三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)の特徴を解説

つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)といった投資制度を活用した積立投資は、将来のお金を準備するために非常に効果的です。

その一方で、投資できる商品には、具体的にどのような特徴があって、その投資商品が良いのか悪いのかそこのところを知りたいといった方も多いと思います。

そこで本記事では、つみたてNISAで投資をすることができる「三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)」の特徴について解説を進めていきます。

なお、本記事の解説は、執筆時点で交付されている投資信託説明書(交付目論見書)の内容も交えて進めていきますので、今後の内容が少なからず変わる可能性があることをあらかじめご留意ください。

1.三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)の特徴

三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)は、日本国内外の株式・公社債に投資する4つのマザーファンドの組入れを通じて、日本を含む世界各国の株式、公社債に分散投資することにより、信託財産の着実な成長を目指した資産運用を行うファンドです。

ちなみに、三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)は、別にマイパッケージ50とも呼ばれ、国内株式と海外株式の基本株式組入比率が50%であることを表しています。

出典 三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)交付目論見書(使用開始日2018年5月17日)より引用

他にも基本株式組入比率が30%である三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)や基本株式組入比率が70%である三井住友・DC年金バランス 70(株式重点型)といった商品も販売されています。

2.商品概要

三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)について、大まかな商品概要を以下、表にまとめて紹介します。

おすすめ度(5段階評価) ★★★★★
販売手数料 なし
信託報酬 年率0.25%(税込)
信託財産留保額 なし
運用スタイル インデックス
運用会社 三井住友アセットマネジメント株式会社
ファンドの種類(どこに投資をしているか?) バランスファンドで日本国内外へ投資
総資産額 258.94億円
リターン(10年) 4.27
リスク 9.64

おもな金融機関別における取り扱い(販売)の有無

金融機関 取り扱いの有無
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
カブドットコム
野村證券 ×
大和証券 ×
松井証券
GMOクリック証券 ×
岡三オンライン証券 ×
東海東京証券
みずほ銀行 ×
三菱UFJ銀行 ×
三井住友銀行 ×

上記表は、三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)の運用会社である三井住友アセットマネジメント株式会社のホームページを参考にまとめております。

実際に、三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)が販売されている金融機関を調べると、インターネット証券会社や対面型の証券会社のみでの販売が確認でき、銀行やその他の金融機関での取り扱いは確認できませんでした。

そのため、販売会社の数も平成30年8月現在で10社と少ない状態ですが、販売会社が少ないのとファンドの内容が悪いといったことは同じではありませんので、その点には注意が必要です。

国・地域別組入比率と組入上位5銘柄

三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)の国・地域別組入比率と組入上位5銘柄は、以下の通りです。

国・地域別組入比率

三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)は、日本国内外のさまざまな金融商品に投資していることから、投資対象地域は、日本国内外(グローバル)となります。

組入上位5銘柄(国内株式インデックス・マザーファンド(B号)を通じての投資銘柄)

組入上位5銘柄
  1. トヨタ自動車:3.28%
  2. 三菱UFJフィナンシャル・グループ:1.90%
  3. ソフトバンクグループ:1.40%
  4. 日本電信電話:1.37%
  5. ソニー:1.36%

組入上位5銘柄(外国株式インデックス・マザーファンドを通じての投資銘柄)

組入上位5銘柄
  1. APPLE INC:2.32%
  2. MICROSOFT CORP:1.80%
  3. AMAZON.COM INC:1.60%
  4. JPMORGAN CHASE & CO:1.03%
  5. FACEBOOK INC-A:1.03%

組入上位5銘柄(国内債券パッシブ・マザーファンドを通じての投資銘柄)

組入上位5銘柄
  1. 第386回利付国債(2年):1.46%
  2. 第329回利付国債(10年):1.28%
  3. 第131回利付国債(5年):1.11%
  4. 第312回利付国債(10年):1.07%
  5. 第344回利付国債(10年):1.07%

組入上位5銘柄(外国債券パッシブ・マザーファンドを通じての投資銘柄)

組入上位5銘柄
  1. US TREASURY N/B 2.375:0.46%
  2. FRANCE O.A.T. 1.75:0.42%
  3. FRANCE O.A.T. 2.25:0.41%
  4. FRANCE O.A.T. 4.5:0.41%
  5. FRANCE O.A.T. 3:0.40%

上記の組入比率は、三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)の交付目論見書で記載されているものとなりますが、三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)や三井住友・DC年金バランス 70(株式重点型)といった商品も組入比率は同じ特徴があります。

