【インタビュー】有限会社ファイナンシャルリサーチ 深野康彦様

白井マサヒロ
こんにちは!「積立投資 超入門」管理人の白井マサヒロです。

今回は、有限会社ファイナンシャルリサーチの深野康彦様のインタビューを紹介します。

深野様は新聞(日経新聞や東京新聞など)、雑誌(ダイヤモンド・オンライン、プレジデントオンライン、PRESIDENT WOMAN)、各種テレビ(日経CNBC、日経プラス10など)など、様々なメディアにも登場されている、超・超・超有名なファイナンシャルプランナーです!

これまで資産形成をしてこなかった方、特に30〜35歳くらいの方が「まず何をするべきか?」「どのような金融商品で資産運用をするべきなのか?」などをストレートにお話していただけました。

お話を聴きながら「なるほど。。。」と、何度も頷いてしまうことばかり!ぜひ最後までお読みくださいね!

深野康彦 様 プロフィール

深野康彦様 プロフィール
有限会社ファイナンシャルリサーチ
代表 深野康彦 様

1.我々自身が自助努力で、さまざまな形で資産を増やしていく必要がある

白井マサヒロ
本日は、お忙しいところ、ありがとうございます!

今日はこれから資産形成や、積立投資をしていこうと考えている方、特に30〜35歳くらいの方が、どのように資産形成をやっていけば良いのかをお聞かせいただければと考えています。

よろしくお願いします!

深野様
よろしくお願いします。
白井マサヒロ
では、早速ですが、今、老後に対する不安が高まっているかと思うんですが、どうして私たち生活者が資産形成をするべきか?ということを教えていただけますでしょうか?
深野様
まず、今おっしゃられたとおり、皆さんには老後が不安と感じているとは思います。

ただ、老後が不安というのは、その通りなんですけど、皆さんは「年金に対しての誤った理解をしているんじゃないかな?」と思いますね。

白井マサヒロ
年金がもらえない、、、ということでしょうか?
深野様
そうですね。年金だけで生活できるかできないかは別として、年金はやっぱり、将来の老後の生活のベースになるということは、たぶん変わらないと思うんですよ。

僕は年金制度は破綻しないとは思っています。
ただ、年金の受給額が少なくなるのは間違いないでしょうね。

そうなりますと、ある程度、老後に豊かな生活を過ごすということを考えれば、やっぱり我々自身が自助努力で、さまざまな形で資産を増やしていく必要があると思うんですよね。

白井マサヒロ
年金はもらえないわけではないけど、少なくはなってしまうということですね。
深野様
平成が終わって令和という時代が始まりましたけども、平成時代というのは高金利で始まり、その後、90年から平成31年まで、金利ってだだ下がりだったんですよ。

それはやっぱり大きくて、たぶん今後、金利は若干上がったとしても、金利だけで資産形成をするのは難しいでしょうね。

それを考えますと、やっぱり我々は「少しでも豊かに暮らす」という観点で考えるのであれば、何らかの資産形成はたぶん必要だと思うんです。

白井マサヒロ
銀行の定期預金も、本当に低金利ですし。。
深野様
今だと定期預金の金利は0.01%しかなくて、今後上がったとしてもたかが知れている。

それこそ、1%はいつぞやという時代になっているので、やっぱり預金だけでお金を増やすというのは難しいですよね。

白井マサヒロ
確かに期待しても、いつになるかは全くわかりませんね。
深野様
それともう1つ、やっぱり考えなきゃいけないのは、国や勤務先が今までのように手厚い社会保障を出せなくなった。

今までは国や企業が相応のお金(税金)をいただいて、手厚い社会保障で還元すると言っていましたけれども、残念ながらそれはできなくなっているんですね。

白井マサヒロ
国や会社に頼っていても、将来は守ってくれない可能性が高いということですね。
深野様
ですから、基本的には自助努力でやってちょうだいよという形ですけども。

自助努力でやれといったとしても、我々が動かないので、国はある面では我々にあめ玉をしゃぶらせるという意味で、iDeCoやつみたてNISAを作り、非課税というインセンティブを与え、基本的にはやるという制度設計を今、作っているという流れなんですよ。

それが平成の終わりに起こったというところでしょうか。

白井マサヒロ
今、作られている投資制度は、国からの「自分で将来のための資産形成をしてね」というメッセージになりますね。
深野様
たぶん、この流れというのは変えられないと思います。

だから、国の政策を信じるか信じないかは、色々お考えはあるかもしれませんが、今回のiDeCoやつみたてNISAに関しては、基本的には流れに素直に乗ったほうがいいだろうというのが、まずポイント。

白井マサヒロ
お得な制度であることは間違いないですからね。
深野様
あと、アベノミクスが2012年から始まって、国はいわゆる「デフレに戻さない」というような金融緩和を行っていて、基本的には物価は上がっているという状況を、我々は認識しなきゃいけないということ。
白井マサヒロ
デフレの問題ですね。
深野様
国が目標とする2%の物価上昇は、なかなか達成できないですけど、そうは言っても昨年1年間でも1%近く物価が上昇していることを考えると、やはり預金だと、実質割り負けてしまいますよね。

子どもの頃にあった1万円は、10年後も同じ1万円ではないと。

要するに「物価が上がってしまうので、買えるものが違いますよ」ということは、やっぱり緩やかに起こっているのを、やっぱり認識しないとダメですよね。

白井マサヒロ
昔は100円だった缶ジュースが110円、130円と、気づかないうちに値上がりしていますからね。
深野様
そのような、さまざまな我々を取り巻くお金の環境がガラッと変わってしまい、そこに平成の最終盤として、何ができたかと言うと「人生100年時代」という言葉ですよね。

