することが難しい。。。」という方もいるはずです。その場合は、

毎月4万円近くを投資するのが難しい場合
  • つみたてNISAだけで利回り6%を目指した資産運用をする
  • iDeCoだけで利回り4%を目指した資産運用をする

という2つの方法でも、1,500万円の資産形成をすることはできます。

ですが、目標とする利回り(=リターン)を上げると、それだけリスクも高くなり、損をする可能性も高まってしまいます。

また、iDeCoの場合は、長期間に渡って資産がロックされてしまうデメリットもあります。

そのため、基本的には利回り3%を目標に、安定した資産運用をすることを心がけて、つみたてNISAとiDeCoを併用することをオススメしますよ。

2,000万円を目標とする場合

投資目標が2,000万円の場合、投資制度を使うと、どれだけの資産形成ができるのかを計算してみました。

投資制度 NISA つみたてNISA iDeCo
投資期間 5年間 20年間 30年間
1ヶ月あたりの必要積立金額 100,000円 33,333円 23,000円
最終資産額 6,464,671円 10,943,291円 13,402,948円
不足金額 -13,535,329円 -9,056,709円 -6,597,052円
目標金額達成の可否 ×
おすすめ度合い ×

投資目標が2,000万円となると、1つの投資制度だけでは目標を達成するのは、かなり厳しくなります。

そのため、「つみたてNISA」と「iDeCo」を併用して資産形成をすることをオススメします。

具体的には、

2,000万円の資産を作る方法
  • つみたてNISAで投資上限額まで投資(利回り3%)
  • プラスして、iDeCoで残りの900万円を作る(こちらも利回り3%で計算すると、毎月15,444円をiDeCoで投資すればOK)

という方法で投資目標を達成することができます。

ただし、この場合も毎月48,777円という金額を投資し続けることになります。

この投資金額が難しい場合は、目標とする利回りを(=リターン)を上げる方法もありますが、やはり、損をするリスクも高まってしまいます。

これでは将来の資産形成という意味では、少し不安になりますよね?

ですので、どうしても毎月48,777円の投資額を出すのは難しい、、、という場合は、最初はつみたてNISAで33,333円を投資して、お金に余裕ができたらiDeCoを併用するという方法でもOKです。

3,000万円を目標とする場合

最後に投資目標が3,000万円の場合、投資制度を使うと、どれだけの資産形成ができるのかを計算してみました。

投資制度 NISA つみたてNISA iDeCo
投資期間 5年間 20年間 30年間
1ヶ月あたりの必要積立金額 100,000円 33,333円 23,000円
最終資産額 6,464,671円 10,943,291円 13,402,948円
不足金額 -23,535,329円 -19,056,709円 -16,597,052円
目標金額達成の可否 ×
おすすめ度合い ×

投資目標が3,000万円となると「つみたてNISA」と「iDeCo」を併用して使うのが必須条件となります。

しかも、つみたてNISAとiDeCoを投資上限額まで使ったとしても、利回り3%で運用をできて約2,400万円です。

そのため、プラスして600万円の資産を作ることも考えなければいけません。

具体的な方法としては、

3,000万円の資産を作る方法
  • つみたてNISAかiDeCoで投資する投資信託の利回りを上げる
  • お金に余裕ができたら、投資制度とは別で普通に積立投資もする
  • つみたてNISA終了後も、引き続き投資を続ける

これらの方法も検討をしていく必要があります。

3,000万円の資産を作ることは簡単なことではありませんが、それでも安定した資産運用をコツコツやっていくことで、目標には近づくことができます。

まずは、つみたてNISAとiDeCoを投資上限額まで使うためにも、日々の生活において節約をしていき、投資額を増やすようにしてくださいね。

5.夫婦で資産形成をする場合は「つみたてNISA×2人」でもOK!

夫婦で資産形成をする場合は、夫婦それぞれが「つみたてNISA」を使う方法もありです。

投資制度のルールでは「つみたてNISA」と「NISA」との併用はできないようになっています。そのため、旦那さんが1人でつみたてNISAとNISAを使うことはできないんです。

しかし、投資制度は1人1制度が使えるようになっているため、夫婦それぞれが「つみたてNISA」を使うことはできるんです。

もちろん、旦那さんがつみたてNISAを、奥さんがNISAをやることもできます。

これは特に「iDeCoで資産が60歳までロックされてしまうのは嫌だ・・・」というご家庭にオススメの投資方法ですね。

投資目標が1,500万円以上で、つみたてNISAやiDeCoを併用して使ったほうが良いというタイプの方は、夫婦それぞれでつみたてNISAを使う方法があることも知っておいてくださいね。

白井マサヒロ

投資目標によっては、1つの制度だけ使えば良いこともあれば、2つを併用したほうが良いこともあるんですね。

エマ師匠

投資目標が1,000万円までなら、1つの投資制度だけでも十分目標を達成することはできるわ。

それ以上の金額となると、2つの制度を併用しながら、資産形成をしなければいけないと考えておくべきね。

もちろん、リスクを高くして、高リターンに期待するのもありだけど、それだと安定した資産運用ができているとはいえないの。

だから、基本的には利回り3%で資産運用することをイメージしながら、投資制度や毎月の投資額を考えていきなさい。

白井マサヒロ

老後のために資産形成をするときに、どの制度を、どうやって使えば良いのか理解できました!

6.まとめ

このページでは投資目標を達成するときに使うべき投資制度について解説をしました。いかがでしたでしょうか?

このページでお伝えしたことをまとめると次の通りです。

このページのまとめ
  • 積立投資をやるときには投資制度を使うべき
  • 投資制度は国が作った、節税効果がある制度のこと
  • 投資制度にはNISA・つみたてNISA・iDeCoの3つがある
  • NISAは短期、つみたてNISA・iDeCoは長期の積立投資向き
  • 投資目標によって、使うべき投資制度、資産運用方法が変わる
  • 投資目標が1,000万円以下なら、つみたてNISAかiDeCoだけでOK
  • 投資目標が1,500万円以上なら、つみたてNISAとiDeCoの併用を
  • 資産運用をするときには、利回り(リターン)を高くしても良いが、それだけ損をするリスクも高くなってしまう
  • できるだけリスクを抑えた、安定した資産運用をやることが大切

積立投資で使える投資制度(NISA・つみたてNISA・iDeCo)は、節税効果があるため、老後のための資産形成をするときには必ず使うべきです。

ただし、投資目標によって選ぶ制度や、運用方法を変えていかなければ、目標を達成することはできません。

ですので、あなたの投資目標にあわせて、投資制度を選ぶようにしてくださいね。

また、投資目標が1,500万円以上になる場合は「投資制度の併用」「毎月の投資額を増やす」「投資する投資信託のリターン・リスクを高くする」などを考える必要があります。

投資する投資信託のリターン・リスクを上げることで、1つの制度だけでも投資目標を達成できる可能性は出てきますが、その分だけ損をする可能性も高くなります。

これでは、老後のための資産形成と考えると少し不安ですよね?

ですので、基本的には「投資制度を併用し、毎月の投資額を少しでも増やす」ということを最優先にして、できるだけリスクを抑えた安定した資産運用をやることを心がけてくださいね。

そして、使うべき投資制度・資産運用のイメージがわかったら、次は「投資する投資信託」を考えていきましょう。

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