岡三オンライン証券の特徴を徹底分析

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積立投資とは、毎月ご自身が決めた一定金額分の投資信託等を購入して資産運用をする投資のことを言いますが、現在、積立投資を効率よく活用するための投資制度として、つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)を活用した積立投資がトレンドになっています。

この理由として、積立投資が、将来のまとまったお金を無理なく形成できるところにあるほか、税金対策としてのメリットが受けられる部分にあり、若年者を中心に、広く多くの方のニーズを満たせているためだと考えられます。

現状、積立投資を始めるには、つみたてNISAやiDeCoといった投資制度を活用しながら始めるのが「基本中の基本」なのですが、銀行や証券会社をはじめ、インターネット証券会社といった金融機関で無料の投資用口座の開設をする必要があります。

そこで本記事では、積立投資を始める際に岡三オンライン証券で口座開設をすることはどうなのかについて、同社の特徴を紹介しながら徹底分析していきたいと思います。

岡三オンライン証券 サービス概要

はじめに、岡三オンライン証券のサービス概要について表にまとめて紹介していきます。

なお、本記事は、積立投資をすることについて解説をしていることから、積立投資に関係する項目に限定してまとめておりますので、あらかじめご留意ください。

投資信託の
取扱本数
通常 379本
つみたてNISA
iDeCo 36本
最低投資額 100円〜
投資
タイミング
毎日 ×
毎週 ×
毎月
各月
複数日 ○(1年に2回増額が可能)
自動引落し
カード払い

岡三オンライン証券でオススメの投資信託と取扱い状況

岡三オンライン証券で投資をすることができる投資信託の内、それぞれのタイプにわけてオススメできる銘柄と取り扱いの有無について紹介します。

■オススメ投資信託の取扱い状況

積極投資タイプ(ハイリターンを希望するガンガン系)
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
三井住友TAM-SMT グローバル株式インデックス・オープン
三菱UFJ国際-eMAXIS先進国株式インデックス
慎重派タイプ(過去の投資実績など、安定性を気にする系)
ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド
三井住友-三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックス
全部おまかせタイプ(運用などすべてお任せ。お手軽投資系)
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
野村-野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型
三井住友-三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)
三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)
大和-ダイワ・ライフ・バランス30
大和-ダイワ・ライフ・バランス50

1.岡三オンライン証券は、つみたてNISAに対応していない

岡三オンライン証券のWEBサイトを確認して、つみたてNISAの投資対象であるファンドを調べてみましたが、岡三証券では、つみたてNISAの取り扱いがあるものの、傘下である、岡三オンライン証券では、つみたてNISAの取り扱いがありませんでした。

岡三オンライン証券で取り扱われているファンドそのものは、良い商品がたくさんあり、つみたてNISAの投資対象として取り扱われているものも多いだけに、非常に大きなマイナスポイントであることは確かです。

積立投資をするにあたり、つみたてNISAを活用することが、運用益の税金を納めなくても良いといった最大のメリットがあることを踏まえますと、ロスを防ぐためにも最優先で考えなければならない投資条件となります。

積立投資で、つみたてNISAが大切な理由を比較して考えてみる

岡三オンライン証券では、つみたてNISAの取り扱いがないことを紹介しましたが、SBI証券や楽天証券といった主要なインターネット証券会社では、岡三オンライン証券で投資をすることができるオススメの投資信託は、つみたてNISAに対応しています。

そこで本項では、積立投資で、つみたてNISAが大切な理由をシミュレーションすることで比較検討をし紹介したいと思います。

なお、1ヶ月あたりの積立金額は20,000円、20年間継続投資、想定利回り5%とします。

証券会社 岡三オンライン証券(つみたてNISAなし) SBI証券(つみたてNISA活用)
20年後の概算資産形成金額 8,220,673円
20年後の概算受取金額 6,550,643円 8,220,673円

同じファンドに投資をしているのにも関わらず、実質的な手取金額に約167万円もの差が生じているのは、つみたてNISAの恩恵が受けられるか、受けられないかの違いにあります。

現在の税法では、投資信託などの金融商品へ投資した利益に対して20.315%の税金が課されることになっておりますが、つみたてNISAを活用することによって、最大で20年間、税金が徴収されることはありません。

せっかく良いファンドを選んで資産運用をしたとしても、最終的な手取金額が税金によって目減りするのとそのまま受け取れるのでは雲泥の違いがあることをご理解できると思います。

このような理由から、積立投資をするのであれば、岡三オンライン証券は、残念ながら選ぶべき理由に該当しない金融機関と言い切ってしまっても良いと思われます。

なお、次項から、岡三オンライン証券の特徴をそれぞれ個別に紹介していきますが、直接運用益に大きな影響を与えるとは限らない点にも注意が必要です。

2.購入手数料を後日キャッシュバック「ZEROファンドプログラム」

「ZEROファンドプログラム」とは、ロードファンド(購入時に手数料がかかる投資信託)に対して、購入時手数料相当額(税込)を後日、証券総合取引口座にキャッシュバックすることで、ノーロードファンド(購入時に手数料のかからない投信)と同じく、購入時手数料が実質0円となる岡三オンライン証券独自のサービスのことを言います。

ZEROファンドプログラムは、決して悪いものではありませんが、購入時手数料が発生することによって、純粋に投資する金額は購入時手数料を差し引いた後の金額になるため、本来の投資金額よりも少なくなることを踏まえますとメリットがあるとは言えない部分もあります。

