iFree JPX日経400インデックスの特徴を徹底分析

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つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)といった投資制度を活用した積立投資は、将来のお金を準備するために非常に効果的です。

その一方で、投資できる商品には、具体的にどのような特徴があって、その投資商品が良いのか悪いのかそこのところを知りたいといった方も多いと思います。

そこで本記事では、つみたてNISAで投資をすることができる「iFree JPX日経400インデックス」の特徴について解説を進めていきます。

なお、本記事の解説は、執筆時点で交付されている投資信託説明書(交付目論見書)の内容も交えて進めていきますので、今後の内容が少なからず変わる可能性があることをあらかじめご留意ください。

1.iFree JPX日経400インデックスの特徴

iFree JPX日経400インデックスは、おもに、「ダイワJPX日経400マザーファンド」を通じて、国内の金融商品取引所上場株式(上場予定を含む)に投資し、投資成果をJPX日経インデックス400の動きに連動させることをめざして資産運用を行うファンドです。

そもそもJPX日経インデックス400って何?

日本国内の上場株式を投資対象にしたファンドのベンチマーク(投資目標)には、「日経平均株価=日経225」や「東証株価指数=TOPIX」が有名ですが、JPX日経インデックス400もベンチマーク(投資目標)の1つになります。


出典 JPX日本取引所グループ JPX日経400・JPX日経中小型 JPX日経インデックス400の狙いより引用

JPX日経インデックス400は、東証の市場第一部、市場第二部、マザーズ、JASDAQ を主市場とする普通株式の内、400銘柄で構成されており、「投資者にとって投資魅力の高い会社」で構成される新しい株価指数とされています。

2.商品概要

iFree JPX日経400インデックスについて、大まかな商品概要を以下、表にまとめて紹介します。

おすすめ度(5段階評価) ★★★
販売手数料 なし
信託報酬 年率0.21%(税込)
信託財産留保額 なし
運用スタイル インデックス
運用会社 大和証券投資信託委託株式会社
ファンドの種類 日本国内のみ
総資産額 4.14億円
リターン(1年) -4.84%
リスク(1年) 13.37

おもな金融機関別における取り扱い(販売)の有無

金融機関 取り扱いの有無
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
カブドットコム
野村證券 ×
大和証券
松井証券
GMOクリック証券
岡三オンライン証券
東海東京証券 ×
みずほ銀行 ×
三菱UFJ銀行
三井住友銀行 ×

上記表は、iFree JPX日経400インデックスの運用会社である大和証券投資信託委託株式会社のホームページを参考にまとめております。

iFree JPX日経400インデックスは、主要な金融機関の取り扱いが基本的に多いことが表から確認できます。

平成30年11月現在でiFree JPX日経400インデックスを販売している金融機関は、地方銀行なども含めて全部で35社あることが確認できました。

国・地域別組入比率と組入上位5銘柄

iFree JPX日経400インデックスの国・地域別組入比率と組入上位5銘柄は、以下の通りです。

国・地域別組入比率

iFree JPX日経400インデックスは、すでにお伝えしましたように「JPX日経インデックス400」という投資目標に合わせて資産運用をするファンドであるため、投資対象の国は、日本のみとなります。

組入上位5銘柄

  1. TOPIX先物 3006月:1.7%
  2. キーエンス:1.7%
  3. 本田技研:1.7%
  4. トヨタ自動車:1.7%
  5. ソニー:1.6%

運用実績

iFree JPX日経400インデックスの運用実績(2016年9月8日~2018年4月27日)は、以下の通りです。



出典 iFree JPX日経400インデックス 交付目論見書(使用開始日2018.6.16)より引用

iFree JPX日経400インデックスは、投資指標にあたるベンチマークに比べてファンドの運用成績が販売開始からの3年間ですべて上回っていることが確認できます。

併せて、基準価額や純資産総額も販売開始から右肩上がりになっていることから、投資対象になるか、ならないかといった簡易な判断で言えば、投資対象とすることができるファンドであることは確かです。

