【インタビュー】楽天証券 篠田尚子様・廣田典子様

白井マサヒロ
こんにちは!「積立投資 超入門」管理人の白井マサヒロです。

本日はネット証券でも大人気の楽天証券の篠田尚子様と廣田典子様へのインタビューを紹介します(本当に素晴らしい時間でした)。

篠田様は日本でも数少ないファンドアナリストとして、廣田様はiDeCo・NISAの推進担当として、ご活躍されている方々です。

「なぜ今、資産形成をするべきなのか?」「楽天証券との他社との違いは?」「ファンドアナリストが考える投資初心者が選ぶべき投資信託は?」など、貴重なお話が盛りだくさん!

ぜひ、最後までお楽しみください。

篠田尚子様&廣田典子様 プロフィール

楽天証券株式会社
ファンドアナリスト
楽天証券経済研究所
AFP(日本FP協会認定)
篠田尚子 様

楽天証券株式会社
マーケティング本部
iDeCO・NISA推進室
廣田典子 様

1.インフレが深刻化していくからこそ、自分で資産形成を始めなければならない

白井マサヒロ
今回はインタビューのお時間をいただき、誠にありがとうございます!楽天グループのオフィスに入るのは初めてだったので、緊張しました(笑)

今日は、投資初心者の方が気になることや、心配なことなどをお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします!

篠田様
よろしくお願いします。
廣田様
よろしくお願いします。
白井マサヒロ
さて早速ですが、今、将来に向けて、お金の面で心配している方が増えてきていますが、どうして、今、資産形成をするべきかをお聞かせいただけますか?
篠田様
そうですね。色々な側面からお話しすることができるんですけど、1つ皆さんが気付いていらっしゃらない大きな問題が「インフレ」ですよね。

※インフレとはモノの値段が全体的に上がり、お金の価値が下がること。例えば、これまで200円で5個リンゴが買えたことが、200円で4個しか買えなくなる、つまり、リンゴの価値が1個40円から50円になる、、こんな状態のことです。

篠田様
今後、日本社会は確実にインフレになっていくことは避けられないと思います。

まぁ、最近ではよく言われていますが、日本は世界から取り残された状況にあります。その中で、日本はインフレになっていかないと国が維持できない状態だということです。

白井マサヒロ
そうなんですね。その部分について、あまりピンと来ない方もいるかと思うんですが、、、
篠田様
実は、じわりじわりとインフレは始まっているんですよ。

例えば、身近なところでは、お菓子や食べ物の値段も実質値上げが始まっていますよね?私たちが気づかないように、気づかないように、メーカーさんが頑張ってやっちゃっているので、実態としてはわかりにくいんですけど。

そして、これからインフレがもっと深刻化していくと、手元にお金を置いておくだけでは、もうそれだけで減ってしまうことになるわけです。

ですので、そういう観点からも、確実に資産運用は必要だと言えますね。

白井マサヒロ
銀行にお金を預けているだけでは、もうダメな時代ということですね。
篠田様
もう1つ知っておいて欲しいのが、最近新聞を賑わせていまる「年金の受給開始年齢」ですね。これは確実に欧米並みに引き上げられると思います。

と言いますか、日本のように65歳から年金受給を受け取れるというのは、平均寿命から考えると、かなり若いんですね。

そう考えると、70歳くらいまでは確実に引き上げられると思っておいたほうが良いんです。

白井マサヒロ
つまり、70歳まで年金をもらえない可能性があるってことですね。
篠田様
その通りです。あとは、今の時代は自分の生き方を色々と選択することができるようになっています。もしかしたら、定年まで働くことが全てではない、とお考えの方もいるはずです。

そのようなときに「自分の好きなように生きられる」じゃないですけど、生き方、暮らし方の選択肢を広げるためには、資産の準備をしておくことに越したことはないですよね。

白井マサヒロ
将来に起こるインフレなどの問題だけでなく、自分で豊かな人生を過ごすためには、自分で資産を作っておく必要があるということですね。
篠田様
そうです。そして、資産形成を始めるのは、当然早い方が良いですね。

早いうちであれば、対年収比に対して、投資・貯蓄に回す割合が小さく済むんですよ。

20〜30代から積立投資をやるのであれば、毎月1〜3万円程度を投資していけば、将来のために十分な資産形成をすることも不可能ではないですからね。

これが40代や50代になってくると、平均年収の2〜3割は確実に資産運用に回さないと間に合わなくなってしまう。。。

そういう意味からも、若いうちから資産を築いていくことが大切で、少しでも問題意識を持ったときに始めて欲しいですね。

白井マサヒロ
篠田さんからお話を聞くと、説得力が違いますね(笑)