要するに、人生80年、90年時代が飛んで、いきなり100年時代に来てしまったことを考えると、その100年時代に対して我々はどう対処するかということも、準備しなきゃいけないということですよね。

それを考えるときに、我々個人ができることの1つとして「資産形成」というのが、これから大きなキーワードになってくると思います。

2.今、始めるにはいい時期です。とても、始めるにはいい時期

深野様
なぜこう言えるかと言うと、資産形成というのは誰でもできるんですよ。

簡単に言いますと、学歴がなければだめだとか、資格がなければだめだとか、そういうことがなくて、誰でも口座を開いて、少し飛び降りるという勇気さえあれば、誰でも明日から簡単に始められるということ。

白井マサヒロ
確かにそうですね。
深野様
先ほど言いましたように、資格や頭のいい人が必ず儲かるわけではないので、基本的には、誰もが豊かになる1つの術として資産形成を考えていかなきゃいけないということですよね。

人生100年時代になって1番のポイントは、日本人は真似をするのは得意なんですよね。

イノベーションとよく言われますけれども、新たなものをつくるというのは苦手、最近苦手になってきたという感じなのかな。世界を揺るがすような形ですよね。

白井マサヒロ
今はそうかもしれませんね。
深野様
皆さんおわかりかと思うけど、世界を揺るがすという意味では、下手をすると、あのウォークマン以来、出てないんじゃないかと。日本発の何とかというのは。
白井マサヒロ
ソニーのウォークマンですね。
深野様
ある意味では、真似をするべきものがあれば、基本的には日本はそれをさらに改良して、よくしようというものですけど、イノベーションできなかったら、新たに作っていくのは難しいですよね。

そういうことを考えると、やっぱり、なかなか日本では資産形成は根付かない。

特にお金に関して言うと、我々は学校でお金まわりというのは習ってこなかったので。

白井マサヒロ
そうですね。
深野様
私個人として、お金についての一番身近な先生は自分の両親だと思っているんですね。

でも、自分の両親の時代は、まだ金利があった時代ですから、今に関して言うと、老後はいろいろ不安とか、老後の対策をなどと言われますけど、残念ながら先例がないんですよ。

つまり、我々自身がこれから人生100年時代をどうするかというのを作っていかなきゃいけないんです。

白井マサヒロ
私たち自身で、新たな文化を作っていかないといけないということですね。
深野様
当然、先人の知恵を学ぶのは大事ですけども、やっぱり今の時代に合ったお金の使い方をこれからしていくということを、我々一人ひとりが考えなきゃダメですよ、と。

そのときに、年を重ねてから始めるよりも、若いときから始めたほうが、理解力も早いだろうし、まだまだ失敗をしたとしてもやり直しが効きますし、というところですよね。

白井マサヒロ
若いうちから動かないといけない、と。
深野様
それこそ、林先生の言葉だったら「始めるんだったら今でしょ」という感じですよね(笑)

今、始めるにはいい時期です。とても、始めるにはいい時期。

マーケットがどうのこうのと言うよりも、制度がいろんなものができてきて、さらに、たとえば投資信託であれば、どこでも買えるし、基本的にはつみたてNISAだったら、おらが町でも絶対にできるという状況になっています。

さらに始めるハードルも低くなっているので、始めるのだったら、本当にいい。

誰もが資産運用にとっつきやすくなったというのは、とてもいい状況だと思いますよね。

3.「長期・国際・分散投資」を上手くやっていけば、資産形成は誰もができやすい

白井マサヒロ
先ほど、日本人は真似するのは得意というのは、おっしゃるとおりだなと思うんですけど、そういう意味では、つみたてNISAもiDeCoも、成功すると思いますか?
深野様
成功するかしないかというのはわかりませんが、ひとつ言えるのは、アメリカは一応、きちっと資産形成ができているわけです。

アメリカの場合は、株高というのは国策なので、日本とは政策が違う部分があるかもしれませんけど、たとえば、投資信託を使えば、アメリカの株なんてすんなり買えるし、あるいはヨーロッパのほうだって買えるわけです。

もしかしたら、アメリカの覇権が終わり、中国が台頭してくれば、中国株だって買えるわけですから、日本の株式などだけで、資産を構築する必要はないですよね。

白井マサヒロ
制度を利用しながら、世界中に投資をすれば良いということですか?
深野様
そもそも、つみたてNISAの制度を作ったときの有識者会議の議事録なんかを見ると、要は「資産運用のポイントは、グローバルに資産を投資することによって世界経済の成長を享受する」とうたっているわけですよね。

それを考えるのであれば、日本の成長が低成長だとしても、世界に資金を投じることで、その成果を我々は日本に居ながら享受できると、私は思います。

白井マサヒロ
つみたてNISAは元々世界経済の成長を活かすことが前提で作られたんですね。
深野様
もちろん、人によっては「もう成長なんかしなくていいんじゃない?」「これ以上、豊かにならなくてもいいんじゃない?」とお考えの人もいるかもしれませんが、やっぱり、人間は欲がある限り、基本的には成長はなくならないと思っています。

