

深野康彦様 プロフィール
有限会社ファイナンシャルリサーチ
代表 深野康彦 様
1.我々自身が自助努力で、さまざまな形で資産を増やしていく必要がある


今日はこれから資産形成や、積立投資をしていこうと考えている方、特に30〜35歳くらいの方が、どのように資産形成をやっていけば良いのかをお聞かせいただければと考えています。
よろしくお願いします!



ただ、老後が不安というのは、その通りなんですけど、皆さんは「年金に対しての誤った理解をしているんじゃないかな?」と思いますね。


僕は年金制度は破綻しないとは思っています。
ただ、年金の受給額が少なくなるのは間違いないでしょうね。
そうなりますと、ある程度、老後に豊かな生活を過ごすということを考えれば、やっぱり我々自身が自助努力で、さまざまな形で資産を増やしていく必要があると思うんですよね。


それはやっぱり大きくて、たぶん今後、金利は若干上がったとしても、金利だけで資産形成をするのは難しいでしょうね。
それを考えますと、やっぱり我々は「少しでも豊かに暮らす」という観点で考えるのであれば、何らかの資産形成はたぶん必要だと思うんです。


それこそ、1%はいつぞやという時代になっているので、やっぱり預金だけでお金を増やすというのは難しいですよね。


今までは国や企業が相応のお金(税金)をいただいて、手厚い社会保障で還元すると言っていましたけれども、残念ながらそれはできなくなっているんですね。


自助努力でやれといったとしても、我々が動かないので、国はある面では我々にあめ玉をしゃぶらせるという意味で、iDeCoやつみたてNISAを作り、非課税というインセンティブを与え、基本的にはやるという制度設計を今、作っているという流れなんですよ。
それが平成の終わりに起こったというところでしょうか。


だから、国の政策を信じるか信じないかは、色々お考えはあるかもしれませんが、今回のiDeCoやつみたてNISAに関しては、基本的には流れに素直に乗ったほうがいいだろうというのが、まずポイント。




子どもの頃にあった1万円は、10年後も同じ1万円ではないと。
要するに「物価が上がってしまうので、買えるものが違いますよ」ということは、やっぱり緩やかに起こっているのを、やっぱり認識しないとダメですよね。


要するに、人生80年、90年時代が飛んで、いきなり100年時代に来てしまったことを考えると、その100年時代に対して我々はどう対処するかということも、準備しなきゃいけないということですよね。
それを考えるときに、我々個人ができることの1つとして「資産形成」というのが、これから大きなキーワードになってくると思います。
2.今、始めるにはいい時期です。とても、始めるにはいい時期


簡単に言いますと、学歴がなければだめだとか、資格がなければだめだとか、そういうことがなくて、誰でも口座を開いて、少し飛び降りるという勇気さえあれば、誰でも明日から簡単に始められるということ。


人生100年時代になって1番のポイントは、日本人は真似をするのは得意なんですよね。
イノベーションとよく言われますけれども、新たなものをつくるというのは苦手、最近苦手になってきたという感じなのかな。世界を揺るがすような形ですよね。




そういうことを考えると、やっぱり、なかなか日本では資産形成は根付かない。
特にお金に関して言うと、我々は学校でお金まわりというのは習ってこなかったので。


でも、自分の両親の時代は、まだ金利があった時代ですから、今に関して言うと、老後はいろいろ不安とか、老後の対策をなどと言われますけど、残念ながら先例がないんですよ。
つまり、我々自身がこれから人生100年時代をどうするかというのを作っていかなきゃいけないんです。


そのときに、年を重ねてから始めるよりも、若いときから始めたほうが、理解力も早いだろうし、まだまだ失敗をしたとしてもやり直しが効きますし、というところですよね。


今、始めるにはいい時期です。とても、始めるにはいい時期。
マーケットがどうのこうのと言うよりも、制度がいろんなものができてきて、さらに、たとえば投資信託であれば、どこでも買えるし、基本的にはつみたてNISAだったら、おらが町でも絶対にできるという状況になっています。
さらに始めるハードルも低くなっているので、始めるのだったら、本当にいい。
誰もが資産運用にとっつきやすくなったというのは、とてもいい状況だと思いますよね。
3.「長期・国際・分散投資」を上手くやっていけば、資産形成は誰もができやすい