あくまでも、それぞれのファンドは、組入比率は同じでありながらも投資割合が異なっているため、とにかく安全な資産運用をしたいのであれば、DC年金バランス30(債券重点型)、少々リターンを得ながら安定した資産運用をしたいのであれば、DC年金バランス50(標準型)、大きなリターンを得たいのであれば、DC年金バランス 70(株式重点型)といったようにファンドの選び方を変える必要があります。

運用実績

三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)の運用実績(2007年12月28日~2018年3月30日)は、以下の通りです。

出典 三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)交付目論見書(使用開始日2018年5月17日)より引用

三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)は、バランスファンドであることから、緩やかな成長をしていることが確認できます。

また、投資配分が日本国内外の株式と日本国内外の債券となっており、REITや新興国といったさらに細かく分散投資されたバランスファンドに比べて株式に投じる割合が多くなっていることもわかります。

三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)の基準価額および純資産の推移は、年数が経過するのと同じように、右肩上がりの増加傾向にある点は良い点であると言えます。

3.三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)のポイント解説

三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)について、特徴や商品の概要などについて紹介してきましたが、ここでは、同ファンドの押さえておきたいポイント解説します。

ファンド内の組入比率が同じであるため、リターンを多く得たい方向け

三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)は、三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)や三井住友・DC年金バランス 70(株式重点型)といった商品も組入比率は同じ特徴があることをすでに紹介しました。

これが意味することは、以下のような年間収益率に多少の変化を及ぼすことにつながるものの、マイパッケージ30・50・70のいずれを選んだとしても、パフォーマンスの差がないことを意味します。

出典 三井住友-三井住友・DC年金バランス50(債券重点型)(愛称:マイパッケージ)交付目論見書(使用開始日2018年5月17日)より引用

そのため、低リスクと言われる三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)よりであれば、三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)やDC年金バランス 70(株式重点型)のを選んだ方が、リターンを多く得られながら、ファンドのパフォーマンスを維持できると考えることもできます。

手数料が低く、運用実績があるバランスファンド

三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)は、信託報酬といった手数料が低く、運用実績があるバランスファンドであるほか、同じ種類のファンドである三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)よりも基準価額や純資産総額が多い特徴があります。

これは、同ファンドについて良いと思っている投資家の多くは、三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)よりも三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)の方を選んでいる表れとも取れ、この理由として、前項で紹介した組入比率が同じであるため、パフォーマンスが変わらないといったことも影響をしている可能性があるとも考えられます。

4.同じようなファンドと比較するとどうなのか

三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)を同じようなファンドと比較するとどうなのかについて、以下、大まかなものについて表にまとめています。

なお、バランスファンドであることから、投資指標としているベンチマークについては、数が多く、かつ、紹介しているバランスファンドのそれぞれについて紹介すると煩雑になるため、ここでは割愛をしていますので、あらかじめご了承ください。

ファンド名称 信託報酬(税込) 純資産総(億円) ファンド設定日
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) 0.17% 144.74億円 2017/5/9
ニッセイ・インデックスバランスF(6資産均等) 0.17% 1.02億円 2017/10/13
DCニッセイ ワールドセレクトF(標準) 0.22% 220.96億円 2003/1/10
ダイワ・ライフ・バランス50 0.22% 96.59億円 2005/6/6
三井住友・DCつみたてNISA世界分散ファンド 0.23% 1.1億円 2017/10/3
つみたてバランスファンド 0.23% 6.46憶円 2017/10/26
野村-野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型 (愛称:Funds-i内外7資産バランス・為替ヘッジ型) 0.54% 72.8億円 2013/9/12
三井住友-三井住友・DC年金バランス30(債券重点型) (愛称:マイパッケージ) 0.24% 93.3億円 2007/12/28
三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ) 0.25% 258.94億円 2007/12/28

平成30年8月現在

三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)と比較するのであれば、DCニッセイ ワールドセレクトF(標準)が、最も良いと思われます。

これは、株式がファンド内に組入されている比率が同じで、かつ、手数料や純資産総額がさほど変わらないといった理由がおもなもので、これら2つは、バランスファンドを選ぶ上で比較する意味は十分あるでしょう。

5.まとめ

三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)(愛称:マイパッケージ)は、バランスファンドを選びたいと考えている方に対して、率直におすすめできるファンドです。

この理由は、バランスファンドの中でも手数料が低い、運用実績がある、純資産総額が大きいなどがあげられますが、低リスクの債券型ファンドに比べてリターンも期待できるためです。

株式の投資割合が半分でありながらもリスクヘッジとして債券なども半分含まれていることから、正に本当の意味でバランスが取れているファンドであると言え、将来的に期待できるだけでなく、多くの投資家が投資している理由にも納得できます。

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