それを考えると、成長する限り株価というのは上がっていくでしょうから、私は基本的には「長期・国際・分散投資」を上手くやっていけば、資産形成は誰もができやすい。

絶対できるとは言い切れないですけども、成功しやすいとは言えるとは思いますね。

白井マサヒロ
セゾン投信の中野さんも同じように「長期・国際・分散投資」が大事だと言っていました。
深野様
それしかないと思います。

4.さらに有利なものに預けるという行動から、資産運用は始まる

白井マサヒロ
これから私たち生活者が、お金や資産形成についての価値観を変えていく必要があると思うんですが、とはいえ、やったことがないと、なかなか一歩踏み出しづらいと思うんですよ。
深野様
おっしゃるとおりですね。そのとおりですね。
白井マサヒロ
僕が今、35才で年収が600万くらいあるとした場合、一番初めに、どのような資産形成をやるべきですか?
深野様
いいですよ。それは「定期預金」ですね。
白井マサヒロ
定期預金ですか?
深野様
多くの方が「資産運用=投資」とイメージするじゃないですか。
白井マサヒロ
そうですね。
深野様
では、なぜ私が「定期預金」と答えたかと言うと、ほとんどの方は、お給料は普通預金に入っていくんですよ。

僕は普通預金から、さらに有利なものに預けるという行動から、資産運用は始まると考えています。

やっぱり、普通預金というのは出し入れ自由で便利だけれども、金利的には一番低い。

そこで我々は低い金利に我慢ならないから、少しでも優位になるように、今は大して変わらないんですけど、それでも定期預金に預けるんですね。そこで運用という行動をしているわけです。

だから、私は資産運用の第一歩は何?と聞かれたら、定期預金と答えるんですよ。

白井マサヒロ
確かに定期預金も、大事な資産運用ですね。
深野様
あとは、どんなに金利が低くても、私は必ず現預金は持つべきだと思っているんですよ。

現預金をしっかり持っているからこそ、長期で投資をすることができる。

現預金は長期で投資するための保険という側面も持っているんですね。

白井マサヒロ
現預金はある程度は持っておくべきということですね。
深野様
突発的なことが起こったりとか、いわゆる、老後を迎えるようなライフイベント、そういうものを迎えたりするまでは現預金は持っておくべきですね。

もちろん、一部は投資してもいいでしょうけど、やっぱり現預金を持っていることによって、突発的なことが起こったとしても、投資に回しているお金を、わざわざ解約する必要がなくなるということになるじゃないですか。

白井マサヒロ
せっかく投資していたのを解約しないといけないのは避けたいですからね。
深野様
ですので、長期投資をするためにも、金利の高さに関わらず、定期預金をしてでも現預金を作っておく必要はあると思います。
白井マサヒロ
納得です!
深野様
あとは昨日ニュースを見ていたら、退職の代行屋が大繁盛と伝えていましたけど。

残念ながら、今は自己都合で会社を辞めた場合は、失業給付金なんて約4ヶ月間ももらえないじゃないですか。

だから、4カ月分の生活費というのが、僕らが自由になるために必要なお金ですよね。

これがないと会社に辞表も叩き付けられないじゃないですか(笑)

それを考えると、4ヶ月分の生活費は、現預金で必ず持っていないとダメですよね。

白井マサヒロ
4カ月分の生活費は現預金で必要と、、、
深野様
最低でも4カ月ですね。失業給付金がもらえるまでです。

ただ、今はちょっと景気がいいじゃないですか。
数年前までは「35才限界説」というのがあって。

白井マサヒロ
転職での話ですよね?
深野様
おっしゃるとおりです。だから、35才以下だったら、4〜6ヶ月くらい、36才を超えていたら、さらに2〜3カ月くらいプラスアルファして現預金を用意しておかなきゃダメかな、と思う。

私のような50代が、もし勤め人だったら、1年以上持ってないとやばいだろうなとか。

それだけの現預金を持っていたうえで、ようやく何とかできるという感じですよね。

白井マサヒロ
確かに資産運用の一番初めのステップは、定期預金、、現預金を作ることに納得しました。
深野様
僕は選択という行動をすること自体が、資産運用の第一歩を踏み出したと思うんですよ。

皆さんって「資産運用=投資」という感じ。
だから、この間が非常に抜けちゃっているという感覚があるんです。

資産運用を始めるときに、いきなり投資をするのではなく、コツコツ、コツコツ進めていけば良いという話ですよね。

白井マサヒロ
まずは定期預金で、ベースとなる資産を作っておくということですね。
深野様
うん。それと並行しながら同時に、普通預金から定期預金へ変えることですね。

定期預金の中でも、ネット銀行の定期を選べば、普通預金の20倍くらい金利を得られます。
ただ、それでもやっぱり資産形成としては限界があるわけです。

白井マサヒロ
そうですね。金利は低いですからね。
深野様
そうなると、やっぱり、お金というのを遊ばせておくんじゃなく、もうちょい増えてもらいたい。

少しでもお金を増えるのが加速するのであれば、たとえば債券という発想も出てくるかもしれないし。

白井マサヒロ
違う金融商品で資産運用することも考えていく、と。
深野様
でも、債券だって、年に1回ソフトバンクが1%~2%位の社債を発行するのですけども、あんな祭りがあるくらいで、それも基本的には、買いそびれたらおしまい。

そう考えると、債券でもやっぱり限界がある。

それを考えると、ここまでは、ある面では元本を保証されていますが、もう一歩先を考えるんだったら、次を行かなきゃダメだよね、ということですよね。

その次となると、個別株をやるのか投資信託を買うのか、いろいろありますけども、そういうところに徐々に投資をしていけば、基本的には、お金は増えてくれますよね。

白井マサヒロ
そうですね。
深野様
何が言いたいかと言うと、いろんな人に「今は低金利だよ」という話をすると、何をやっても変わらないと考えてしまい、何もしないことが多いんです。

それこそ高齢者の場合、よくタンスにお金を入れっぱなしで、タンス預金とか言いますよね。

でも本当は、何もしなくてもいいのは金利が高いときだけ。

低金利のときは、お金を持っているだけではダメで、一人ひとりに創意工夫が必要。

創意工夫をすることによって、その差が収益という形で表れてくるというのが大きなポイントですよね。

白井マサヒロ
貯めるなら、定期預金でもいいかもしれないですけど、「豊かに暮らす」ということを望むのであれば、定期預金のステップを踏んだ上で、次の資産運用に進んでいくべき。
深野様
おっしゃるとおりですね。