2.投資信託での資産形成はグローバルスタンダード

白井マサヒロ
篠田さんは日本でも数少ないファンドアナリスト(投資信託アナリスト)ということですが、篠田さんの視点から「どうして投資信託で積立投資をやるべきか?」ということもお聞かせいただけますでしょうか?
篠田様
やっぱり、投資信託は失敗が少なくて済むというところが大きいですね。

もちろん、株とか資産運用できる金融商品にも色々な選択肢はあります。

ただ、現に日本政府が推し進めている「iDeCo」「NISA」「つみたてNISA」と言った非課税制度は、世界中を見ても同じような制度があるわけです。

そして、それらの中身は全て投資信託。

つまり、資産形成のグローバルスタンダードが投資信託だと考えることができるんです。

白井マサヒロ
世界では投資信託が資産形成の基本になっているんですね。
篠田様
基本的に株でiDeCoやつみたてNISAを使うことはできないというのもありますが、投資信託はグローバルスタンダードですので、素直にそれを使えば良いというのが、私自身の見解ですね。
廣田様
楽天証券において、株でお取り引きをされているお客様も、iDeCoやつみたてNISAはインデックスファンド中心にやり、そこには一切手をつけないというか、ほったらかしも、ほったらかしで、長期で保有している方が多いですね。
篠田様
もちろん、私も投資信託が全てではないと思っています。
だから、株などで投資をすることも悪くはありません。

ただ、投資上級者の方でも、投資信託を上手く使って資産形成をしている方も数多くいますので、投資初心者の方もぜひ、投資信託で資産形成をオススメしたいですね。

白井マサヒロ
本当に、誰でも投資をスタートさせるときには、一番投資しやすく、失敗が少なくて済む商品ですからね。

3.少額からでもOK!今後はやらないことが確実にリスクになる・・・

白井マサヒロ
・・・とはいえ、まだまだ日本では投資を始めるということに対して、ハードルは高いですよね?
篠田様
そうですね。最初に一歩が踏み出せないという方は多いですね。

失敗したくないとか、リスクを取りたくないという理由が圧倒的に多いわけなんですけど、やっぱり、今後はやらないことが確実にリスクになってきますからね。

投資で資産形成をするという、発想の転換がいつできるか?ということが大事ですね。

白井マサヒロ
お金の考え方を変えていく必要があるということですね。
篠田様
そうです。ただ、今は投資信託を100円から買うことができるんですよね。

実は15年くらい前からも投資信託を10,000円から買うことはできたんですが、実質的には、いわゆる対面系の金融機関だと、あまり10,000円で投資信託を買いたいというお客様をまともにご案内できる体制はできてなかったですね。

現実としては、最初から500万円、1,000万円ほどの費用をかけていただくというのがスタンダードだったんです。

白井マサヒロ
私も投資については「投資=お金持ちがやること」という考えがありました。
篠田様
それが、この10年ほどで一気に少額から始めるお客様も増え、さらにスマートフォンで全部手続きができるようになったので、手軽に投資ができるようになりましたね。
白井マサヒロ
確かに100円から投資ができるというのを聞いたときには「まじか!?」と驚きましたからね(笑)

ちなみに、今、iDeCoやつみたてNISAを使って資産形成を始める方が多いと思うんですけど、そのような方々も満額(つみたてNISAなら33,000円、iDeCoなら20,000円ほど)ではなく、少ない金額から始める方が多いんですか?

廣田様
最初から満額で投資される方はそこまで多くないですね。
例えば、iDeCoであれば、大体5,000円ほどから始められる方が多いです。
白井マサヒロ
それはやっぱり、途中でお金を引き出せないというのが理由で、満額で投資をしていないんですか?
廣田様
そうですね。様子見という意味も含めて、満額ではなく少額からスタートしている傾向が高いですね。
白井マサヒロ
それで、投資をすることに徐々に慣れてきたら、投資額を増やされていく方が多いんですね。
廣田様
そうですね。
篠田様
我々のメッセージとして、積立効果ということを考えたときに、無理して、最初からバンっと大きな金額を出して、あとで減額をするよりは、少ない金額から始めて、徐々に増やしていったほうが、積立効果もなだらかになるとお伝えしています。
廣田様
それもあるのか無理のないところで始められる方が多いという感じですね。
白井マサヒロ
無理なく始められるというのが、投資信託の魅力ですもんね。だからこそ、今、投資信託の積立投資で資産形成を始められる方が増えているということなんですね。
篠田様
そうですね。「これくらいの金額ならできるかな」って思っていただけると思うんですよね。例えば、5,000円とかですね。はい。
白井マサヒロ
確かに5,000円であれば、なんとかいけるっていう感覚はあります。
篠田様
5,000円というのは「なんとかできる」という絶妙な金額だと思います。
白井マサヒロ
逆に100円で投資をされている方って、意外と少ないんですか?
篠田様
おっしゃる通りですね。100円から投資を始められている方ってのは、結構少ないんですよ。

