積立投資を売却するタイミングを解説!短期ではなく長期運用をすることがポイント!

通常、何かを売却して利益を上げるためには、取得した金額よりも高い金額で売却する必要があります。

これを積立投資に例えて考えますと、毎月一定金額で継続して購入した投資信託の価値が上がった時点で売却すると利益が上げられるということになります。

ただし、積立投資の特性を考慮しますと、長期間運用することで目標としているお金を得られる投資方法であるため、短い期間で大きなお金を得たいと考えている方には不向きな投資方法であることは確かです。

また、積立投資を行う上で発生するコストについても、あらかじめしっかりと把握しておかなければ安定した運用益を得るには難しいと言えるでしょう。

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積立投資のコストにつきましては、同サイト内の上記リンクから確認していただくものとして、本記事では、積立投資を行っていく上で、保有している投資信託を売却するタイミングについて分かりやすく解説を進めていきます。

1. 積立投資は目標金額を達成するまでは売却しないのが基本!

積立投資は「買うときよりも売るときのほうが難しい」と言われているほど、保有している投資信託を売るタイミングは難しいと考えることもできます。

しかし、冒頭でも軽く基本的な部分について説明したとおり、積立投資で運用益を上げるためには、保有している投資信託の価値が、購入した時の価格よりも上昇した時に売却をすれば利益が上げられることになります。

つまり、このポイントさえしっかりと押さえていれば、特別に積立投資で購入し続けた投資信託を売却するタイミングというのは決まっていないことになり、いわば、自由に好きなタイミングで売却しても構わないことになります。

ざっくり言ってしまえば、お金が欲しいと思ったタイミングに購入価格よりも売却価格の方が上回っていれば、売却してもOKです。

ただし、仮に積立投資をやっている理由が、老後のための資金対策であったり、子供たちの学費の備えであったりと、長期的な資産形成を目標としているのであれば、目標金額に達するまでは基本的には売るべきではありません。

この理由として、積立投資の最大の魅力は、「複利のパワーを活かした資産運用」だからであり、保有している投資信託を途中で売らずに、多くの投資信託(口数)を持ち続けながら長期に渡って運用する方が、最終的にはより多くの資産形成をしやすい仕組みになっているわけです。

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以下、参考目安として、仮に毎月3万円ずつ積立投資をした場合、どれくらい資産形成ができるかをまとめております。

積立投資をする年数 投資額 利回り1.00% 利回り3.00% 利回り5.00%
45年 16,200,000円 20,448,659円 34,211,189円 60,793,119円
40年 14,400,000円 17,696,744円 27,781,785円 45,780,605円
35年 12,600,000円 15,078,986円 22,246,910円 34,082,773円
30年 10,800,000円 12,588,846円 17,482,107円 24,967,759円
25年 9,000,000円 10,220,103円 13,380,235円 17,865,291円
20年 7,200,000円 7,966,837円 9,849,060円 12,331,010円
15年 5,400,000円 5,823,420円 6,809,181円 8,018,668円

表の見方として、たとえば、老後の生活資金を積立投資で確保する目標を掲げ、35歳から30年間、利回り1.00%で、月々30,000円の積立投資を行ったとしますと、投資額は10,800,000円(30,000円×30年×12ヶ月)となります。

30年後の金額は、表から12,588,846円となっていることから、概算運用益は、1,788,846円(12,588,846-10,800,000)といった表の見方になります。

積立投資であれば、投資額は少なくても、毎月コツコツと積み立てていくことで、充分な資産形成をすることができるほか、利回り1%から3%は、低リスクと言われることから、長期間継続運用することで、安定した運用益を低リスクで得られるのは、積立投資の最大の魅力です。

2. 積立投資で購入した投資信託を途中で売っても良い5つのタイミング

積立投資において、購入した投資信託を売却する大原則があります。
それは、「利益が確定している時=収益が出た時に売却すること」です。

一方、多くの投資初心者の方が、やりがちであり、最もやってはならないものに「保有している投資信託の価値が値下がったことによる早期の売却」があげられます。

結論から申し上げると、これは最も損をする方法にあたり、その特徴から「パニック売り」と呼ばれることもあります。

とはいえ、将来的な運用成績が期待できない場合など、投資している積立投資の成績によっては、途中で売却することを考えたほうが良い場合もあることから、本項では、具体的に以下、5つの売却タイミングについて解説を進めていきます。

