GMOクリック証券の特徴を徹底分析

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積立投資とは、毎月ご自身が決めた一定金額分の投資信託等を購入して資産運用をする投資のことを言いますが、現在、積立投資を効率よく活用するための投資制度として、つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)を活用した積立投資がトレンドになっています。

この理由として、積立投資が、将来のまとまったお金を無理なく形成できるところにあるほか、税金対策としてのメリットが受けられる部分にあり、若年者を中心に、広く多くの方のニーズを満たせているためだと考えられます。

現状、積立投資を始めるには、つみたてNISAやiDeCoといった投資制度を活用しながら始めるのが「基本中の基本」なのですが、銀行や証券会社をはじめ、インターネット証券会社といった金融機関で無料の投資用口座の開設をする必要があります。

そこで本記事では、積立投資を始める際にGMOクリック証券で口座開設をすることはどうなのかについて、同社の特徴を紹介しながら徹底分析していきたいと思います。

GMOクリック証券 サービス概要

はじめに、GMOクリック証券のサービス概要について表にまとめて紹介していきます。

なお、本記事は、積立投資をすることについて解説をしていることから、積立投資に関係する項目に限定してまとめておりますので、あらかじめご留意ください。

投資信託の取扱本数 通常 110本
つみたてNISA
iDeCo
最低投資額 100円〜
投資タイミング 毎日 ×
毎週 ×
毎月
各月 ×
複数日 5日・15日・25日のいずれか
自動引落し
カード払い

GMOクリック証券でオススメの投資信託と取扱い状況

GMOクリック証券で投資をすることができる投資信託の内、それぞれのタイプにわけてオススメできる銘柄と取り扱いの有無について紹介します。

オススメ投資信託の取扱い状況

積極投資タイプ(ハイリターンを希望するガンガン系)
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
三井住友TAM-SMT グローバル株式インデックス・オープン
三菱UFJ国際-eMAXIS先進国株式インデックス
慎重派タイプ(過去の投資実績など、安定性を気にする系)
ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド
三井住友-三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックス
全部おまかせタイプ(運用などすべてお任せ。お手軽投資系)
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
野村-野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型
三井住友-三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)
三井住友-三井住友・DC年金バランス50(標準型)
大和-ダイワ・ライフ・バランス30
大和-ダイワ・ライフ・バランス50

1.GMOクリック証券は、つみたてNISAに対応していない・・・

本記事の冒頭において、積立投資を始めるには、つみたてNISAやiDeCoといった投資制度を活用しながら始めるのが「基本中の基本」とお伝えしましたが、平成30年9月現在において、GMOクリック証券では、NISAは対応しているものの、つみたてNISAに対応していない状況です。

そのため、積立投資をすることによって、将来の資産形成に備えておきたい方には、つみたてNISAに対応していないため、おすすめできる金融機関とは残念ながら言えません。

ちなみに、GMOクリック証券のWEBサイトを全体的に見ますと、株式投資やFX、CFDといったハイリスク・ハイリターンな投資に力を入れている雰囲気であることが伺えます。

2.GMOクリック証券で取り扱われている投資信託の質や本数に懸念はない

GMOクリック証券は、インターネット証券会社であることから、対面型の銀行や証券会社に比べると、取り扱っている投資信託の質や本数に対して大きな懸念が感じられないのは確かです。

ただし、GMOクリック証券で積立投資を効率よく活用するには、NISAを活用しなければならないため、税金の恩恵が受けられる非課税期間や積立運用できる期間が、つみたてNISAに比べて短いデメリットがあります。

そのため、まとまった多くのお金を資産形成するためには、毎月の積立金額を多くしなければならないため、少額ずつでなければ積立投資をすることができない方や投資資金に余裕のある方でなければ向いている金融機関とは言えません。

アクティブファンドやテーマ型ファンド推しが、とても強い印象

積立投資は、投資初心者であっても無理なく少額から始められ、投資信託選びを間違えなければ、誰でも資産形成がしやすい特徴がある投資です。

しかしながら、GMOクリック証券のWEBサイトを見ると、投資信託の中でも手数料が高くて大きなリターンを狙う「アクティブファンド」やとてもオススメできない「テーマ型ファンド」を推している傾向がとても強く感じられ、知識が乏しい方にとってみると、資産形成をより確実にするといった情報の質の面で非常に足りない印象をどうしても持たざるを得ません。

出典 GMOクリック証券 投資信託 PICK UPコンテンツより引用

極めつけは、ロボティックス分野のファンドに特化した「iTrustロボ」推しです。

「iTrustロボ」とは、どのようなファンドなのか

GMOクリック証券では、「iTrustロボ」という名前のファンドについて、主に日本を含む世界のロボティクス関連企業の株式に投資するファンドとしています。

なお、ロボティクス関連企業とは、製造、輸送、医療・サービス等の各分野において、人の代替や効率化に貢献するロボット関連技術、部品、人工知能(AI)等に携わる企業を指しています。