当社では、投資のハードルを少しでも下げるために、また、楽天スーパーポイントを無駄なく使って投資を始めていただけるように、投資額を100円まで引き下げました。

必ずしも「100円から始めてください」ということではないので、ご自分の資産形成のペースに合わせて始めていただきたいですね。

白井マサヒロ
そういうことなんですね。実際に投資をやられている方の多くは5,000円くらいから投資を始めているんですね。

4.お財布を傷めずに、ポイントで資産運用ができるのは大きなメリット

白井マサヒロ
ちなみに、楽天スーパーポイントで投資信託を買われている方というのは、結構多いんですか?
篠田様
かなり多いですね。楽天証券で投資信託を初めて買われた方の8割くらいはポイントを利用されていますね。
白井マサヒロ
そんなに多いんですね!
篠田様
楽天証券では、ポイントを積立投資で使うときには、自分で「ポイントを何百ポイント使ってください」と設定することになるんですね。

ですので、例えば、毎月確実に500ポイントは貯まる方であれば、500ポイントと設定しておけば良いんです。そして、それを超える金額は普通に証券口座から引き落とすなどの選択をしてもらうことになります。

ポイントは1ポイント単位から設定することができるので、いくらポイントを使って、いくらご自身のお財布から支払うのかを調整できるので、便利になっているかと思いますね。

白井マサヒロ
確かにそれだと投資は始めやすいですね。
篠田様
逆に楽天カードであったり、楽天トラベルだったりを使っている方だと、結構どかっとポイントが貯められる方もいますよね。

そのような方であれば、毎月2,000〜3,000ポイントを投資信託の購入に充てることもできると。

これまで貯めたポイントをなんとなく使っていた方も、ポイントで投資信託を買うという選択をしてもらうことができるようになったということですね。

白井マサヒロ
ポイントで投資信託を購入できる、積立投資ができるというのは、投資をスタートするときのハードルを大きく下げているんですね。

正直、私も「ラッキー!」と思いましたからね(笑)

篠田様
素直にポイントを使えるということを受け止めていただければな、と(笑)

自分のお財布を傷めずに、ポイントで資産運用ができるというのが、楽天証券の大きなメリットだと言えますね。

廣田様
ちなみに、2017年9月にポイント投資で投資デビューされた方の投資信託残高が1年後、1人あたり平均でプラス340%増加しています。

ポイント投資だけでは、ここまで増えないので、ポイントを使って投資をスタートした後に、ご自身のお金で投資をされているということがわかりました。

ポイントで投資をしてみて「投資ってこんなものなんだ」「投資信託って思ったよりも(リスクが低く)こわくないかも」って、感じていただき、その後は継続的に投資を続けているという結果になっていますね。

白井マサヒロ
つまり、楽天証券さんが投資に対するハードルをかなり下げて、投資の入り口を広げたってことですね。

5.2018年は楽天グループならではの強みを活かしたサービスがスタート

白井マサヒロ
先ほど出た話で、楽天スーパーポイントで投資信託を購入できるという内容がありましたが、楽天証券は他社様と比べても、様々なサービスを提供していますね。
篠田様
そうですね。

この1年で考えると、我々のなかでも新しく導入したサービスが大きく3つあります。

まずは先ほどもお話しした、投資信託の購入に楽天スーパーポイントが充当できるというサービス、これが積立投資でもできるようになりましたね。

また、投資信託の積立額を楽天カードのクレジット払いで決済できるサービスも2018年10月末からスタート。クレジット払いができるようになることで、楽天カードのポイント還元を受けられるようになり、楽天スーパーポイントが貯まるようになります。

そして、楽天市場で行っている「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」に9月から楽天証券も加わりました。

