野村證券の特徴を徹底分析

PR

積立投資とは、毎月ご自身が決めた一定金額分の投資信託等を購入して資産運用をする投資のことを言いますが、現在、積立投資を効率よく活用するための投資制度として、つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)を活用した積立投資がトレンドになっています。

この理由として、積立投資が、将来のまとまったお金を無理なく形成できるところにあるほか、税金対策としてのメリットが受けられる部分にあり、若年者を中心に、広く多くの方のニーズを満たせているためだと考えられます。

現状、積立投資を始めるには、つみたてNISAやiDeCoといった投資制度を活用しながら始めるのが「基本中の基本」なのですが、銀行や証券会社をはじめ、インターネット証券会社といった金融機関で無料の投資用口座の開設をする必要があります。

そこで本記事では、積立投資を始める際に野村證券で口座開設をすることはどうなのかについて、同社の特徴を紹介しながら徹底分析していきたいと思います。

野村證券 サービス概要

はじめに、野村證券のサービス概要について表にまとめて紹介していきます。

なお、本記事は、積立投資をすることについて解説をしていることから、積立投資に関係する項目に限定してまとめておりますので、あらかじめご留意ください。

投資信託の
取扱本数
通常 836本
つみたてNISA 6本
iDeCo 26本
最低投資額 1,000円〜
投資
タイミング
毎日 ×
毎週 ×
毎月
各月 ×
複数日 ×
自動引落し
カード払い

野村證券でオススメの投資信託と取扱い状況

野村證券で投資をすることができる投資信託の内、それぞれのタイプにわけてオススメできる銘柄と取り扱いの有無について紹介します。

積極投資タイプ(ハイリターンを希望するガンガン系)
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド ×
三井住友TAM-SMT グローバル株式インデックス・オープン ×
三菱UFJ国際-eMAXIS先進国株式インデックス ×
慎重派タイプ(過去の投資実績など、安定性を気にする系)
ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド ×
三井住友-三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド ×
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド ×
三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックス ×
全部おまかせタイプ(運用などすべてお任せ。お手軽投資系)
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) ×
野村-野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型 ×
三井住友-三井住友・DC年金バランス30(債券重点型) ×
三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型) ×
大和-ダイワ・ライフ・バランス30 ×
大和-ダイワ・ライフ・バランス50 ×

上記のファンドは、野村證券で投資をすることができる投資信託の内、つみたてNISAの投資対象となっているものから選んだものになります。

野村證券では、つみたてNISAで投資が可能な投資信託は6本のみの取り扱いとなっており、つみたてNISAで投資をすることが可能な約150種類の銘柄全体で見ていきますと、取り扱い本数が極めて少ないことがわかります。

また、これら6本の運用実績やその他の内容を比較検討すると、率直に上記ファンドよりも優れているものが多数あることから、野村證券でつみたてNISAを活用した積立投資をする魅力が残念ながらありません。

1.新規口座開設でキャンペーンを展開している

野村證券では、「投信積立&つみたてNISAキャンペーン2018」というキャンペーンを2018年1月4日(木)~2018年12月28日(金)までの期間を設けて行っています。

キャンペーンの内容は、「100名様に現金10万円、1,000名様に現金1万円」といった魅力的なものになっていることは確かですが、あくまでも抽選であることに加え、以下の抽選対象条件を満たしていなければなりません。

キャンペーン抽選対象条件

キャンペーン期間中に「投信積立」または「つみたてNISA」で累計5万円以上の買付があること

なお、キャンペーンの抽選は、上記条件を満たしていることに加え、5万円を1口として抽選されることになるため、多くの積立投資資金を投じていることによってキャンペーンに当選しやすくなることを意味します。

ちなみに、新規に契約し買付した場合は、抽選口数が2倍となり、抽選口数に上限はないため、前述したように、キャンペーンに当選するためには、多くの積立投資の買付が必須であると言い切ることができます。

キャンペーンは魅力だが、積立投資はファンド選びが重要であることを心得る

野村證券の「投信積立&つみたてNISAキャンペーン2018」は、魅力的なキャンペーンであることは確かですが、積立投資で重要なことは、将来の資産形成をより確実に準備するための投資信託選びと金融機関選びです。

そのため、当たるかどうかも不明確なキャンペーンに応募するために、野村證券に口座を開設するのは非合理的な考えであり、とてもおすすめできるものではありません。

仮に、野村證券で取り扱っているつみたてNISAのファンドが良いものであったなら、筆者は強くオススメしていた部分もあったかもしれませんが、6本のラインナップでは、お世辞にもオススメできるとは言えません。

ご家族・ご友人ご紹介キャンペーンも還元率が悪すぎる

野村證券では、「ご家族・ご友人ご紹介キャンペーン」も行っており、キャンペーン期間中に、野村證券に口座を保有している紹介者が、野村證券所定の「ご紹介カード」で紹介した家族や友人が、キャンペーン期間中に野村證券で証券口座を開設し、併せてキャンペーン対象商品を100万円以上買付した場合に、紹介者と家族もしくは友人の証券口座にそれぞれ3,000円がプレゼントされるものになります。

率直なところ、紹介して100万円以上のキャンペーン対象商品を買付しなければ還元が受けられないことを踏まえますと、ハードルが高いだけでなく、還元される金額があまりにも少なすぎると思われます。