5.私は何に投資してもいいと思っています

白井マサヒロ
では、次のステップに進みたい方は、どの金融商品で資産運用をすべきですか?
深野様
私は何に投資してもいいと思っています。投資をするんだったら。

なぜかと言うと、たとえば日本株にも日経平均に連動する、投資信託とかETFとか、いろいろあるかもしれませんけど、やっぱり、自分が興味あればそれでいいんですよ。

白井マサヒロ
自分に興味があるかどうかが大事ということですね。
深野様
たとえば、日本株は日本だから情報が取りやすいとか、いろいろあるかもしれませんが、個人的には「好きこそものの上手なれ」と思うんですよ。

やっぱり、自分が興味のあるもののほうが長続きする。

だから、最終的には分散投資というのをしていただきたいんですけども、初めから分散投資とかと大上段に構えてしまいますと、大多数の人が「ちょっと待てと、そんな難しいことはできない」となる。

白井マサヒロ
確かにそうですね。
深野様
だから、基本的には、最初は扇と一緒で閉じていて良いんですよ。

興味あるものから始めて、だんだんと広げていき、最終的には長期分散投資でしてもらいたいんですよ。

日本人はまじめ過ぎるので、最初から「分散投資をやるなら、それをしっかりやらなきゃ」と考えてしまいますが、そうじゃなくて、やっぱり投資というのは個人的には「習うより慣れろ」と思っているので。

おっしゃっていたように「第一歩をどうやって始めるか?」というのが大切だと思っているんですね。

白井マサヒロ
とにかく、自分の興味があるもので投資を始めてみることが大切ということですね。
深野様
私自身がFP(ファイナンシャルプランナー)という仕事を長くやっていて思っているのが、基本的には、お客さまの興味のあるものが基本的にあるはずです。

もし、そういうことすらわかりませんというんだったら、だったら、やっぱり日本にいるんだったら、情報が取りやすく、わかりやすいので日本株に関するものでいいですよね。

ただ、別のものに興味があるんだったら、いきなり中国株で運用しようが、私は東南アジアのほうによく旅行するから、タイ株で運用するとか、僕はそれでいいと思っています。

白井マサヒロ
確かに自分が好きなものとか、興味があるものじゃないと長く続けられませんからね。
深野様
おっしゃるとおり。そのとおりなんです。
白井マサヒロ
人から「これで運用をしなさい!」と言われて、すぐに始められる方は、もうすでに運用を始めているっていう話ですね。
深野様
そうそう。だから、運用する金融商品を考えると、さっき言った「一歩踏み出す」というのが大事であって、1回投資をしたことがある人というのは、2回目というのは行きやすいですよ。1回目より抵抗がないですからね。

そして、その一歩をどうするかを考えると、やっぱり杓子定規に何か言われるよりも、できる限り興味を引き出して、その興味の中で何かできるものはないのか?を私は必ず話すようにしています。

白井マサヒロ
となると、先ほどおっしゃっていただいたように定期預金でも良いので「資産運用を始めたぞ」「一歩踏み出したぞ」という自分のなかでの自信が次に繋がるわけですね。
深野様
そのとおり。
あとは、ストレートに言えば、みんなお金は増やしたいんですよ。
白井マサヒロ
そうですよね。
深野様
で、「増やしたい」「少し豊かになりたい」とか、そういう欲求を満たすために、行動を起こすと思うので、やっぱりそこは大切にしたいと思うんですよね。
白井マサヒロ
もちろん、社会の背景はあるにせよ、やっぱり「どこに自分がお金を使っていいか?」という感情を大事にするべきなんですね。
深野様
それが、たぶん一番長続きするんじゃないかなと個人的には思ってます。
白井マサヒロ
確かに。
深野様
私はそっち派です。どちらかと言うと。
だから、私は基本的には邪道FPですよ。はっきり言って。

だって、他のFPさんはそんなこと言わないでしょ?(笑)

白井マサヒロ
そうかもしれませんね(笑)
深野様
初めから「中国株とかを買ってもいいよ」と言ったら、「おまえ馬鹿じゃないの」と言われるかもしれないけど、私はその人が興味あるんだったら、そこから行ってもいいと思います。

ただ、その人には中国株のリスクなども説明はしますし、とりあえず買ってみて「どんなことを感じましたか?」とかは聞きますよ。

それで「思ったより株価が動いちゃった。。。」とかを思っているのであれば「実はこれこれ、こういうわけで」とアドバイスをして、「次はもうちょっと保守的な運用に行くのか?どうするのか?」などの話をしています。

白井マサヒロ
とにかく、やってみることを大切にしたスタイルですね。
深野様
とりあえず、その人が生活に支障を来さないんだったら、ある程度はお金を投資しても良いと、僕は思っていますけどね。

やっぱり、やったことから学ぶことのほうが、圧倒的に大きいと僕は思っているんです。

白井マサヒロ
実際に経験して気づくことは多いですからね。
深野様
どんなに資産運用の本を読もうが、どんなに色々な人の話を聞こうが、やっぱり、やってもらうことが大事なので、そこは徹しちゃっていますね。

6.自分のお金がかかっていれば、みんな真剣になる

白井マサヒロ
やっぱり、まずはやってみることが大事ですよね。
深野様
大事だと思います。しかも、自分のお金をかけてやることです。

たとえば、今はバーチャルで色んなことができるじゃないですか?