「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」は、楽天グループの各種サービスを使うことで、楽天市場でのお買い物時に付与されるポイントが2倍にも3倍にも増えていくというサービスです。

これらのサービスは、楽天グループならではの強みを活かしたサービスで、一気に2018年の夏から秋にかけてサービスを始めて、それを機会に新たに投資を始める方も増えています。

白井マサヒロ
この中でも私が注目したのが、楽天カードのクレジット払いで投資信託の積立額の決済をすることで、楽天スーパーポイントが貯まるというサービスです。これは、かなりメリットの大きいサービスですよね?
篠田様

そうですね。これは既存の楽天カードを持っていらっしゃる方には、かなり大きなメリットだと考えています。

今現在、楽天カードを持っている方は、1,600万名様超いらっしゃいます。それに対して楽天証券で口座開設をしている方は300万名様ほど。

楽天カードを持っているけど、楽天証券では口座開設をしていないという方は、まだまだ多いので、このサービスを通して、楽天証券を使っていただけるようになれば良いな、と考えています。

白井マサヒロ
確かに楽天カードを持たれている方は多いですからね。知名度も抜群ですし。
篠田様
楽天カードを持っているとメリットも多いですし、楽天グループ全体のサービスがそのように作られているということもあります。

楽天グループのサービスを使うことでポイントを貯め、貯めたポイントを上手く使って資産形成をしていっていただけると良いですね。

白井マサヒロ
このサービスは普通の積立投資だけでなく、つみたてNISAでも使えるのも、大きな特徴ですね。
篠田様

そうですね。投資額に応じてポイントが貯まるというのは、手に入れられるリターンの部分に確実に上乗せされるということですからね。お得だと思います。

特につみたてNISAなどで長期投資をすればするほど、コストの差うんぬんよりも、ポイントのメリットがずっと大きくなると思います。

白井マサヒロ
正直、これまでは他のネット証券さんと比べても、はっきりと「この会社が良い!」と言えない印象でした。

しかし、楽天カードでの決済でポイントが貯められるようになったことで、投資初心者の目から見ても、楽天証券が明らかにメリットの大きい会社だとわかるようになりました。それほど画期的なサービスだと感じています。

実際、楽天証券で口座開設をしている方は増えているんじゃないですか?

篠田様

おかげ様で、2018年の新規口座開設数は、ネット証券ではNo.1になりました。確実に新規の口座開設数は増えています。

今は口座数も業界No.1になれるように、もっと使われる方に便利で、役立つサービスを提供できるように頑張っていきたいですね!

6.新規で口座開設をされる方は、圧倒的につみたてNISAが多い

白井マサヒロ
楽天証券がサービスの拡充をしたことで、投資を始める方も増えていとお聞きしましたが、iDeCoとつみたてNISAでは、どちらから始める方が多いんですか?
廣田様
件数でいうと、つみたてNISAのほうが圧倒的に多いですね。
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白井マサヒロ
それはどうしてなんですか?
廣田様

つみたてNISAが選ばれやすい理由としては2つありまして、1つは認知度の問題ですね。つみたてNISAの方が圧倒的に認知度は高いです。

もう1つは、多分ポイント投資だと思います。

NISA・つみたてNISAでは、購入時にポイントが使えますが、iDeCoではポイントが使えないので、そこが影響していることも考えられますね。

あとは、iDeCoは、書面でのお申し込みが必要になります。

NISAや総合口座は、すべてネットで口座開設ができるので、そこのハードルの高さは残念ながらあると思います。

白井マサヒロ
確かに、申し込みをするのに書類を提出しなければいけないというのは手間に感じますからね。。。
廣田様

残念ながら、iDeCoに関しては書面でのお申し込みが必要な点は、国の制度として決まっていることですからね。

それ以外にも「基礎年金番号がわかりません。どこを見ればいいんですか?」「年金手帳がどこにあるかわからないです。。。」と言ったご質問もよくいただきますよ。

白井マサヒロ
私もわからないです、、、(苦笑)
廣田様
iDeCoは国民全員が対象じゃないこともあり、つみたてNISAの方が幅広い方が使えるというメリットはあるかもしれませんね。
白井マサヒロ
では、今は普通に積立投資をやる方よりも、つみたてNISAを使われて始める方が多いんですか?
篠田様
ジワリジワリと増えてきた印象ですね。
白井マサヒロ
それでもジワリジワリという感じなんですね。
篠田様
昨年の秋ぐらいから、楽天スーパーポイントが使えるようになったり、クレジットカード決済ができるようになったりしたことで、徐々に増えてきましたね。