3.移管手数料が全額キャッシュバック

岡三オンライン証券では、保有している時価合計額が500万円以上の投資信託を他社から岡三オンライン証券に移管した個人や法人の方に対して移管手数料相当額(税込)を全額キャッシュバックするサービスがあります。

このサービスは、岡三オンライン証券の特徴の1つにあたるものの、初めて積立投資をする方にとってのメリットはまったくないことを意味します。

4.有名銀行から即時入金ができる

岡三オンライン証券は、いわゆるインターネット証券会社であることから、メガバンクをはじめ、ネット銀行との連携には利便性が優れていると言えます。

ただし、上記サービスは、岡三オンライン証券の独自のサービスではなく、他の金融機関でもやっていることであるため、決して大きな強みであると言い切ることができませんが、振込手数料が無料で即時入金サービスを使うときは、所々あると考えられることから、プラスの特徴であると言えます。

5.「投信ロボ」で自分に合った投資をアドバイスしてもらえる

「投信ロボ」とは、年齢やリスク許容度をはじめ、投資期間などといった7つの質問に答えるだけで、投資家にあったファンドを紹介し、最適なポートフォリオを投資アドバイスロボットがアドバイスするシミュレーションシステムです。

投信ロボのようなシステムを活用したアドバイスは、多くの金融機関で無料サービスとして利用することが可能となっていますが、率直なところ、そのアドバイスの信憑性には残念ながら欠けてしまっていることが否めません。

投信ロボを活用してみて検証した感想

実際に筆者が投信ロボを活用してみて良いと思われるファンドを導いてもらえるか検証してみたところ、少なくとも、筆者個人としては、投信ロボに導き出されたファンドよりも根拠を持って良いと思えるファンドを自分で見つけることができました。

そのため、特に、投資初心者の方で投信ロボの情報をそのまま採用するのは非常に危険であり、システムの注意喚起に記載されているように、最終的には自己責任であることが浮き彫りになる形になりました。

率直な話、投信ロボのようなシミュレーションは、あくまでも参考程度に留め、ご自身で積立投資をする際に選ぶべきファンドの条件を学び、知ることが最も大切であることを筆者自身は再確認しています。

6.参考情報 投資信託を保有することで得られる3つの特典

岡三オンライン証券では、投資信託を保有することで得られる3つの特典があるのですが、これらの特典は、投資信託を積立投資することによって得られる直接的な恩恵ではなく、株式投資にかかるものが中心となっています。

そのため、あくまでも参考情報として紹介しておきます。

IPO抽選の当選確率がアップ

IPOとは、「新規公開株式」のことを言い、ざっくり説明しますと、証券取引所に上場する前に株式を購入できる特典が得られやすくなるメリットがあります。

一般的には、新規公開株式を証券取引所に上場される前に購入し、実際に証券取引所で上場されますと、初値(上場日に初めて付く株価)が、当初購入した価格よりも大きくなることが多く、上場されてから保有している株式を売却することで、大きな利益がかなりの確率で得られやすくなります。

とはいえ、新規公開株式には、抽選があり、誰でも購入できるわけではありません。

ただ、岡三オンライン証券では、投資信託を保有していることによって、IPO抽選の当選確率がアップすることを特典としており、確実ではないものの、株式投資をされる方にとっては大きなメリットであることは確かです。

信用取引手数料が最高0円に

当然のことながら、株式取引をする上において手数料が発生することになるのですが、信用取引手数料が最高で0円になるためには、「日本株累計売買金額が20億円以上または投資信託の平均残高が3,000万円以上」といった条件を満たしている必要があります。

これから初めて積立投資をする方のほとんどにとってみますと、まずもって条件を満たされた特典とは言えないでしょう。

信用取引の担保としても使える

岡三オンライン証券では、保有している投資信託を信用取引の代用有価証券として、株式のみならず、投資信託も活用できることをメリットとしています。

しかしながら、こちらはメリットとはまったく言えず、むしろ株式投資など信用取引をすることによって、大きな損失を被ってしまった場合、本来の投資金額に加え、担保としている投資信託も失ってしまうことにつながり兼ねません。

投資信託を積立投資する本来の目的は、将来の資産形成であることを踏まえますと、その目的が達成されるどころか、損失を抱え、保有している投資信託などの資産まで失うリスクがあるため、こちらはメリットではなく、むしろデメリットと解しておく必要があります。

7.まとめ

岡三オンライン証券で積立投資をすることは、つみたてNISAの取り扱いがないといった大きな理由からオススメすることができない金融機関と言い切って良いと思われます。

仮に、NISAを活用して、株式投資や積立投資を併用して行うのであれば、岡三オンライン証券を選ぶという選択肢もあると思われますが、投資信託への積立投資のみを考えている方であれば、SBI証券や楽天証券といった主要なインターネット証券会社を選んで活用されるのが無難です。

なお、岡三オンライン証券では、オリジナルのブル型やベア型ファンドで高いリターンを狙うことも可能ではありますが、積立投資には向いているファンドとは言えず、株式投資を併用してNISAを活用する場合などは、検討されてみる価値はあるかもしれません。

積立投資で長期的な資産形成をするときには、オリジナルのファンドやテーマ型ファンドといった流行に捉われるファンドやハイリスク・ハイリターンすぎるファンドはデメリットであることも知っておくようにしましょう。

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