積立投資で1億円を貯める方法!ポイントは投資期間・投資額・利回り!

人生やお金に対する価値や考え方というものは、人それぞれ異なるものですが、中には、自分自身の考え方や力で、大きな財を成し得たいという方もおられると思います。

たとえば、「1億円」という資産を形成するためには、様々な方法がありますが、仮に積立投資で1億円という資産を築くためには、「投資期間」「投資額」「利回り」などの投資条件が重要になってきます。

そもそも1億円という資産形成につきましては、個人の考え方によって興味の有り無しが大きく左右されることと思いますが、本記事では、積立投資で1億円を資産形成するための方法について解説を進めていきます。

1. 積立投資でも1億円の資産を形成することはできる!

積立投資で1億円の資産形成は可能になりますが、冒頭でも軽く触れましたように、そもそも1億円という大金を資産形成するための目的や意義が明確でなければ、積立投資で資産運用する必要がないことは確かです。

ただし、1億円を積立投資で資産形成することは、決して無茶苦茶な方法で行うわけではなく、誰でも無理のない範囲で挑戦することは可能であるため、少し頑張ってみようといった気持ちで挑戦する方は、案外、楽しみながら積立投資を継続していけるのではないかと思われます。

では早速、次項からは、積立投資で誰でも1億円という資産を形成するためのポイントについて解説をしていきます。

2. 1億円の資産形成をするために大事なのは「投資期間」「投資額」「利回り」の3つ

結論から申し上げると、積立投資で1億円を資産形成するためには、「投資期間」「投資額」「利回り」の3つの要素が大事なポイントとなります。

以下、それぞれの要素について個別に解説を進めていきます。

積立投資を「分配型以外」で長く継続することができれば、それだけ1億円に近づける

積立投資で1億円の資産形成をするためには、「分配型以外」で「投資期間」を継続して長くしなければなりません。

投資信託には、「分配型」「再投資型」「無分配型」といった種類があり、どれを選ぶのかによって、最終的に資産形成できる金額が大きく変わることになりますが、少なくとも1億円を積立投資で資産形成するためには、「再投資型」か「無分配型」のいずれかの方法で「投資期間」を長く継続して資産運用を行うことが鉄則になります。

参考 積立投資なら再投資型ファンドを選ぼう!再投資型のメリット・デメリットを紹介

この理由としましては、積立投資では、長期の時間をかけて複利のパワー(複利効果)を大きく活かすことができるため、積立投資の運用期間が長くなればなるほど、1億円という資産を形成するための運用資産が大きく育っていくことになるためです。

複利のパワー(複利効果)イメージは以下の通りです。

出典 マネックス証券 複利効果ってなに?より

積立投資で目標とする金額の資産運用を成功させるためには、「長期間」と「複利のパワー(複利効果)」を有効活用することが大切である旨をご理解いただいたところで、仮に、65歳までに1億円の資産形成をすると目標を立てたと仮定し、利回り10%で積立投資を行った場合にかかる年数と金額の一覧は以下の通りです。

利回り10%で毎月いくら投資をし、どれだけの期間、投資をすれば良いかをまとめてみた

年齢 投資期間 毎月の投資額
10,000円 30,000円 50,000円 100,000円
25歳 40年 63,240,796円 189,722,387円 316,203,979円 632,407,958円
30歳 35年 37,966,381円 113,899,142円 189,831,903円 379,663,805円
35歳 30年 22,604,879円 67,814,638円 113,024,396円 226,048,792円
40歳 25年 13,268,334円 39,805,002円 66,341,670円 132,683,340円
45歳 20年 7,593,688円 22,781,065円 37,968,442円 75,936,884円
50歳 15年 4,144,703円 12,434,110円 20,723,517円 41,447,035円
55歳 10年 2,048,450円 6,145,349円 10,242,249円 20,484,498円

仮に、25歳から40年、月々30,000円を、利回り10%で運用することで、約1億8,972万円という資産形成ができる結果となっていることが分かり、理論上、月々30,000円ずつ積立投資に回すことで、1億円以上の資産形成をすることができます。