ああいうのは、いくらやってもバーチャルなんです、絶対に。

でも、やっぱり、自分のお金をかけたら、真剣になるじゃないですか。

自分の身銭を切るという。そこが大事だと思います。

白井マサヒロ
バーチャルは、あくまでもバーチャルでしかないですからね。
深野様
やっぱり、バーチャルは違うということですね。

だから、そういう意味では投資する人って、私はギャンブルする人を見習えって言うんですよ(笑)

白井マサヒロ
ギャンブルをする人ですか?
深野様
たとえば、競馬だったら毎週末レースがありますけど、週末を迎える前に準備をするわけじゃないですか。

月曜日は、今週末はどのレースがあるのかを調べて、水曜日とか木曜日とかは調教があって、最終的には金曜日か土曜日に枠順が発表されるから、これまでの成績は、、、などを研究して、日曜日のレースに臨むわけですよね。。

なぜそこまでやるかと言うと、身銭がかかっているからでしょう。
自分のお金がかかっていれば、みんな真剣になるんですよ。

白井マサヒロ
そうですね。確かに(笑)
深野様
パチンコやる人だって、それこそ朝早くから並んでるじゃないですか。

あんたたち、普段は絶対朝早く起きないだろうって。

やっぱり、自分のお金をかけるからこそ、人よりいい台に座ろうとする。

それは勝つための戦略を考えているわけですよね。

それはやっぱり、投資をする人も見習わなきゃだめですよね。

白井マサヒロ
自分のお金をかけるからこそ、本気でやりますからね。
深野様
そうそう。それと同じだと僕は思っています。
白井マサヒロ
では、本気で投資をするときに、どうやって情報収集をしたら良いんですか?
深野様
いや、情報収集なんかしなくていいんじゃないという感じですかね。

もちろん、ある程度はしたほうがいいですよ。

個別株を買うのか、それこそ投資信託を買うのかによっても大きく違う。

個別株であれば、相応の情報収集というのをしていかなきゃいけないじゃないですか。投資信託だったら、ある意味では運用会社にお任せというのもできますよね。

白井マサヒロ
そうですね。
深野様
その辺りの情報収集はするにしても、、、たとえば、私のようなFPであれば、この2日間で大きく株価が下がったときに、その背景を探って、お客様に売らせないようにするなど、アドバイスをするために情報収集は必要かと思います。

ただ、一般の人がそこまでする必要は別にないですよね。

たとえば、決算のときとか、そういう節目のところだけ見ていけば僕はいいと思っていますけどね。
別に投資している会社の状況を毎日見なくても、という感じです。

白井マサヒロ
実際に、一般の人が毎日情報を集めるのは、かなり難しいですからね。
深野様
我々のようなアドバイザーという立場の人であれば、何か起こったときには、お客さんも不安になるから、それに対してきちっとアドバイスができないと、お客さんはいたずらに売ってしまったりとか、いろいろなことをしたりするケースが多いじゃないですか。

たとえば、アメリカだと資産形成で成功する要素として、ポートフォリオやアセットアロケーションをどう組むかが大体7〜8割が占めていて、それ以外では、良きアドバイザーがいることが成功のステップと言われているんですよ。

白井マサヒロ
資産形成について相談できるアドバイザーの存在が大事、だと。
深野様
だから、日本でも一般の方であれば、ある程度任せられるアドバイザーがいれば、自分で情報を取るような必要はないと思いますね。

考え方によっては、アドバイザーにコストを払うことで、自分でやらなきゃいけないことを人に任せて、その分は自分の好きなことができるわけですから。

だから、アドバイザーを使うというのは、ある意味では自分の時間を買うということですよね。

白井マサヒロ
となると、今後、資産形成をしていくときに、FPさんに相談して、アドバイザーになってもらうのもありということですね。
深野様
ありだと思いますよ。FPでもいいし、IFA(証券会社や銀行といった特定の金融機関に属さず、独立した立場で中立的なアドバイザー)とかでもね。

もしかしたら、金融機関にだって、そういういいアドバイザーがいるかもしれませんので。

7.分散投資の概念からすると、別に日本を入れなくてもいい

白井マサヒロ
先ほど、投資の成功条件として「ポートフォリオをどう組むか?」ということをおっしゃっていましたが、この年代にこういうポートフォリオがいいとかは、特にないということですかね?
深野様
ないと思いますよ。
ないと言うより、要は、資産全体でどれくらいリスクが取れるか?が大事ですね。

今回、御社のサイトは30〜35歳をメインターゲットにしているとおっしゃっていましたが、一方で私が今、57歳なんだけれども、その差が20歳ほどありますよね?

じゃあ、その世代と私のポートフォリオが違うかと言うと、そんなに大きな違いはないですよ。

大事なのは、投資に回していいお金の割合。
だから、基本的には高齢者用の商品もないですよね?

白井マサヒロ
確かに高齢者用の商品ってないですね。
深野様
初心者向けもないし。
白井マサヒロ
ないですね。
深野様
となると、30代向けもないんですよ。

要は、リスク許容度が高いから、投資に回せるお金を増やしてもいいですよ、という話であって、それくらいの話ですよ。

あとは、日本の場合は平成の終盤で、今までなかった様々なリスクが顕在化して、それに対する対応で、いわゆるヘッジファンドだ、オルタナティブだ、といろいろなものが出ているけれども、個人的にはそこまで活用しなくても、僕は大丈夫だと思います。

白井マサヒロ
1人1人のリスク許容度が大事なポイントになるということですね。
深野様
長期分散投資ということを考えて、積立投資でやっていくんだったら、伝統的な資産だけでも十分じゃないですか、と思っています。
白井マサヒロ
そこは自分のお金をどう使うか、どこに使いたいかということを、まず大事にするところから。
深野様
おっしゃるとおりです。

あと、投資の原則というのは「成長が高い国に投資をする」ということですよね?

