積立投資が安全な資産形成方法だと言われる理由を解説

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積立投資を含めた資産運用は、少子高齢化と言われる時代の中で、将来の医療や年金といった不安を解消するための手段として重要な位置づけになっています。

現在、最も安全とされる「預金や貯蓄」によって、将来の資産形成をすることは難しいだけでなく、長生きすればするほどお金がかかることになる(長生きリスク)ため、預金などのお金をストックするだけの資産運用では一生涯のお金を確保するのが極めて困難な時代となっています。

いわゆる「自助努力」や「自己責任」といった時代が到来していく中で、一生涯の生活を自分の裁量でまかなわなければなりませんが、その対策方法の1つに積立投資があります。

通常、「投資は損をする」「難しそうで始めにくい」といったマイナスのイメージが強いものだと思いますが、反面、積立投資は、投資初心者にもやさしく、安全な資産形成方法であるとされています。

このようなことを踏まえまして、本記事では、積立投資が、なぜ安全な資産形成方法とされるのか、その理由について解説を進めていきます。

1. そもそも「安全な資産形成」って何を根拠に言うものなのか考えてみましょう

本記事の解説を始めていく前に、そもそも「安全な資産形成」って何を根拠に言うものなのか考えてみましょう。

冒頭でも軽く触れましたように、投資のイメージに「損をする」といったマイナスのイメージがあることを踏まえますと、「安全な資産形成」とは、「損をしない」もしくは「損をしにくい」といったことであると考えられます。

ただし、投資で絶対に損をしないといったことはあり得ないため、投資における「安全な資産形成」とは、「損をしにくい」ことで、かつ、「利益が得られやすい」ことが望ましいと考えることもできます。

では、本記事で解説していく積立投資は、損をしにくく利益が得られやすい投資なのでしょうか?

2. 積立投資は、損をしにくく利益が得られやすい、安全な資産形成方法です

積立投資が、損をしにくく利益が得られやすい、安全な資産形成方法である大きな理由に「長期の時間をかけることで収益が安定する」ことがあげられます。

具体的な解説は、以下のイメージ図を参考に進めていきます。


一般社団法人投資信託協会 第3回 長期投資のメリットとは 収益が安定するより引用

上記は、株式投資の収益率を例にしたイメージ図になりますが、1年や5年といった短い期間の投資よりも20年や30年など投資期間が長ければ長い程、損をしにくく、安定した収益が得られやすくなっていることが確認できます。

内容 最高収益率 平均収益率 最低収益率
1年投資 72.1% 12.9% ▲24.8%
5年投資 32.9% 11.1% ▲7.3%
10年投資 22.8% 10.4% ▲3.5%
20年投資 20.5% 11.4% 4.4%
30年投資 12.8% 10.1% 6.8%

積立投資も考え方はまったく一緒であり、毎月一定金額や一定数量の投資信託を購入しながら投資する積立投資は、基本的に長期の資産形成に向いていると言われています。

つまり、上記表でいうところの「20年投資」や「30年投資」のように積立投資を長い期間行うことによって、「損をしにくく利益が得られやすい」といった多くの皆さんが理想としている効果が期待できることになるわけです。

積立投資では、株式投資のように極端に多くの利益を望むことはできませんが、できる限り無理をせずに、より確実に利益を得たいと考えている方には安全な資産形成方法と言えます。

3. 積立投資が安全だと言える3つの理由

投資信託を毎月一定に購入する積立投資も1つの「投資」であるため、100%投資したお金が戻ってくるわけではありません(元本保証されていない)。

しかし、積立投資は、他の投資よりも安全に資産運用ができるとされており、具体的には「複数の銘柄にリスク分散できる」「少額から投資をはじめられる」「プロの専門家が運用してくれる」という3つの理由があるためです。

以下、積立投資が安全だと言える3つの理由について詳しく解説を進めていきます。

複数の銘柄にリスク分散ができる

投資信託を購入して投資する強みの1つに、複数の銘柄に投資をすることができるといった「分散投資」があげられます。

以下、イメージ画像を例に分散投資の解説を分かりやすく進めていきます。


SBI証券 「卵はひとつのカゴに盛るな」より引用

A社株式1本に投資した場合

はじめに、100万円の投資資金をA社の株式1本に投資したと仮定します。

数年後、仮にA社が倒産してしまった場合、A社に投資した際に受け取った100万円の株式に価値は全くないことになりますので、実質0円となり、保有している株式は紙切れ同然になってしまいます。