面白いことに、相場が不安定になると、投資を始める方も増えるんですよね。

やっぱり、相場が不安定になって、危機感的なものを感じるかもしれないですし、下がったので始めやすいということもあるかと思います。

こうした色々なことが重なったかとは思いますが、つみたてNISAは年明けから好調ですね。

白井マサヒロ
ちなみに、一般NISAからつみたてNISAの切り替えって増えていますか?
廣田様
新規の方はつみたてNISAの方が圧倒的に多いですけど、NISAからつみたてNISAに切り替える方は、あまり増えていないですね。
白井マサヒロ
そうなんですね。すでに一般NISAをやられている方は、継続して一般NISAでやられている傾向が強いんですね。
篠田様
やっぱり、全体で見たときに6〜7割の方は、どこかしらのタイミングで株式への投資をされるので、もし、その可能性があるのであれば、一般NISAの方が良いですよ、とはお伝えしていますね。
廣田様

ですので、我々としても、つみたてNISAという1つの選択肢に限るのではなく、あくまでもご自身にあった口座をお選びいただくというスタンスで打ち出しています。

その結果、つみたてNISAが増えてきたという流れになっていますね。

7.目に見えて20〜30代で投資を始める方が増えてきていますね

白井マサヒロ
ちなみに、投資は年収が高い人がやるというイメージがありますが、その流れは変わってきていますか?
篠田様
その流れは変わりつつありますね。

これは結局、年齢とかにも関係してくるわけですけども、やはり目に見えて20〜30代で投資を始める方は増えてきています。

となると、いわゆるコアなユーザーである40〜50代と比べると、年収的には低いわけですよね。

でも、それらの20〜30代の方も、先ほども言った「5,000円でも良いから投資に回そう」というマインドになってきていると感じますね。

廣田様
つみたてNISAだと20~30代の方が5割ほどになってきています。こういうところからも、年収が低くても投資を始める方は増えていることがわかりますね。
篠田様

今は色々な働き方があり、会社が用意している退職金制度も、フレキシブルな退職金制度を導入している企業があったり、退職金がない企業があったりなど、ある意味、若い方の方が危機感があるんですよね。

社内で勉強会などをすると、20代の社員からも、結構鋭い質問が来て、逆に私が勉強になることも多いですね(笑)

廣田様
あとは危機感だけでなく、自分のやりたいことが結構あったりとか、絶対30歳までに起業したいとかの明確な目標があって、目標を達成するためにはどうするか?と考えて、投資を始めている方もいますね。
白井マサヒロ
そういうことを考えると、投資がかなりポピュラーなものになりつつあると感じますね。
篠田様
他にも、例えば「海外に行く可能性がある場合、iDeCoやつみたてNISAはどうなるんですか?」などの質問を受けることもあります。

こうした質問が出てくるのは、若い方のほうが圧倒的に多いですね。

白井マサヒロ
じゃあ、若い世代も自分のライフプランを考えながら、資産形成、資産運用を考えるようになってきているんですね。
廣田様
そうですね。お金と自分のやりたいこと、そして、現実に今、お金がいくらあるのか?ということを総合的に考えていらっしゃる方も増えていますね。
白井マサヒロ
ちょっと前には考えられなかったような流れですね。
篠田様
これはiDeCoの存在が大きいですね。

白井マサヒロ
iDeCoは老後の資産形成のためにある制度なので、そこから自分の将来はどうしていくかを考えているということですか?
篠田様
終わりを見据えての投資制度ですからね。
終わりを見ながら、どう投資をしていくか?を考える必要があります。

だから、その過程を考えたときに「こういう可能性がある」「こういうことをやりたい」という考えが出てくるんでしょうね。

白井マサヒロ
面白いですね。これまでは「投資=年齢や年収が高い人がやる」というイメージがありましたが、それが変わってきていることがよくわかりました。

8.40〜50代の方は作った資産の取り崩し方を考える時代になってきた

篠田様
ちなみに40〜50代となると資産形成もそうですが、取り崩しについても関心が強くなっている傾向がありますね。

そちらに切実なニーズが出てきたので、我々も答えていかなければいけない問題ですよね。また、これは我々だけでなく、金融機関が共通の課題とも言えます。

白井マサヒロ
今、iDeCoは60歳から取り崩せるような形になっていますが、基本はそれ以降も、投資を続けた方が良いんですよね?
篠田様
そうですね。70歳までは保有しておくべきですね。