資産分散に偏りがでてきてリバランスをしたほうが良い場合

積立投資を続けていると、徐々に保有している投資信託の資産分散のバランスが変わってくることがあります。

当初、自分が考えている積立投資の資産分散のバランスと大きく異なりますと、将来的に投資目標金額を達成できなくなったり、大きなリスクを抱えたりすることに繋がる可能性があります。

そのため、安定した資産運用をするためにも、リバランスはするべきであり、そのために投資信託を売却するのは有効な方法となります。

参考 積立投資におけるリバランスとは?方法とタイミングを解説

純資産残高が減少し続けている場合

保有している投資信託における純資産残高が減っているときは要注意です。

基本的に保有している投資信託の純資産残高が減少し続けている原因として考えられる一例としましては、多くの投資家がその投資信託を解約(売却)した場合や分配金を払いすぎてファンドの資産が減っていたりすることのほか、そもそも運用成績が悪化しているなどが考えられます。

純資産残高が減ってファンドの資産規模が小さくなると、効率的な資産運用ができなくなり、運用成績が下がる可能性があるため、純資産残高が減り続けている場合は、現在の運用成績が良かったとしても売却の検討をするのも一策と言えます。

運用の方針が大きく変更された場合

通常、投資信託は、運用方針に沿って行われますが、運用会社やファンドマネージャーが交代して運用方針が変わったり、分配方針が変わったりした場合、当初自分が考えている資産運用ができなくなる可能性もあります。

ケース・バイ・ケースで売却のタイミングを意識しておくことも大切になると言える1つのきっかけになると考えることができます。

指標であるベンチマークよりも大きく成績が悪い場合

積立投資をするときに、購入した投資信託の運用成績は重要なポイントとなります。

投資初心者や積立投資を行う上でオススメのインデックスファンドは、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などを投資指標(インデックス)として運用されており、その指標にあわせて運用がされることで、基本的には安定した資産運用が可能となります。

積立投資のように、投資信託を毎月コツコツ購入するような場合、投資指標にあたるインデックスの中からファンドマネージャーと呼ばれる資産運用の専門家が運用の基準となるベンチマークを選ぶ流れになります。

ベンチマークの値動きと同じように連動する運用方法を「パッシブ運用」と言いますが、購入した投資信託の運用成績が低調である場合や回復の見込みが合理的に見込まれない場合は、保有しているファンドを売却し、新たな投資先の見直しを検討した方が良い場合もあります。

自分の決めている損失よりも多くの損失が出た場合

積立投資を含め、投資結果というのは、誰しもが予想することはできません。

投資信託のようにプロの専門家が代わりに運用をしていたとしても、最終的に投資した資産を減らしてしまう可能性もあることから、積立投資をするときには、あらかじめ自分なりのルールを決めておくことがとても大切になります。

たとえば「損失が投資額の60%を切ったら売却する」「利益が投資額の30%を超えたら、利益分を売却する」などの自分なりのルールを決めて資産運用を行い、自分の決めている損失よりも多くの損失が出た場合に売却をする方法(損切り)もあります。

3. 売り方に正解はない!あなたの性格にあわせた売り方を選ぼう!

最後に、保有している投資信託の売り方について解説を進めていきますが、本項の結論から先に申し上げると、単刀直入に投資信託の売り方についても基本的には自由となります。

具体的に大まかな売り方としては次の3通りがあり、「一度に保有しているすべての投資信託を売却する」「数回に分けて投資信託を売却する」「必要な分だけを少しずつ売却する」という3通りになります。

それぞれの売却方法に一長一短がありますが、以下、それぞれについて個別に解説を進めていきます。

一度に保有しているすべての投資信託を売却する

「一度に保有しているすべての投資信託を売却する」方法は、最も分かりやすい売却方法であり、現在、保有している投資信託の基準価額(投資信託の価値)が、これまでに購入した価格よりも高い場合、売却益を得られる方法になります。