これを卵に例えて考えますと、「1つのお椀」に100万円分の卵をまとめて入れることはできますが、何かの拍子で、そのお椀が傾いて卵が割れてしまった場合、100万円分の卵はすべて価値が無くなってしまうことになります。

結果として、損失は▲100万円となり、大きな損失を抱えてしまうことに繋がります。

A社からE社まで株式5本に投資した場合

今度は、同じ100万円を20万円ずつA社からE社まで5つの会社株式に分散投資したものとして考えてみます。

前項の例と同じように、仮にA社が倒産してしまった場合、A社の株式20万円は価値が無くなり0円となりますが、他のB社からE社までの株式に影響は生じないため、結果として大きな損失が避けられることに繋がります。

それだけではなく、仮に他の会社の株価が上昇した場合、当初保有していた100万円の価値よりも増加する可能性も見込まれます。

これを卵に例えて考えてみますと、20万円の価値がある卵をそれぞれ5つのお椀に分けておくことで、仮にその中の1個が割れてしまったとしても残る4個の卵は無事なため、すべての卵を失わなくても済むことになります。

仮に、良質な卵であったとして、当初20万円の価値があった卵にプレミアムが付いたとして27万円や38万円に価値が上がる可能性も考えられます。

このように、投資信託は、株式投資と異なって分散投資をすることで、投資リスクを最小限に抑えられるメリットが安全であると言える理由の1つになります。

少額から投資をはじめられる

積立投資の場合、月々500円や1000円といった少額から投資を始めることができるため、投資初心者でも投資が始めやすい手軽なメリットがあります。

先に解説した株式投資の場合、積立投資のように500円や1000円といった少額から始めることはできないほか、多くの方が気になる「損をしてしまうかもしれない」といったリスクが大きいこともあり、なかなか始めにくいデメリットがあることを踏まえますと、積立投資は、投資金額が少ない分、リスクを最小限に抑えることができて安全だと言えます。

プロの専門家が運用してくれる

積立投資で保有する投資信託は、基本的な運用をプロの専門家(ファンドマネージャー)がやってくれるので、専門的な知識がなくても大丈夫なメリットがあります。

また、株式投資のように随時値動きをチェックしなくても良いので手間がかからないのも魅力の1つと言えます。

こちらは余談となりますが、ファンドマネージャーの力量によって積立投資で購入した投資信託の運用成績が大きく左右することになるため、いわば「カギを握っている」といったことも押さえておきたいポイントです。

4. 金融会社が倒産しても投資したお金は守られるから安全!

前項で解説した株式投資の場合は、投資した会社が倒産などで無くなってしまった場合、保有している株式(株券)の価値も無くなってしまいますが、積立投資を行って保有している投資信託の場合、仮に金融会社などが倒産しても投資したお金は守られる仕組みになっています。

ここで言う金融会社には、具体的に「販売会社」「委託会社(運用会社)」「信託銀行」の3つがあげられますが、これらが破綻したときの取り扱いを以下、解説していきます。

販売会社が破綻した場合

販売会社とは、投資信託を販売している会社のことを指し、銀行や証券会社をイメージすると分かりやすいでしょう。

仮に、これらの会社が倒産したとしても、投資信託を販売しているだけであり、実際にお金を管理し保管しているわけではありませんので、投資したお金が無くなるといった影響は生じません。

委託会社(運用会社)が破綻した場合

委託会社(運用会社)とは、投資信託の運用を指示するファンドマネージャーと呼ばれるプロの指示に基づいて、実際に金融商品を売買する会社であるため、こちらも先に解説した販売会社と同じように、実際にお金を管理し保管しているわけではありませんので、投資したお金が無くなるといった影響は生じません。