利回り10%でどれだけの期間、投資し続ければ1億円達成するかをまとめると

 投資額 10,000円 30,000円 50,000円 100,000円
 達成年月 44年6ヶ月 33年9ヶ月 28年10ヶ月 22年5ヶ月

このように、投資する期間が長ければ、毎月3万円ずつでも1億円の資産形成をすることも不可能ではなく、逆に、投資期間が短くなると、それだけ1億円の資産形成をするのが難しくなるのも確認できます。

積立投資の投資額が多ければ、それだけ1億円に早く近づける

次に大切なのが「投資額」になりますが、ここでは、1億円の資産形成を目標に立て、利回り10%で積立投資を行った場合、毎月どれくらい投資にお金を回せば良いのか?を以下の表へまとめてみました。

利回り10%で積立投資できた場合、1億円の資産形成をするための、投資期間と毎月の投資額

投資期間 毎月の投資額
40年 15,813円
35年 26,339円
30年 44,238円
25年 75,367円
20年 131,688円
15年 241,272円
10年 488,174円

上記表の見方としては、たとえば、40年間、分配型以外の方法で積立投資を継続することができるとするならば、毎月15,813円だけ積立投資に回すことで、1億円を達成することができるといったものになります。

現実離れしてしまいますが、利回り10%の運用で1ヶ月あたり131,688円を運用することができれば「20年」で1億円の大台に乗ることになります。

毎日の生活をしながら積立投資で1億円を資産形成するということを踏まえますと、投資に回せるお金は、当然に限られてくることから、良くて数万円程度という方が大半だと思います。

つまり、早い時期から小さなお金を少しずつ回すことができなければ、1億円という大金について資産形成をすることは難しいと考えることができます。

積立投資の運用利回りが高ければ、それだけ1億円に近づける

最後に大事なのが「利回り」になりますが、そもそも利回りとは、「利子も含めた年間収益の投資金額に対する割合のこと」を言います。

参考 積立投資をするときには利回りを要チェック!利回りの仕組みをわかりやすく解説

仮に、これまでの解説のように、投資期間が長く、投資額が多かったとしても、利回りが低ければ、1億円という目標金額を達成することはできません。

以下、参考までに、1億円を達成するためには、どれだけの利回りが必要なのかを計算してみました。

年齢 投資期間 毎月の投資額
10,000円 30,000円 50,000円 100,000円
25歳 40年 0.115 0.078 0.06 0.033
30歳 35年 0.136 0.095 0.074 0.044
35歳 30年 0.165 0.117 0.094 0.06
40歳 25年 0.207 0.151 0.123 0.083
45歳 20年 0.274 0.203 0.169 0.12
50歳 15年 0.39 0.297 0.252 0.188
55歳 10年 0.639 0.5 0.434 0.34

通常、利回りは「8%以上」になってしまった場合は、失敗しない投資を行うためにも、運用資金や資産運用のゴール設定(ここでは1億円)を変更するべきだと言われています。

分かりやすく解説しますと、利回りが8%以上ですと、ハイリスク・ハイリターンを超えて無謀な投資と考えるべきという意味です。

このように、投資額によっては、かなり高い利回りを狙った投資(無理な投資)をしなければ1億円を達成するのは難しくなるのがわかります。

3. どれだけの期間、いくらぐらいの金額を毎月投資に回せるかを計算してみよう

積立投資で1億円の資産形成をするのは、ハードルが高いものの、決して不可能なことではないというのはおわかりになったと思います。

ここで、あなたの年齢やライフスタイルを踏まえて、どのような投資ができるかを考えてみてください。ポイントとしては2つです。

  • いつまでに1億円の資産形成をしたいか(積立期間)
  • 毎月、どれだけ積立投資にお金を回すことができるのか(積立金額)

この2つをベースに、どのような投資をしていけば良いのか?といった、投資戦略にあたるアセットアロケーションの組み方が見えてきます。

たとえば、現在30歳の人で、毎月50,000円ずつ積立投資にお金を回せる場合は、利回りが7.50%を狙えるようなアセットアロケーションを組み、投資信託を購入していけば良いでしょう。

参考 楽天証券 積立かんたんシミュレーションより管理人シミュレーション

逆に現在40歳で、毎月投資に回せるのが30,000円しかない場合は、15.10%の利回りを狙わなければいけなくなり、先に解説した許容範囲の利回り(8%)を大きく超えていることから、見直しが必要なことになります。