アメリカの場合は、株高というのは国策なので、日本とは政策が違う部分があるかもしれませんけど、たとえば、投資信託を使えば、アメリカの株なんてすんなり買えるし、あるいはヨーロッパのほうだって買えるわけです。
もしかしたら、アメリカの覇権が終わり、中国が台頭してくれば、中国株だって買えるわけですから、日本の株式などだけで、資産を構築する必要はないですよね。


それを考えるのであれば、日本の成長が低成長だとしても、世界に資金を投じることで、その成果を我々は日本に居ながら享受できると、私は思います。


それを考えると、成長する限り株価というのは上がっていくでしょうから、私は基本的には「長期・国際・分散投資」を上手くやっていけば、資産形成は誰もができやすい。
絶対できるとは言い切れないですけども、成功しやすいとは言えるとは思いますね。


4.さらに有利なものに預けるという行動から、資産運用は始まる









僕は普通預金から、さらに有利なものに預けるという行動から、資産運用は始まると考えています。
やっぱり、普通預金というのは出し入れ自由で便利だけれども、金利的には一番低い。
そこで我々は低い金利に我慢ならないから、少しでも優位になるように、今は大して変わらないんですけど、それでも定期預金に預けるんですね。そこで運用という行動をしているわけです。
だから、私は資産運用の第一歩は何?と聞かれたら、定期預金と答えるんですよ。


現預金をしっかり持っているからこそ、長期で投資をすることができる。
現預金は長期で投資するための保険という側面も持っているんですね。


もちろん、一部は投資してもいいでしょうけど、やっぱり現預金を持っていることによって、突発的なことが起こったとしても、投資に回しているお金を、わざわざ解約する必要がなくなるということになるじゃないですか。




残念ながら、今は自己都合で会社を辞めた場合は、失業給付金なんて約4ヶ月間ももらえないじゃないですか。
だから、4カ月分の生活費というのが、僕らが自由になるために必要なお金ですよね。
これがないと会社に辞表も叩き付けられないじゃないですか(笑)
それを考えると、4ヶ月分の生活費は、現預金で必ず持っていないとダメですよね。


ただ、今はちょっと景気がいいじゃないですか。
数年前までは「35才限界説」というのがあって。


私のような50代が、もし勤め人だったら、1年以上持ってないとやばいだろうなとか。
それだけの現預金を持っていたうえで、ようやく何とかできるという感じですよね。


皆さんって「資産運用=投資」という感じ。
だから、この間が非常に抜けちゃっているという感覚があるんです。
資産運用を始めるときに、いきなり投資をするのではなく、コツコツ、コツコツ進めていけば良いという話ですよね。


定期預金の中でも、ネット銀行の定期を選べば、普通預金の20倍くらい金利を得られます。
ただ、それでもやっぱり資産形成としては限界があるわけです。


少しでもお金を増えるのが加速するのであれば、たとえば債券という発想も出てくるかもしれないし。


そう考えると、債券でもやっぱり限界がある。
それを考えると、ここまでは、ある面では元本を保証されていますが、もう一歩先を考えるんだったら、次を行かなきゃダメだよね、ということですよね。
その次となると、個別株をやるのか投資信託を買うのか、いろいろありますけども、そういうところに徐々に投資をしていけば、基本的には、お金は増えてくれますよね。


それこそ高齢者の場合、よくタンスにお金を入れっぱなしで、タンス預金とか言いますよね。
でも本当は、何もしなくてもいいのは金利が高いときだけ。
低金利のときは、お金を持っているだけではダメで、一人ひとりに創意工夫が必要。
創意工夫をすることによって、その差が収益という形で表れてくるというのが大きなポイントですよね。


5.私は何に投資してもいいと思っています



なぜかと言うと、たとえば日本株にも日経平均に連動する、投資信託とかETFとか、いろいろあるかもしれませんけど、やっぱり、自分が興味あればそれでいいんですよ。


やっぱり、自分が興味のあるもののほうが長続きする。
だから、最終的には分散投資というのをしていただきたいんですけども、初めから分散投資とかと大上段に構えてしまいますと、大多数の人が「ちょっと待てと、そんな難しいことはできない」となる。


興味あるものから始めて、だんだんと広げていき、最終的には長期分散投資でしてもらいたいんですよ。
日本人はまじめ過ぎるので、最初から「分散投資をやるなら、それをしっかりやらなきゃ」と考えてしまいますが、そうじゃなくて、やっぱり投資というのは個人的には「習うより慣れろ」と思っているので。
おっしゃっていたように「第一歩をどうやって始めるか?」というのが大切だと思っているんですね。


