楽天・全世界株式インデックス・ファンドの特徴の解説

つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)といった投資制度を活用した積立投資は、将来のお金を準備するために非常に効果的です。

その一方で、投資できる商品には、具体的にどのような特徴があって、その投資商品が良いのか悪いのかそこのところを知りたいといった方も多いと思います。

そこで本記事では、つみたてNISAで投資をすることができる「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の特徴について解説を進めていきます。

なお、本記事の解説は、執筆時点で交付されている投資信託説明書(交付目論見書)の内容も交えて進めていきますので、今後の内容が少なからず変わる可能性があることをあらかじめご留意ください。

1.楽天・全世界株式インデックス・ファンドの特徴

楽天・全世界株式インデックス・マザーファンド受益証券への投資を通じて、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目指すファンドです。

具体的には、前述した対象指数に連動する上場投資信託証券(ETF)の「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」を実質的な主要投資対象としており、これによって、日本国内、先進国、新興国の株式へ投資をする仕組みが構築されている特徴があります。

2.商品概要

楽天・全世界株式インデックス・ファンドについて、大まかな商品概要を以下、表にまとめて紹介します。

おすすめ度(5段階評価) ★★★
販売手数料 なし
信託報酬 年率0.23%(税込)
信託財産留保額 なし
運用スタイル インデックス
運用会社 楽天投信投資顧問
ファンドの種類(どこに投資をしているか?) 全世界株式
総資産額 125.23億円

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、楽天・全世界株式インデックス・マザーファンドを通じて、バンガード®・トータル・ワールド・ストックETFと呼ばれる上場投資信託(ETF)へ投資するファンドです。

そもそもバンガードって何?

出典 楽天・全世界株式インデックス・ファンド投資信託説明書(使用開始日2018年6月29日)より引用

バンガードとは、世界最大級の運用会社でインデックスファンドの世界シェアがNO.1の特徴を持っています。

投資対象のバンガード®・トータル・ワールド・ストックETFとは

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、バンガード®・トータル・ワールド・ストックETFに投資をすることから、バンガード®・トータル・ワールド・ストックETFが、そもそもどのような上場投資信託なのか特徴を知っておくことも大切です。

出典 楽天・全世界株式インデックス・ファンド投資信託説明書(使用開始日2018年6月29日)より引用

バンガード®・トータル・ワールド・ストックETFは、実質的な主要投資対象が全世界株式となっており、日本国内、先進国、新興国といったすべての株式が組み入れられているファンドであることがわかります。

また、ベンチマークと呼ばれる指数は、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)となっていることも確認できます。

出典 楽天・全世界株式インデックス・ファンド投資信託説明書(使用開始日2018年6月29日)より引用

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)は、約8,000銘柄の株式の時価総額に対する加重平均が指数として目標になるため、いわば、世界経済全体が上昇基調になっていくことによって、利益を享受することができると考えられます。

いわば、世界平和で国対国の対立が無いほど、楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、成長し続けるファンドであると筆者は感じていますが、平成30年8月現在の現状では、アメリカと中国の間での貿易問題やアメリカとトルコの関係問題など、世界経済の安定や世界平和にはまだまだといったところでしょう。

おもな金融機関別における取り扱い(販売)の有無

金融機関 取り扱いの有無
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
カブドットコム
野村證券 ×
大和証券 ×
松井証券
GMOクリック証券
岡三オンライン証券
東海東京証券 ×
みずほ銀行 ×
三菱UFJ銀行 ×
三井住友銀行 ×

楽天・全世界株式インデックス・ファンドが、実際に販売されている金融機関は、平成30年8月現在で14社となっており、そのほとんどが、インターネット証券会社が占めていることが確認できました。

国・地域別組入比率と組入上位5銘柄

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、バンガード®・トータル・ワールド・ストックETFを投資対象としていることから、以下、バンガード®・トータル・ワールド・ストックETFが投資している国・地域別組入比率と組入上位10銘柄について紹介します。