参考 楽天証券 積立かんたんシミュレーションより管理人シミュレーション

目標利回り(リターン)が高くなれば、それだけリスクも高くなり、資産を減らしてしまう可能性があるという覚悟も必要となってくるため、積立投資で1億円の資産を形成したい場合には、自分の年齢やライフスタイルを踏まえて、どのような投資をしなければいけないのかを冷静に考える必要があります。

4. 積立投資で1億円を資産形成するためには、「資産配分」が肝になる

一般に投資信託を購入することで、「国内株式」「外国株式」「国内債券」「外国債券」の4大資産と呼ばれるものにまとめて投資をすることができ、安定した資産運用をすることができるメリットが得られます。

しかし、1億円という大金を積立投資で資産形成するためには、4大資産ではなく、9つの種類の資産を理解し、それぞれの資産配分を戦略的かつ合理的に考える必要があります。

なお、ここで言う9つの資産とは以下の通りです。

  • 国内株式
  • 先進国株式
  • 新興国株式
  • 国内債券
  • 先進国債券
  • 新興国債券
  • 国内不動産
  • 先進国不動産
  • 新興国不動産

国内とは、日本のことを指し、先進国とは、アメリカやイギリスなどの国を指します。
新興国とは、インドや中国などのことを指します。

一般に、株式の価格が上がれば、債券の価格は下がり、株式の価格が下がれば、債券の価格は上がるといった値動きの法則があるほか、国内や先進国はリスクが低く新興国はリスクが高いとされています。

ここで本記事に目通しいただいている皆さまに理解していただきたいこととして、「9つの資産にすべて投資をすることで必ずお金が入ってくる」ことがあげられます。

つまり、損得といったことは抜きにして、9つの資産に投資をすることで必ずお金が入ってくるのであれば、これら9つの内、どの資産配分を多くすれば、より多くのお金が得られるのか?といったことを考えれば、1億円という大金を資産形成する考え方としては合理的ではないでしょうか?

いわば、必ずあたるわけですから、より大きなあたりを引き当てるための資産配分を考えれば良いわけです。

参考 積立投資では日本株(国内株式)ファンドも組み入れて資産分散すべし

5. 本当に1億円が必要なのか?をよく考えて欲しい

最後に、今さらではありますが、本当に1億円が必要なのか?それはいつまでに必要で、なんのために必要なのか?ということを改めて考えてみていただきたいと思います。

仮に20代の人が「資産形成の1つの目標として」と、考えるのであれば、特に問題ありませんが、30代以上の人が1億円の資産形成をするためには、ある程度高いリターン(利回り)も狙わないといけません。

リターンが高いというのは、それだけリスクも高くなってしまい、最終的に大きく損をする可能性もあることから、いわゆるハイリスク・ハイリターンといった危険な選択肢を取らなければならないことを意味します。

そのため、本当に1億円が必要なのか?なんのために1億円が必要なのか?を考え、逆に最終目標金額を下げてでも、安全で余裕の持てる資産運用ができないかどうかについて再検討することも大切ではないでしょうか?

6. まとめ~積立投資で1億円を貯める方法!ポイントは投資期間・投資額・利回り!~

本記事では、積立投資で1億円を資産形成するための方法について解説を進めさせていただきましたが、本記事の要点は以下の通りです。

  • 積立投資で1億円を資産形成するには、投資期間・投資額・利回りの3つのポイントをしっかりと押さえておく
  • 積立投資は、「再投資型」もしくは「無分配型」で運用すること
  • 9つの資産について理解する(すべてに投資をすることで必ずお金が入ってくる)
  • 9つの資産配分について戦略的かつ合理的に考えて積立投資を継続する

何事も目標は高く持って行うことは大切と言われることを踏まえますと、決して無理な積立投資をすることがないようにしなければならない一方で、リスクの取れる範囲での積極的な資産運用は、結果として最終的に大きな資産形成を促すことになると思われます。

このような考えの下、投資目標を再度考えていただきながら、有意義な積立投資を行っていただきたいと思います。

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