そもそも拠出の年齢を引き上げるという話も出ていますし、一方で引き出す年齢も70歳ではなく75歳とかまで認めるとか、、、そのあたりは近々で議論になってくるところですよね。

白井マサヒロ
制度自体が、また見直される可能性がある、ということですね。
篠田様
そうですね。制度が導入されてからも、随分色々と変わりましたし、すでに20年近く経っていますからね。

制度としては2000年代初頭からありますので、いよいよ団塊の世代が「取り崩したい」となってきたなかで、ようやく色々な動きが出てきたという感じですね。

白井マサヒロ
ようやく、その取り崩しというのがリアルな問題になってきたんですね。
篠田様
そこを見据えて、50代以上の方が、どのタイミングで取り崩しを始めていくべきか?ということを、自分の持っている資産額やライフプランに応じて、ある程度イメージしていく必要があります。まぁ、これも逆算ですよね。
白井マサヒロ
始めるときだけ考えるのではなくて、、、
篠田様
その後もですね。
このようなことを考えると、一概に、投資初心者とか、年齢が若いとか、年収が低いとか、区切れなくなってきているんです。

初心者も、ある程度、年齢を重ねている方であっても、自分のライフプラン資産形成について考えければいけなくなっている時代ということですね。

9.とにかく、全世界への株式ファンドを選べば間違いない!

白井マサヒロ
最後に投資初心者で、あまり知識もない方が、投資信託の銘柄を1つ選ぶとすれば、どれを選ぶべきですか?
篠田様
つみたてNISAであれば、全世界に分散しているファンドを選べば良いと思います。

楽天証券にも「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」はありますが、これだけでなく「eMAXIS slim」など、色々出ています。

もしかしたら、お取引されている金融機関さんでeMAXISしかないというケースもあるかもしれませんが、とにかくオールカントリー(全世界)を選んでおけば、間違いないですね。

白井マサヒロ
やはり、全世界へ分散投資できるものが良いということですね。
白井マサヒロ
8資産均等などのターゲットは50代などの、より安定した資産運用をしたい人向けということですかね?
篠田様
そうですね。8資産均等のバランス型ファンドには、国内外のREITや新興国株式も組み入れられているので、相場環境によっては、これらの資産の基準価額に対する影響力が大きく出てしまうんですね。
白井マサヒロ
8資産均等のファンドとか、完全に良いと思っていましたね(苦笑)
安定というイメージもあったので、、
篠田様
わかりやすいですもんね。ただ、基準価額に与える影響ということを考えると、状況によっては特定の資産が悪さをしちゃうんですよね。

それで資産が均等分配だと歯止めが効かないですからね。

白井マサヒロ
となると、世界中に分散投資をしつつ、状況に応じて柔軟にバランスを整えながら、資産運用ができる全世界の株式ファンドの方が良いということですね。

いやー本当に勉強になることばかりでした。
長時間に渡り、貴重なお話を聞かせていただきまして、誠にありがとうございました!

今回インタビューさせていただいた楽天証券について

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10.管理人のインタビュー後の感想

白井マサヒロ
ネット証券でもトップランナーでもある楽天証券様でご活躍されている篠田様、廣田様からのお話は、どれも貴重なお話ばかりでした。

一番印象に残ったこととして、インフレが深刻になっていき、お金を持っているだけでは、どんどん減っていってしまうということ。

その問題を解決するためには、投資などで資産形成をしていかなければならないことを改めて学ばせてもらいました(やっぱり、篠田さん、廣田さんから直接聞くとインパクトが大きい、笑)

そのなかで楽天証券様はポイントで投資信託を購入できたり、カード決済でポイントを貯めることができたりと、楽天グループならではのサービスで、投資のハードルを下げている印象を受けました。

また、投資初心者が一番悩むであろう投資信託の選び方としては「全世界の株式ファンド」を選ぶことが良いという、ファンドアナリストでもある篠田様からのアドバイスは、きっと多くの方にとって有益な情報だとも感じました。

このページを読まれている方も、まずは自分のできる範囲からで良いので、つみたてNISAやiDeCoを使って、自分の将来のために積立投資で資産形成をスタートしていただければと思います(もちろん、オススメの証券会社は楽天証券です、笑)

篠田尚子様&廣田典子様 プロフィール

楽天証券株式会社
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篠田尚子 様
著書:「本当にお金が増える投資信託は、この10本です。

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