白井マサヒロ
そうですね。
深野様
そこで、期待リターンや期待収益率で考えるんだったら、やっぱり世界に目を向けないと。

日本は低成長に甘んじているわけですからね。もちろん、日本の中にもすばらしい企業はあると思いますけど、それをあなたが見つけられるかという問題もあります。

白井マサヒロ
それは投資信託を買うときもですか?
深野様
もちろん、投資信託を活用するときであっても、日本以外の国に投資をすれば、少なくとも経済成長率は高いんだから、リターンが高くなる可能性は高くなりますよね。

ただし、仮に新興国の投資信託を買うのであれば、新興国のリターンは高いけど、脆弱ですから、何かあった場合は、その分しっぺ返しが来るよということでもありますけどね。

白井マサヒロ
では、長期で投資をしていくときには、やっぱり全世界に向けてやっていくのが良いんですね。これは、先ほどおっしゃられていた、つみたてNISAの理念とイコールですね。
深野様
そうですね。あともう1つは、我々は日本人で日本の会社に勤めている。

単純に考えれば、日本に対しては投資しているんですよ。人的資本という形で。

白井マサヒロ
時間とか。
深野様
そう。単純に考えて、景気が良ければお給料が増えるし、逆に景気が悪いとお給料は減るわけじゃないですか。これもある意味では、株式投資と同じようなものですよね。

それを考えると、我々はすでに日本の企業に人的資本をしているとも考えられるので、分散投資の概念からすると、別に日本を入れなくてもいいわけですね。

白井マサヒロ
労働力として日本企業に投資しているわけですね。
深野様
そうそう。
白井マサヒロ
確かに、、すごい納得できます。
だから、あえて日本以外の世界に投資した方が良いんじゃないか?と。
深野様
そうそう。そこで日本にさらに突っ込んでどうするの、という話じゃないですか。
白井マサヒロ
間違いないですね。
深野様
給料がダメになれば、日本株に投資してもダメになる可能性が高いですからね。分散価値になってないですよね。
白井マサヒロ
給料下がっても、世界が盛り上がったらバランス取れるという。
深野様
そうそう。そういうイメージじゃないですか。
白井マサヒロ
長期・国際・分散投資ということを考えると、日本はあえて買う必要はないですね。
深野様
長期・国際・分散投資は資産形成の王道ですからね。
そんなに時代が変わったとしても、複雑に考える必要はないということですよ。
白井マサヒロ
やっぱり、この3つを大事にすれば、長期的に見たら増える可能性は。。。
深野様
可能性はかなり高まるということです。

8.投資に対しての不安を解決してくれるのは時間

白井マサヒロ
僕はかなり保守的な人間で、投資に対して1歩踏み出せない側の人間なんですけど、僕のように1歩踏み出せない、投資に恐怖を感じている人は多いと思うんですよ。
深野様
いますね。
白井マサヒロ
で、先ほどおっしゃられたとおり、自分の好きなところ、興味のあるところでちょっとやってみるというのがいいんじゃないか?というお話だったんですけど、、、

でも、それでも、お金が増えるよりも減る恐怖のほうが勝ってしまって、一歩を踏み出せない方ってのは、どうやって考えを変えれば良いですかね?

深野様
投資に対しての不安を解決してくれるのは時間なんですよ。
きっと、そういう方は安心が欲しいわけでしょう?
白井マサヒロ
そうですね。
深野様
例えば、個別株の話になっちゃいますけども、JT(日本タバコ)ってあるでしょ?

JTというのは世界で五指に入るような規模のたばこの会社ですよ。

たぶん、規模から考えると潰れることはないでしょう。
ただ、今後タバコが高成長することもないですよね?

白井マサヒロ
そんな気はしますね。
深野様
ところが今、JTというのは100株買うにして25万円くらいかな。で、100株持っていると配当金が年間で1万5,400円出るんですよ。

25万円ちょっとで。利回りに直すと約6%。

じゃあ、たぶん潰れることはないであろうJTが今のまま配当金を出し続けると、17〜18年で配当金だけで投資元本って回収できるよ!と言われたら、どうしますか?

白井マサヒロ
買うことを考えますね。
深野様
でしょう?JTがずっと安定した配当金を、今の金額出してくると、20年経っていると単純に考えると、税金考えなければ、30万8,000円(15,400×20年)か。

投資額は25万円だと、20年間で5万8,000円(30万8千円–25万円)が儲かるんですよ。
どうします?

白井マサヒロ
やったほうが得ですよね。
深野様
と思いますよね?

先ほどお話しした、長期・国際・分散投資の「長期」という時間を考えるときに、投資ってのは必ずしも値上がりしたときに売らなくてもいいわけですよ。

こうした安定配当だけでも、長期で持つことによって元本を回収できるというのが、理論上では計算できるんですよね。屁理屈かもしれませんが(笑)

つまり、若いときから投資をやっていると、時間によって、基本的には元本回収率って高くなってくるんですよ。もちろん、配当金が高い会社の株を買っていると、ですがね。

白井マサヒロ
長期で保有しておけば、いずれにプラスになる可能性が高いということですね。
深野様
そうそう。で、日本人は農耕民族でしょう。だから、我慢できるはずなんですよ。