もし、そういうことすらわかりませんというんだったら、だったら、やっぱり日本にいるんだったら、情報が取りやすく、わかりやすいので日本株に関するものでいいですよね。
ただ、別のものに興味があるんだったら、いきなり中国株で運用しようが、私は東南アジアのほうによく旅行するから、タイ株で運用するとか、僕はそれでいいと思っています。




そして、その一歩をどうするかを考えると、やっぱり杓子定規に何か言われるよりも、できる限り興味を引き出して、その興味の中で何かできるものはないのか?を私は必ず話すようにしています。


あとは、ストレートに言えば、みんなお金は増やしたいんですよ。






だから、私は基本的には邪道FPですよ。はっきり言って。
だって、他のFPさんはそんなこと言わないでしょ?(笑)


ただ、その人には中国株のリスクなども説明はしますし、とりあえず買ってみて「どんなことを感じましたか?」とかは聞きますよ。
それで「思ったより株価が動いちゃった。。。」とかを思っているのであれば「実はこれこれ、こういうわけで」とアドバイスをして、「次はもうちょっと保守的な運用に行くのか?どうするのか?」などの話をしています。


やっぱり、やったことから学ぶことのほうが、圧倒的に大きいと僕は思っているんです。


6.自分のお金がかかっていれば、みんな真剣になる



たとえば、今はバーチャルで色んなことができるじゃないですか?
ああいうのは、いくらやってもバーチャルなんです、絶対に。
でも、やっぱり、自分のお金をかけたら、真剣になるじゃないですか。
自分の身銭を切るという。そこが大事だと思います。


だから、そういう意味では投資する人って、私はギャンブルする人を見習えって言うんですよ(笑)


月曜日は、今週末はどのレースがあるのかを調べて、水曜日とか木曜日とかは調教があって、最終的には金曜日か土曜日に枠順が発表されるから、これまでの成績は、、、などを研究して、日曜日のレースに臨むわけですよね。。
なぜそこまでやるかと言うと、身銭がかかっているからでしょう。
自分のお金がかかっていれば、みんな真剣になるんですよ。


あんたたち、普段は絶対朝早く起きないだろうって。
やっぱり、自分のお金をかけるからこそ、人よりいい台に座ろうとする。
それは勝つための戦略を考えているわけですよね。
それはやっぱり、投資をする人も見習わなきゃだめですよね。




もちろん、ある程度はしたほうがいいですよ。
個別株を買うのか、それこそ投資信託を買うのかによっても大きく違う。
個別株であれば、相応の情報収集というのをしていかなきゃいけないじゃないですか。投資信託だったら、ある意味では運用会社にお任せというのもできますよね。


ただ、一般の人がそこまでする必要は別にないですよね。
たとえば、決算のときとか、そういう節目のところだけ見ていけば僕はいいと思っていますけどね。
別に投資している会社の状況を毎日見なくても、という感じです。


たとえば、アメリカだと資産形成で成功する要素として、ポートフォリオやアセットアロケーションをどう組むかが大体7〜8割が占めていて、それ以外では、良きアドバイザーがいることが成功のステップと言われているんですよ。


考え方によっては、アドバイザーにコストを払うことで、自分でやらなきゃいけないことを人に任せて、その分は自分の好きなことができるわけですから。
だから、アドバイザーを使うというのは、ある意味では自分の時間を買うということですよね。


もしかしたら、金融機関にだって、そういういいアドバイザーがいるかもしれませんので。
7.分散投資の概念からすると、別に日本を入れなくてもいい



ないと言うより、要は、資産全体でどれくらいリスクが取れるか?が大事ですね。
今回、御社のサイトは30〜35歳をメインターゲットにしているとおっしゃっていましたが、一方で私が今、57歳なんだけれども、その差が20歳ほどありますよね?
じゃあ、その世代と私のポートフォリオが違うかと言うと、そんなに大きな違いはないですよ。
大事なのは、投資に回していいお金の割合。
だから、基本的には高齢者用の商品もないですよね?




要は、リスク許容度が高いから、投資に回せるお金を増やしてもいいですよ、という話であって、それくらいの話ですよ。
あとは、日本の場合は平成の終盤で、今までなかった様々なリスクが顕在化して、それに対する対応で、いわゆるヘッジファンドだ、オルタナティブだ、といろいろなものが出ているけれども、個人的にはそこまで活用しなくても、僕は大丈夫だと思います。




あと、投資の原則というのは「成長が高い国に投資をする」ということですよね?