昨今、ニュースなどでは、さまざまな職種に人工知能(AI)が導入される仕組みが明るみになっており、AIは、今後の将来に大きな影響を及ぼすことが予測されています。

iTrustロボは、このAIに携わる企業を投資対象としており、現状としては、同ファンドの運用成績は右肩上がりで良い成績を残していることは確かです。

出典 GMOクリック証券 ファンド詳細 iTrustロボより引用

iTrustロボは、2016年2月19日に販売が開始されたファンドですが、おそらく、販売された当初は、多くの投資家にとってAIがどのようなもので、今後の将来に期待が持てるのか疑心暗鬼だったことがファンドの運用成績に大きく関係しているものと予測できます。

しかし、2017年後半から2018年にかけては、ファンドが大きく成長していることが確認でき、これは、AIの将来性についての期待が持てると感じた投資家が増えたことも大きく関係しているのではないかと思われます。

iTrustロボは、投資信託選びに重要な販売手数料や信託財産留保額といった手数料もかからない部分もプラスの要素である一方、信託報酬が、年率1.4364%と非常に高く、AIというトレンド(流行り)を売りとしたテーマ型ファンドとなっています。

実のところ、テーマ型ファンドは、トレンドがファンドの運用成績に大きく関係してくることになるため、現在、AIの期待値は高い一方で、今後長きに渡ってこのまま右肩上がりに運用成績が上がるとは限らず、むしろ、AIのトレンドが過ぎ去った後の暴落には気を付ける必要があります。

少なくとも、積立投資で長い時間をかけながら将来のための資産形成をする目的があるのであれば、iTrustロボのようなテーマ型ファンドの選択でトレンドに左右される不安定な資産運用だけは絶対に避けなければならないことは確かなのです。

3.GMOあおぞらネット銀行の「証券コネクト口座」で自動入金ができる

GMOクリック証券では、同じグループ会社であるGMOあおぞらネット銀行との口座連携サービスが活用でき、これを使うことで、両口座間で即時入金、即時出金のサービスを利用することができます。

ただし、現状では、インターネット証券会社とそのグループ会社の銀行間の連携サービスは、GMOクリック証券に限らず、楽天証券やSBI証券などでも提供されているサービスであるため、特に強い特徴であるとは言えないのも確かです。

唯一、強みだと思われる点として、連携サービスを活用することで、GMOあおぞらネット銀行の預金金利が年0.15%になることやGMOあおぞらネット銀行のATM手数料が月2回まで無料になることがあげられます。

4.メールや電話で24時間サポートをしてくれる

こちらもインターネット証券会社では、特に際立った特徴とは言い切れませんが、GMOクリック証券では、メールや電話で24時間サポートをしてくれる特徴があります。

これは、すでにお伝えしましたように、GMOクリック証券は、どちらかと言えば、投資信託を活用した積立投資に力を入れているのではなく、株式投資やFX、CFDといったハイリスク・ハイリターンな投資に力を入れているインターネット証券会社であることが伺え、そのようなユーザーに対応するためのサービスと考えることが自然です。

特に、FX会社と呼ばれる会社では、メールや電話で24時間サポートが当たり前となっており、そのような雰囲気がGMOクリック証券のWEBサイトより率直に感じられることは確かです。

5.まとめ

投資信託などを活用した積立投資をGMOクリック証券の口座開設をして行うことは、これまでの解説を見ておわかりのように、残念ながらとてもおすすめできるものではありません。

積立投資で将来の資産形成をするためには、つみたてNISAやiDeCoといった投資制度を活用することが基本中の基本であるものの、そもそもこれらの投資制度を活用できない点は、投資家にとってマイナスの要素でしかありません。

はっきりと申し上げますが、積立投資をする方だけにとってみますと、GMOクリック証券は、金融機関選びの選択肢に入れてはならないと言い切ってしまっても良いでしょう。

なお、こちらは余談となりますが、インターネット証券会社の中でも大手にあたる、SBI証券や楽天証券では、GMOクリック証券に比べて投資信託の取り扱い本数が多く、購入できる投資信託の幅が広いため、より自分好みの投資信託が見つけられる可能性が高く、似たようなサービスや連携も充実しています。

もちろん、つみたてNISAやiDeCoといった投資制度も活用することができますので、積立投資を始めるのであれば、断然、SBI証券や楽天証券を比較検討し、チェックするのを怠ってはならないことも確かです。

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