たとえば、保険なんかだと平気で20年、30年入っているでしょう。
でも、みんな、投資って我慢できないじゃないんですよね。

今は企業の利益還元がすごく増えているから、やろうと思えば、先ほどの例のようなこともできるんですよね。

白井マサヒロ
日本人は長期の積立投資に向いているはずですよね。
深野様
たとえば、リタイヤ層が先ほどのJT株を1,000株、投資金額で約250万を買うとします。

250万買うと、毎年、税金を考慮しなければ約15万円の配当金がもらえるわけです。15万円あれば、夫婦2人でちょっとした旅行くらい行けますよね。

しかも、これはJT株を売らない限り、かつ配当金が変わらなければ、毎年、JTの配当金が15万円ずつ入ってくるという話ですからね。

投資元本を取り崩しているわけじゃないですから、元本がどうなろうがインカム(安定的に入ってくるお金)を、たまごを食べ続けているだけだから。

白井マサヒロ
ずっと資産というニワトリを持っておけば、たまごを食べ続けられるということですね。
深野様
もしかしたら、そのニワトリがもうちょっと肥えてくれて、もう少したまごが大きくなるかもしれないし、逆に小さくなっちゃうかもしれないけど。そういう発想だってできますよね。
白井マサヒロ
小さくなったら、数を持っておけば良いですからね。
深野様
このように投資というのは、あくまで売ったり買ったりだけじゃなくて、インカムで収益を確保するという方法もあるわけ。

ただ、これも短期間でやろうと思ったら無理。
時間を味方にすることでできるわけですよね。

白井マサヒロ
僕くらいの年齢であれば、時間を味方にできるから、やらないと逆に損ですね。
深野様
そうそう。今、35歳ということじゃないですか?

それが僕と同じくらいの年齢になって気づくのと、今気づくのとでは20年間の差があって、積み上げると大きな差になっちゃうんですね。

白井マサヒロ
年齢を重ねてから資産形成を始める人と、既に元が取れている人とで、スタート位置が違うんですね。
深野様
おっしゃるとおりです。
白井マサヒロ
であれば、時間を味方にしなければいけないですね。
でも、それは凄く簡単な攻略方法ですよね。誰でもできる可能性があるというか。
深野様
そうそう。先ほどの話も、もしかしたらJT株がすごく値上がりするかもしれない。上がったらそれを売りゃあいいでしょう。
白井マサヒロ
そうですね。その買った金融商品も売れるわけですもんね。
深野様
まだお若いのにこんなこと言ったら失礼ですけど、将来的に自分が亡くなって、そのJT株が残っていた場合、遺産相続を受ける方だって、毎年金のたまご産んでくれるんだったら、引き続き持っているかもしれませんよね。

もちろん、株は不動産と違って、売ろうと思ったらすぐに現金化もできるわけで。

だから、遺産相続を受ける方だって、困らないじゃないですか?
固定資産税がかかるわけでもないし。

白井マサヒロ
その通りですね。あと、今聞いていて思ったのが、資産は増える、減るだけではなく、お金を生み出してくれるものでもあるという考え方を持つことも大切になりますね。
深野様
そうそう。おっしゃるとおりです。
白井マサヒロ
資産を持っておけば、仮に亡くなった後でも、残された人に活かされるという考え方も勉強になりました!

9.情報の渦の中で取捨選択ができるかどうか

深野様
情報って、実はネガティブなほうが伝わりやすいんです。
白井マサヒロ
そうですね。
深野様
残念ながら、ポジティブな情報って使われにくいというのがあって、投資ってなると、どうしても利益が増えるというよりは「危ない」とか「怖い」というのが広まっていっちゃうじゃないですか。

どうしても投資ができない人に対しては、情報にバイアス(偏り)がかかっているのかもしれないですね。

白井マサヒロ
確かに、そのとおりですね。
深野様
たとえば、私は仕事でやっているから違うかもしれませんが、ただ、今、一般の人と我々って、集められる情報が大して変わらないですよ。特にネットを使えば、ほとんど変わらない。

なかには「私はメディアとかいろいろ出るので、他の人たちに裏を教えてもらっているんじゃないか?」と思われる方もいるかもしれませんが、そんなことは一切ないですね。

若干、人より早く聞けるとか、そういうのはあるかもしれませんが、でも、その情報を何かに使おうとは考えていませんしね。

白井マサヒロ
インターネットの普及で、手に入る情報量が格段に増えましたからね。
深野様
それを考えるとだいたい、一般の人と我々の大きな違いというのは、情報の渦の中で取捨選択ができるかどうかの違いなんですよ。

あとは、日本ではインターネットというのは秘匿性が高いじゃないですか?
フェイクニュースじゃないけれども、有象無象の情報がいっぱいある。

そもそも自分で調べたネットの情報自体にバイアス(偏り)がかかっていると思わないでしょう。

白井マサヒロ
と言うのは??
深野様
ネットで検索するときには、どうしても自分の好むことを検索するじゃないですか。その時点で自動的にバイアスがかかっているんですよ。

つまりは、他の意見というのは聞こうとしなくなっちゃうんですね。

白井マサヒロ
確かにそうですね。
深野様
だから、多くの方が、多勢に無勢じゃないですけど、多勢のほうに流れちゃうじゃないですか。

典型的な例として「年金制度はこれからの少子高齢化時代、絶対ダメになる」とかいっているでしょ?

でも、私は「何がダメになるんだよ」って思うわけです。

白井マサヒロ
深野さんはダメにならないとお考えですか?
深野様
だって、年金保険料は給与によって金額が変わるわけじゃないですか?

だから、全員が固定の年金保険料だったら、少子高齢化って非常にやばいですよね。
支える人がどんどん減っているから。

で、、、「今、働いている人が将来半分になったら、年金制度ってもたない」ってみんな言いますけど、その半分の人の給料が倍になったら、年金保険料って倍入ってくるでしょう。屁理屈かもしれませんけど。

白井マサヒロ
確かにそうですね。
深野様
でも、理屈から考えれば、少子高齢化だからって年金制度が潰れるという論理は成り立たないんですよ。本来であれば。

でも、みんなは「少子高齢化で、昔は御神輿型で、1人の老人を5〜6人が抱えて、それが騎馬戦型になって、今は2人くらいで、将来的には1人が1人の肩車になる」って言いますよね?