日本は低成長に甘んじているわけですからね。もちろん、日本の中にもすばらしい企業はあると思いますけど、それをあなたが見つけられるかという問題もあります。


ただし、仮に新興国の投資信託を買うのであれば、新興国のリターンは高いけど、脆弱ですから、何かあった場合は、その分しっぺ返しが来るよということでもありますけどね。


単純に考えれば、日本に対しては投資しているんですよ。人的資本という形で。


それを考えると、我々はすでに日本の企業に人的資本をしているとも考えられるので、分散投資の概念からすると、別に日本を入れなくてもいいわけですね。



だから、あえて日本以外の世界に投資した方が良いんじゃないか?と。







そんなに時代が変わったとしても、複雑に考える必要はないということですよ。


8.投資に対しての不安を解決してくれるのは時間




でも、それでも、お金が増えるよりも減る恐怖のほうが勝ってしまって、一歩を踏み出せない方ってのは、どうやって考えを変えれば良いですかね?

きっと、そういう方は安心が欲しいわけでしょう?


JTというのは世界で五指に入るような規模のたばこの会社ですよ。
たぶん、規模から考えると潰れることはないでしょう。
ただ、今後タバコが高成長することもないですよね?


25万円ちょっとで。利回りに直すと約6%。
じゃあ、たぶん潰れることはないであろうJTが今のまま配当金を出し続けると、17〜18年で配当金だけで投資元本って回収できるよ!と言われたら、どうしますか?


投資額は25万円だと、20年間で5万8,000円(30万8千円–25万円)が儲かるんですよ。
どうします?


先ほどお話しした、長期・国際・分散投資の「長期」という時間を考えるときに、投資ってのは必ずしも値上がりしたときに売らなくてもいいわけですよ。
こうした安定配当だけでも、長期で持つことによって元本を回収できるというのが、理論上では計算できるんですよね。屁理屈かもしれませんが(笑)
つまり、若いときから投資をやっていると、時間によって、基本的には元本回収率って高くなってくるんですよ。もちろん、配当金が高い会社の株を買っていると、ですがね。


たとえば、保険なんかだと平気で20年、30年入っているでしょう。
でも、みんな、投資って我慢できないじゃないんですよね。
今は企業の利益還元がすごく増えているから、やろうと思えば、先ほどの例のようなこともできるんですよね。


250万買うと、毎年、税金を考慮しなければ約15万円の配当金がもらえるわけです。15万円あれば、夫婦2人でちょっとした旅行くらい行けますよね。
しかも、これはJT株を売らない限り、かつ配当金が変わらなければ、毎年、JTの配当金が15万円ずつ入ってくるという話ですからね。
投資元本を取り崩しているわけじゃないですから、元本がどうなろうがインカム(安定的に入ってくるお金)を、たまごを食べ続けているだけだから。




ただ、これも短期間でやろうと思ったら無理。
時間を味方にすることでできるわけですよね。


それが僕と同じくらいの年齢になって気づくのと、今気づくのとでは20年間の差があって、積み上げると大きな差になっちゃうんですね。



でも、それは凄く簡単な攻略方法ですよね。誰でもできる可能性があるというか。



もちろん、株は不動産と違って、売ろうと思ったらすぐに現金化もできるわけで。
だから、遺産相続を受ける方だって、困らないじゃないですか?
固定資産税がかかるわけでもないし。



9.情報の渦の中で取捨選択ができるかどうか




どうしても投資ができない人に対しては、情報にバイアス(偏り)がかかっているのかもしれないですね。


なかには「私はメディアとかいろいろ出るので、他の人たちに裏を教えてもらっているんじゃないか?」と思われる方もいるかもしれませんが、そんなことは一切ないですね。
若干、人より早く聞けるとか、そういうのはあるかもしれませんが、でも、その情報を何かに使おうとは考えていませんしね。


あとは、日本ではインターネットというのは秘匿性が高いじゃないですか?
フェイクニュースじゃないけれども、有象無象の情報がいっぱいある。
そもそも自分で調べたネットの情報自体にバイアス(偏り)がかかっていると思わないでしょう。


つまりは、他の意見というのは聞こうとしなくなっちゃうんですね。


典型的な例として「年金制度はこれからの少子高齢化時代、絶対ダメになる」とかいっているでしょ?
でも、私は「何がダメになるんだよ」って思うわけです。


だから、全員が固定の年金保険料だったら、少子高齢化って非常にやばいですよね。
支える人がどんどん減っているから。
で、、、「今、働いている人が将来半分になったら、年金制度ってもたない」ってみんな言いますけど、その半分の人の給料が倍になったら、年金保険料って倍入ってくるでしょう。屁理屈かもしれませんけど。