この運用実績を踏まえた上で、iFree JPX日経400インデックスのポイントを次項から確認していきましょう。

3.iFree JPX日経400インデックスのポイント解説

iFree JPX日経400インデックスについて、特徴や商品の概要などについて紹介してきましたが、ここでは、同ファンドの押さえておきたいポイント解説します。

日本国内400銘柄への分散投資をどのように考えるのか

iFree JPX日経400インデックスは、日本国内400銘柄へ分散投資をしているファンドですが、上位の組入れ比率を見てもわかりますように、かなり分散投資されていることが確認できます。

たとえば、日経平均株価をベンチマークとしているファンドであれば、225銘柄が分散投資の対象と見ることができるのですが、400銘柄へ分散投資をするということは、業績の良い株式を組み入れている分、リターンが低くなると考えられます。

また、iFree JPX日経400インデックスも日経平均株価を投資対象にしているファンドもいずれも日本国内の上場株式を中心とした構成になっているため、そもそも、本来の分散投資としての体を成していないことも注意しておかなければなりません。

つまり、投資対象が細かすぎていることをどのように投資戦略として考えるのかが大切であり、この辺の考え方をしっかりと明確に持った上でiFree JPX日経400インデックスへ投資をすることが大切なポイントです。

日本経済と世界経済の影響をダブルで大きく受ける

iFree JPX日経400インデックスの投資対象は、日本国内の400銘柄におよぶ株式やTOPIX先物になりますが、根本的な話として、日本経済と世界経済の影響をダブルで大きく受けるファンドであることは確かです。

通常、日本国内を投資対象としているため、日本経済に対してのみの影響を受けると思われがちですが、日本国内の経済は、世界経済の影響も受けることになるのが当然のことでありますから、結果として、日本経済と世界経済の影響をダブルで大きく受けることにつながります。

4.同じようなファンドと比較するとどうなのか

ファンド名称 信託報酬(税込) 純資産総額 ファンド設定日
ニッセイ JPX日経400インデックスファンド 0.21% 12.54億円 2015/1/29
SMT JPX日経インデック400・オープン 0.40% 76.16億円 2014/1/21
eMAXIS JPX日経400インデックス 0.43% 67.95億円 2014/4/1
野村 インデックスFJPX日経400 0.43% 82.40億円 2014/3/7
iFreeJPX日経400インデックス 0.21% 4.14億円 2016/9/8

平成30年11月現在

平成30年11月現在において、つみたてNISAで投資をすることが可能なファンドで、JPX日経インデックス400をベンチマーク(投資指標)としたファンドは、上記5本のみとなります。

ここで気なる点は、JPX日経インデックス400をベンチマーク(投資指標)としたファンドが、少ないということに加え、ファンドが全体的に大きく成長していない点があげられます。

良いファンドや将来に期待することができそうなファンドというものは、販売が開始されてから短い期間であったとしても、純資産総額が大きく増加傾向にあります。

執筆時現在が2018年度であることを踏まえますと、もっと成長してもおかしくないとも取れますが、やはり、日経平均株価やTOPIXといった有名なベンチマークを指標としたファンドの方が人気の表れなのかもしれません。

5.まとめ

iFreeJPX日経400インデックスは、手数料も低くファンド自体に極度の懸念は感じられませんが、同じ種類のファンドであれば、手数料が同じで、かつ、純資産総額が大きい「ニッセイ JPX日経400インデックスファンド」を選んだ方が無難だと思われます。

JPX日経インデックス400を投資指標にしたファンドは、日本国内の400銘柄が基本的な投資対象となるため、他のファンドのように、個別の良い銘柄や将来期待できる銘柄に対して多く組み入れして投資することはあまり考えられません。

実際に、つみたてNISAで投資をすることができるファンドが5銘柄しかないということは、多くの投資家に対してあまり受け入れられていない、もしくは、販売会社や運用会社などで、恩恵が得られないといった表れとも見ることができるとも考えられます。

投資したファンドは、時間が経過することによって、成長していかなければ投資家が恩恵を受けられることは当然にありませんので、先を見据えたファンドの成長性を考慮しながら投資の検討をしていきたいものです。

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