売却および利益確定のイメージ例

  • 積立投資で購入した保有投資信託および基準価額 100口(100万円)
  • 現在、保有している投資信託の基準価額 100口(120万円)
  • 保有しているすべての投資信託を売却した場合に得られる利益 20万円(120万円-100万円)

また、損失を防ぐ方法として利用することもでき、たとえば、この先、保有している投資信託の基準価額が値下がりを続けてしまったときの損失を防ぐことができます。

数回に分けて売却する

「数回に分けて売却する」方法は、ケース・バイ・ケースで有効に活用することができ、たとえば、保有している投資信託の基準価額が値上がりをした場合、一部を売却することで確実な利益を得られます。

また、更に値上がりを続けた場合におきましては、一度にすべての投資信託を売却する時よりも多くの利益を得られることに繋がります。

売却および利益確定のイメージ例

  • 積立投資で購入した保有投資信託および基準価額 100口(100万円)
  • 現在、保有している投資信託の基準価額 100口(120万円)
  • 保有している半分の投資信託を売却した場合に得られる利益 10万円(60万円-50万円)
  • 将来、現在保有している投資信託の基準価額が更に上昇 100口(150万円)
  • 保有している半分の投資信託を売却した場合に得られる利益 25万円(75万円-50万円)
  • 売却総利益 35万円(10万円+25万円)

逆に、保有している投資信託が値下がりをしたとしても、値上がりを待つタイミングを得られるほか、一部を資金化し必要なところに充てられるだけでなく、積立投資を引き続き継続投資することができるメリットも得られます。

必要な分だけを少しずつ売却する

「必要な分だけを少しずつ売却する」方法は、資金(キャッシュ)が必要な時に換金することができるため、流動性に優れているメリットがあります。

保有している投資信託を売却することによって生じる売却損益よりも、一時的なお金が必要な時もケース・バイ・ケースであることを踏まえますと、投資をしながら柔軟に対応することができる方法であると言えます。

このように、それぞれの売却方法に一長一短があるので、どれが良いとは一概に言い切ることはできませんが、基準価額の変動によって大きく影響を受けたくないのであれば、売却益が確定している時点で「一度に保有しているすべての投資信託を売却する」という方法が、最も安定して資産を得ることができる方法となります。

通常、積立投資は、株式投資のように「保有している投資信託が突然半値になる」というような大きな値動きが起こることは考えにくいほか、長期の資産運用に効果がある投資手法であることを踏まえますと、長い時間をかけて多くの投資信託を保有し、かつ、じっくりと基準価額の上昇を待ってから売却することが積立投資で成功するための大きなターニングポイントになります。

決して焦らず、じっくりと構えるためにも余裕を持った資金の範囲内で積立投資を行うことが大切です。

4. まとめ~積立投資を売却するタイミングを解説!短期ではなく長期運用をすることがポイント!~

本記事では、積立投資を行っていく上で、保有している投資信託を売却するタイミングについて分かりやすく解説を進めさせていただきました。

基本的に保有している投資信託を売るタイミングは本人の自由ですが、「利益が確定している時=収益が出た時に売却すること」といった利益を得るための大原則は、本記事を通じて確実に押さえておきたいポイントと言えるでしょう。

また、積立投資で長期的な資産形成を考えているのであれば、目標金額に達成するまでや年数が経過して一定の時期が到来するまでは売却をするべきではないと考えられます。

同様に、保有している投資信託の売却方法につきましても原則的なルールはありませんが、投資信託を売却する時にかかる可能性のある「信託財産留保額」というコストを検討しながら「一度に保有しているすべての投資信託を売却する」「数回に分けて投資信託を売却する」「必要な分だけを少しずつ売却する」といった方法を総合的に判断して意思決定することが必要になります。

くどいようですが、「利益が確定している時=収益が出た時に売却すること」といった利益を得るための大原則さえしっかりと守ることができれば、積立投資で目標としている資産形成をするための要点と知識を得たことになったと言えるでしょう。

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