ただ、それって年金保険料自体が1人1万円という定額で考えるからでしょ?と。
実際は、定額じゃないですからね。

しかも、国民年金に入っている人も圧倒的に少ないじゃないですか。今の勤労者の80何%くらいだったかな、最近計算してないけど、それくらいの人は厚生年金や共済年金ですよね。

白井マサヒロ
そうなんですね。
深野様
つまり、その人たちの給料がボンボン上がれば、基本的には年金財政というのは破綻することはないんですよね。もちろん、企業が給料を上げられるのか?という問題はありますが。

そういう情報すら、みんな聞こうともしないです。

白井マサヒロ
情報を取捨選択できる目を養うことが大切だとうことですね。

ただ、それを自分で養おうと思っても難しい、、となると客観性を持って教えてくれるアドバイザー的な人を探しておく必要がありますね。

深野様
その通りです。誰かそういう人を見つけることです。

もちろん、少数意見の人を必ず見つけろとは言いませんが、やっぱり今の世の中は情報に溢れていますからね。きちんと判断できるだけの情報を手に入れることは大切ですよ。

白井マサヒロ
確かに。「少子高齢化になる、働く人が少なくなる、だからヤバイ」っていうのは、なんとなくわかりやすいから、どうしてもそれを信じちゃいますよね。
深野様
そうですね。
その話だと「少子高齢化になると経済成長率が鈍化していく」って、よく聞くでしょ?

じゃあ、日本とよく似た国といわれるドイツ。今は移民政策などで人口は増えていますが、2002年~2011年の10年間は人口が減少していたんです。それでも10年間の経済成長率の平均は日本より高かったのです。

だから、「人口が減る=経済成長率が落ち込む」ということは必ずしも成り立つわけじゃない。

でも、しかるべき人がそういうことを言ってしまうと、ほとんどの方はドイツの統計なんて、わざわざ調べずに信じてしまう。情報の裏をとらない。

「働いている人が少なければ経済成長がなくなる」って、誰でも何とイメージできちゃいますからね。

白井マサヒロ
テレビなどで、それっぽい人が言っていると、完全に鵜呑みにしてしまいますね。
深野様
そうなっちゃうでしょ。常々、情報にバイアスをかけたり、日本人を情報操作したりするのって、すごく簡単なんだなと思ってしまいますよね。
白井マサヒロ
自分がイメージできて、理解できてしまうと、それ以外の情報を知ろうとしませんからね。
深野様
そうそう。だから、俺はちゃんと「そうじゃないよ」と言っているわけです。

ドイツの統計データを見てもらって、人口は減っているけども、日本より経済成長率高いということを考えれば、人口が減ったらだめになるというのはおかしくないですか?と言えるじゃないですか。

白井マサヒロ
自分で情報をきちんと掴んで、自分が興味のある分野に対して、自分の意志を持って資産形成をしていくことが大切ということですね。

ただ、人に言われた情報を鵜呑みにしてはダメだとわかりました。

深野様
そうです。もちろん、最終的にはやってみたけども、投資を選ばないという人がいても良いと思います。それはその人の選択なので、そこに対して我々が、あれこれ言う権利はないですよ。

ただし、やらなかった場合は、こういうことがありますというリスクは話しますよ。

でも、それは最終的にはその人が選んだわけだから、「じゃあ、リスクに対応するために、何かしてくださいね」と言うしかないじゃないですか。

メニュー(選択肢)はしっかり出して、あとは、みなさん自身で判断していただきたいですね。

白井マサヒロ
自分がしっかり選択したもので進んでみて、ぶつかったら、またそのときに、しっかりと考えて選択をしていくことが大切ということですね。

本日は貴重なお話をお聞かせていただき、誠にありがとうございました!

10.管理人のインタビュー後の感想

白井マサヒロ
ファイナンシャルプランナーとしてご活躍されている深野さんのお話は、とっても刺激的で、勉強になることばかりでした。

管理人が印象的だったのは次の7つのお話。

  • 今が投資を始めるのには、とっても良い時期
  • 長期・国際・分散投資をやれば、誰でも資産形成ができる
  • 資産形成は定期預金からスタートする(ベースとなる資金を作ること)
  • 4ヶ月分の生活費が、自由になるのに必要なお金
  • 投資する金融商品は自分の好きなもの、興味があるものであれば、なんでも良い
  • すでに日本には労働力を投資しているから、わざわざ投資をしなくても良い
  • 時間を活かすことで、投資に対する不安は解消できる
  • 自分でしっかりと情報の取捨選択を

もちろん、この情報も私のバイアスがかかっているので、最終的には、この記事を読まれている皆さんが、自分の考えで判断をしていただければと思います(笑)

ただ、どうしても「どうやって資産形成をしていけばわからない」「誰かに相談をしたい」というのであれば、深野さんのような信頼できるアドバイザーを見つけることも、今後の人生においては大切。

自分の信じられる情報を手に入れ、自分自身が納得いく資産形成をしていってくださいね!

深野康彦 様 プロフィール

深野康彦様 プロフィール
有限会社ファイナンシャルリサーチ
代表 深野康彦 様
著書:「あなたの毎月分配型投資信託がいよいよ危ない!」「めちゃくちゃわかるよ! 超株入門」「55歳からはじめる 長い人生後半戦のお金の習慣 (アスカビジネス)

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