信託銀行が破綻した場合

信託銀行とは、投資信託の資産管理を行っているところであり、実際に市場に投資しているところでもあります。

つまり、信託銀行が倒産してしまいますと、株式投資のように投資したお金が無くなってしまう印象をどうしても受けてしまいますが、日本の法律では、このようなことが無いように、信託銀行に対して自己の資産と投資信託の資産を別々に管理することを義務付けています。

そのため、投資信託の資産は保護されている取り扱いとなっているため、万が一、信託銀行が破綻した場合でもすべての投資資産が無くなってしまうことはありません。

誤解の無いように解説を付け加えておきますが、すべての投資資産が無くなる訳ではありませんが、少なくとも信託銀行が破綻することによってすべての投資資産が戻ってくるわけではないことも理解しておく必要があります。

5. より安全に投資をするためにやるべき3つのテクニック

本記事の最後に、より安全に積立投資をするためには、どのようなことに気をつけるべきなのか?といったことについて、以下3つに絞って解説を進めていきます。

投資初心者は「バランス型インデックスファンド」で手堅く資産運用

初めて積立投資をする皆さまからしますと、そもそもどのような投資信託を購入すれば良いか分からないといった思いをする方がとても多いのではないでしょうか?

投資というのは、絶対に儲けられるといったものではないほか、それぞれの投資家の考え方によって様々な意見があるのも紛れもない事実ですが、仮に、投資初心者の方が、積立投資を始めるのであれば「バランス型インデックスファンド」で手堅く資産運用してみることをおすすめします。

参考 積立投資に手間と時間を掛けたくないならバランス型ファンドを選択すべし

投資目標に沿ったポートフォリオを考える

積立投資を始めるにあたってとても大事なことは、「なぜ、積立投資を行うのか」といった投資の目的と「いつまでにいくらのお金を積立投資で用意するのか」といった投資目標をしっかりと決めておくことになります。

そして、これらがしっかりと決まった上で、資産の組み合わせにあたる「ポートフォリオ」を考えることが大切になります。

以下、大まかなポートフォリオの一例を紹介していきますので参考としてみて下さい。

少しぐらいの損は気にせず、とにかく多く増やしたいポートフォリオ

とにかく手堅く損をしたくない場合のポートフォリオ

原則として半年から1年に2~3回リバランスすることを忘れない

積立投資を行うにあたって、原則として半年から1年に2~3回リバランスすることを忘れないことが求められることもあります。

リバランスとは、先に紹介したポートフォリオが、長く積立投資を行うことによって割合が変化してしまうことをいい、これを従来の形へ修正する作業のことを言います。

実際のところ、投資家によってリバランスにかかる判断基準が異なっていることもあり、たとえば、「原則として半年から1年に2~3回リバランスすることを忘れない」といった考え方や、「積立投資で購入する投資信託などの種類によってリバランスをさほどまめに行わなくとも良い」といった考えなど実に様々です。

つまり、これらの相反する考え方から推測できることは、まずは積立投資を始めながら、購入した投資信託の基準価額(保有している投資信託の価値)がどのように推移しているのか感覚を掴むところからはじめ、少しずつ時間をかけて調整(リバランス)をする方法が投資初心者には望ましいと考えることもできます。

ちなみに、先に紹介したバランス型の投資信託であれば、リバランスも自動で行ってくれるため、純粋に毎月こつこつ投資信託を継続購入することで足りるため、投資初心者にはやはり向きであると思われます。

6. まとめ ~積立投資が安全な資産形成方法だと言われる理由を解説~

本記事では、積立投資が安全な資産形成方法だと言われる理由を幅広く解説させていただきました。

「自助努力」「自己責任」と言われる時代が到来している中で、将来の資産形成を自分自身で行わなければならない時に、今、与えられている時間を有効に活用して無理のない資産形成を積立投資で行うことはとても効果的です。

投資をすることにどうしても抵抗がある方もおられると思いますが、仮に、リスクを抑え、債券中心のポートフォリオを組んだとすると、積立投資で安全に資産運用できるものが、さらに安全で安定した資産運用ができると考えられます。

しかし、債券中心で資産運用をすることでリターンも低くなるため、充分な資産形成ができない可能性も生じてしまうことから、投資目的や投資の目標金額を達成するために必要なリターンなどがどれくらいなのかも考えつつ、積立投資を行っていくことがとても大切になります。

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