でも、みんなは「少子高齢化で、昔は御神輿型で、1人の老人を5〜6人が抱えて、それが騎馬戦型になって、今は2人くらいで、将来的には1人が1人の肩車になる」って言いますよね?
ただ、それって年金保険料自体が1人1万円という定額で考えるからでしょ?と。
実際は、定額じゃないですからね。
しかも、国民年金に入っている人も圧倒的に少ないじゃないですか。今の勤労者の80何%くらいだったかな、最近計算してないけど、それくらいの人は厚生年金や共済年金ですよね。


そういう情報すら、みんな聞こうともしないです。

ただ、それを自分で養おうと思っても難しい、、となると客観性を持って教えてくれるアドバイザー的な人を探しておく必要がありますね。

もちろん、少数意見の人を必ず見つけろとは言いませんが、やっぱり今の世の中は情報に溢れていますからね。きちんと判断できるだけの情報を手に入れることは大切ですよ。


その話だと「少子高齢化になると経済成長率が鈍化していく」って、よく聞くでしょ?
じゃあ、日本とよく似た国といわれるドイツ。
だから、「人口が減る=経済成長率が落ち込む」ということは必ずしも成り立つわけじゃない。
でも、しかるべき人がそういうことを言ってしまうと、ほとんどの方はドイツの統計なんて、わざわざ調べずに信じてしまう。情報の裏をとらない。
「働いている人が少なければ経済成長がなくなる」って、誰でも何とイメージできちゃいますからね。




ドイツの統計データを見てもらって、人口は減っているけども、日本より経済成長率高いということを考えれば、人口が減ったらだめになるというのはおかしくないですか?と言えるじゃないですか。

ただ、人に言われた情報を鵜呑みにしてはダメだとわかりました。

ただし、やらなかった場合は、こういうことがありますというリスクは話しますよ。
でも、それは最終的にはその人が選んだわけだから、「じゃあ、リスクに対応するために、何かしてくださいね」と言うしかないじゃないですか。
メニュー(選択肢)はしっかり出して、あとは、みなさん自身で判断していただきたいですね。

本日は貴重なお話をお聞かせていただき、誠にありがとうございました!
10.管理人のインタビュー後の感想

管理人が印象的だったのは次の7つのお話。
- 今が投資を始めるのには、とっても良い時期
- 長期・国際・分散投資をやれば、誰でも資産形成ができる
- 資産形成は定期預金からスタートする(ベースとなる資金を作ること)
- 4ヶ月分の生活費が、自由になるのに必要なお金
- 投資する金融商品は自分の好きなもの、興味があるものであれば、なんでも良い
- すでに日本には労働力を投資しているから、わざわざ投資をしなくても良い
- 時間を活かすことで、投資に対する不安は解消できる
- 自分でしっかりと情報の取捨選択を
もちろん、この情報も私のバイアスがかかっているので、最終的には、この記事を読まれている皆さんが、自分の考えで判断をしていただければと思います(笑)
ただ、どうしても「どうやって資産形成をしていけばわからない」「誰かに相談をしたい」というのであれば、深野さんのような信頼できるアドバイザーを見つけることも、今後の人生においては大切。
自分の信じられる情報を手に入れ、自分自身が納得いく資産形成をしていってくださいね!

深野康彦様 プロフィール
有限会社ファイナンシャルリサーチ
代表 深野康彦 様
著書:「あなたの毎月分配型投資信託がいよいよ危ない!」「めちゃくちゃわかるよ! 超株入門」「55歳からはじめる 長い人生後半戦のお金の習慣 (アスカビジネス) 」


今回は、有限会社ファイナンシャルリサーチの深野康彦様のインタビューを紹介します。
深野様は新聞(日経新聞や東京新聞など)、雑誌(ダイヤモンド・オンライン、プレジデントオンライン、PRESIDENT WOMAN)、各種テレビ(日経CNBC、日経プラス10など)など、様々なメディアにも登場されている、超・超・超有名なファイナンシャルプランナーです!
これまで資産形成をしてこなかった方、特に30〜35歳くらいの方が「まず何をするべきか?」「どのような金融商品で資産運用をするべきなのか?」などをストレートにお話していただけました。
お話を聴きながら「なるほど。。。」と、何度も頷いてしまうことばかり!ぜひ最後までお読みくださいね!