さらに、オンラインサービスでの株式(国内REIT、国内ETF、国内ETN、国内インフラファンドを含む)の買付、つみたてNISAでの買付、信用取引での買付、スイッチングによる投資信託の買付、野村MRF、野村短期公社債ファンド、ノムラ外貨MMF、ボンド・セレクト・トラスト、マネー セレクト トラストは、キャンペーンの対象外となっていることもマイナスポイントです。

おそらく、多くの方が感じていることだと思うのですが、買付金額が高額で、かつ、買付商品に縛りがあるのにも関わらず、還元金額が少なすぎるキャンペーンに対して魅力を感じることができないと思うのが普通なのではないでしょうか。

2.最低積立投資金額は1,000円から

野村證券で積立投資を始める場合、最低積立投資金額は1,000円からとなっており、他の金融機関に比べて低めに設定されていることは確かです。

ちなみに、インターネット証券会社では、毎月100円から積立投資を始められるようになっていることから、それに比べると積立金額が高めに設定されていると言えますが、1,000円から積立投資を行えるのは、極度に大きなデメリットとはさすがに言えないでしょう。

仮に、投資初心者の方が野村證券で積立投資を始めたとしても、月々1,000円であれば経済的な負担を強いられるということはまずもって無いと考えられます。

3.投資信託の取扱本数は少なくないが、つみたてNISAの投資対象ファンドが少ない

こちらはすでに紹介した通りですが、野村證券では、投資信託の取扱本数が836本となっており決して少ない取扱本数ではないと言える一方で、つみたてNISAの投資対象ファンドは6本と極めて少ない現状となっています。

これは、つみたてNISAを扱っている他社と比べて取扱本数が極めて少ないだけでなく、積立投資で資産形成していくためには、投資信託にかかる手数料が低いものを選び、かつ、つみたてNISAを活用した非課税制度をしっかりと利用することが最重要です。

このようなことを踏まえますと、やはり、野村證券は、知名度の高い大手の証券会社ではあるものの、積立投資をする上におきましては、金融機関として選ぶ選択肢は無いと言い切れるでしょう。

4.まとめ

野村證券は、国内大手の証券会社であり、信頼度は高いかもしれませんが、積立投資で資産形成していく目的におきましては、メリットや特別なサービスはほぼなく、選ぶ選択肢はありません。

現状では、大手の証券会社ながら、正直なところ、積立投資をやる人を増やそうという考えが伝わってこないレベルのサービス内容であり、今後、インターネット証券会社大手のSBI証券や楽天証券と同等のレベルまで上がった時に、初めて選択肢が加わると思われます。

現状では、つみたてNISAやiDeCoといった投資制度を活用しながら資産形成する目的を果たすためには、SBI証券か楽天証券の2社から金融機関を選び、積立投資を始めるのが最も無難な選択肢であるのは紛れもない事実です。

ちなみに、これら2社を選ぶのに対して無難な理由とは、つみたてNISAで投資が可能なファンドが豊富、手数料の低いファンドが多い、サービスが充実している(抽選などではなく、投資家がメリットを確実に受けられる)などの理由があるためです。

失敗せず、後悔しない積立投資と資産形成をするためには、SBI証券と楽天証券の2社の確認と比較検討だけは、現状、絶対に欠かすことができないものであることは確かです。

積立投資をスタートするならこの会社!

将来のために2,000万円以上の資産を作るなら積立投資が安全で確実!

そして、積積立投資を始めるためには口座開設が必要です。

管理人は次の3社のいずれかで口座開設することをオススメします!

楽天証券←管理人イチオシの会社!

新規の口座開設数が業界No.1!投資したお金でポイントも貯まる!

楽天証券は楽天グループのネット証券です。投資信託の取扱い件数は業界トップクラス。楽天スーパーポイントで投資信託を変えるだけでなく、投資額を楽天カードで支払うと積立額の1%のポイントが貯まります!自動引き落としの銀行口座数も多くて使いやすいですよ。2018年4月からは口座開設数が業界No.1となりました!投資初心者の方にイチオシの会社です!

白井マサヒロ

楽天証券で積立投資をするなら、楽天カードを使うと超お得!

楽天証券で投資額を楽天カードで支払うと、投資額の1%が楽天スーパーポイントとして貯まります!しかも、今なら楽天カードの新規入会で5,000ポイント(5,000円相当)をプレゼント!ポイントで投資信託も購入できるので、積立投資を始めたい方には超お得ですよ!
楽天カードのお申し込みはコチラから>>>

セゾン投信←注目度No.1の運用&販売会社

投資家の利益にこだわっている会社!投資家の約85%が利益を出している!

セゾン投信は投資家の利益を徹底的に考えている会社で、約85%もの投資家が利益を出しています。これは他の大手金融会社を圧倒する成績です。セゾン投信で選べる投資信託は2種類ですが、どちらも高成績!さらにセゾン・バンガード・グローバ ルバランスファンドは投信ブロガーが選んだファンドランキング2018にも選ばれています。「長期・積立・国際分散」という会社の理念に共感される方にはオススメの会社です!

SBI証券←実績豊富なネット証券

人気&信頼が抜群のネット証券!投資信託の取扱い件数もNo.1

SBI証券は国内株式個人取引シェアNo.1・NISA口座開設数No.1のネット証券です。投資信託の取扱い件数も業界No.1ですので、幅広い投資信託のなかから好きなものを選んで投資できます。また、投資タイミングを毎日・毎週・毎月・隔月・複数日のなかから自由に選ぶことができるので、自由に資産運用がしやすいです。ポイントサービスなど、特典面では楽天証券には劣りますが、実績が多く、信頼できる会社を選びたい方にオススメです。