なお、全体像を見て考えられるファンドのポイントについては、「3.楽天・全世界株式インデックス・ファンドのポイント解説」で進めていきます。

国・地域別組入比率

出典 SBI証券 投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2013 第1位受賞ファンド【VT】バンガード・トータル・ワールド・ストックETFをご紹介します!より引用

組入上位10銘柄

出典 SBI証券 投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2013 第1位受賞ファンド【VT】バンガード・トータル・ワールド・ストックETFをご紹介します!より引用

運用実績

楽天・全世界株式インデックス・ファンドの運用実績(2017年9月29日~2018年8月29日)は、以下の通りです。

出典 楽天・全世界株式インデックス・ファンドより引用

3.楽天・全世界株式インデックス・ファンドのポイント解説

楽天・全世界株式インデックス・ファンドについて、特徴や商品の概要などについて紹介してきましたが、ここでは、同ファンドの押さえておきたいポイント解説します。

全世界の株式へ投資できることをどのように捉えるか

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、全世界の株式へ投資できる特徴があるのですが、組み入れられている株式同士のリスクヘッジを考えた時、債券が組み入れられているバランスファンドのようにある程度相殺されるまでには至らないと思われます。

いわば、すべての全世界株式が上がり続けていくことは一般的に考えると難しく、多くのリターンを減らすためにお互いが足を引っ張る要因になると考えられ、この辺にはまずもって注意が必要でしょう。

アメリカ中心の投資対象をどのように捉えるか

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、北米に半分以上の投資割合を占めていることから、たとえば、先進国100%のファンドと比べて分散するメリットがどのようなところにあるのか考えておく必要があります。

筆者個人としては、債券が組み入れられているバランスファンドではなく、北米以外の国の株式を分散させるメリットが正直なところ不明だというのが率直な感想ですが、全世界株式に投資を検討している方は、この辺を明確にしておきたいものです。

運用実績が浅いため、将来的にファンドが成長していくのかどうかがわからない

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、2017年9月29日に販売が開始され、本記事を作成している2018年8月時点において、運用実績が1年も経っていません。

すでに解説をしておりますが、楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、全世界の株式を投資対象としているほか、ファンド内の組入比率が株式100%であるため、いわば、ハイリスク・ハイリターンのファンドであることは確かです。

出典 楽天・全世界株式インデックス・ファンドより引用

運用実績を見ても、値動きが激しいことが確認でき、販売開始に比べて運用成績は良いのは確かですが、つみたてNISAなどを活用して長期投資を行っていく場合におきましては、もう少しファンドの成長性や世界経済の動向を様子見してから投資しても良いと思われます。

4.同じようなファンドと比較するとどうなのか

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、いわゆる、全世界株式型インデックスファンドであり、日本国内、先進国、新興国の株式へ低コストで分散投資し、かつ、株式100%で運用されるファンドです。

楽天・全世界株式インデックス・ファンドと同じようなファンドとしては、おもに以下のようなファンドがあげられます。

楽天・全世界株式インデックス・ファンドと似たファンド
  • EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド
  • 野村 つみたて外国株投信
  • 三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド

ただし、上記ファンドの中には、日本株式が含まれていないファンドもあるため、最も近いファンドとしては、EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンドがあげられます。

信託報酬などの手数料負担につきましては、楽天・全世界株式インデックス・ファンドに比べてEXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンドの方が低いのが現状であることから、仮に、全世界の株式を対象にした投資信託を希望している場合は、少なくともこれら2つのファンドは比較検討する必要性はあるでしょう。

5.まとめ

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、海外のETFへ低コストで積立投資をすることができることから話題性が富んでいることは確かですが、将来のための資産形成をより確実に行っていくためのファンドとしては、少々不安要素が残ります。

運用実績のある株式型のファンドやパフォーマンスの良いファンドで積立投資をはじめ、全世界の株式ファンドの成長性や動向を見てから、これまでのファンドに加えて新たに追加投資するなどの工夫をされることが望ましいと筆者は考えます。

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