三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスの特徴を解説

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つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)といった投資制度を活用した積立投資は、将来のお金を準備するために非常に効果的です。

その一方で、投資できる商品には、具体的にどのような特徴があって、その投資商品が良いのか悪いのかそこのところを知りたいといった方も多いと思います。

そこで本記事では、つみたてNISAで投資をすることができる「三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックス」の特徴について解説を進めていきます。

なお、本記事の解説は、執筆時点で交付されている投資信託説明書(交付目論見書)の内容も交えて進めていきますので、今後の内容が少なからず変わる可能性があることをあらかじめご留意ください。

1.三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスの特徴

三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスは、「ニッセイ国内株式インデックスマザーファンド」を通じて、実質的に国内の金融商品取引所上場株式等に投資することにより、TOPIX(東証株価指数)(配当込み)の動きに連動する投資成果を目標に運用を行う投資信託です。

2.商品概要

三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスについて、大まかな商品概要を以下、表にまとめて紹介します。

おすすめ度(5段階評価) ★★★
販売手数料 なし
信託報酬 年率0.432%(税込)
信託財産留保額 なし
運用スタイル インデックス
運用会社 三菱UFJ国際投信株式会社
ファンドの種類(どこに投資をしているか?) 日本のみ
総資産額 189.38億円
リターン(5年) 10.93
リスク 14.48

おもな金融機関別における取り扱い(販売)の有無

金融機関 取り扱いの有無
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
カブドットコム
野村證券
大和証券 ×
松井証券
GMOクリック証券 ×
岡三オンライン証券
東海東京証券
みずほ銀行 ×
三菱UFJ銀行
三井住友銀行 ×

上記表は、三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスの運用会社である三菱UFJ国際投信株式会社のホームページを参考にまとめております。

実際に、三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスが販売されている金融機関を調べると、インターとネット証券会社や対面型の証券会社をはじめ、都市銀行や地方銀行など、その取り扱い金融機関が多い(49の金融機関)ことが確認できました。

国・地域別組入比率と組入上位5銘柄

三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスの国・地域別組入比率と組入上位5銘柄は、以下の通りです。

国・地域別組入比率

三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスは、東京証券取引所に上場している株式に投資する投資信託であるため、投資対象地域は、日本のみとなります。

組入上位5銘柄

組入上位5銘柄
  1. トヨタ自動車:3.4%
  2. 三菱UFJフィナンシャル・グループ:2.2%
  3. ソフトバンクグループ:1.5%
  4. 日本電信電話:1.4%
  5. 三井住友フィナンシャルグループ:1.4%

運用実績

三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスの運用実績(2009年10月28日~2018年1月31日)は、以下の通りです。


出典 三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックス 交付目論見書(使用開始日2018.4.26)より引用

三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスの運用実績を見ますと、基準価額が当初の販売開始に比べて大きく増加しており申し分がない状況でありながらも、純資産総額を確認すると、基準価額が増加しているのにも関わらず、純資産総額が減少していることが気になります。

基準価額が増加しているのにも関わらず、純資産総額が減少するということは、少なからず、三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスを保有している投資家が、保有している同ファンドを解約して現金化していると考えることもでき、この辺が、どのような理由で基準価額と純資産総額の関係が反比例しているのか確認しておく必要もありそうです。

3.三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスのポイント解説

三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスについて、特徴や商品の概要などについて紹介してきましたが、ここでは、同ファンドの押さえておきたいポイント解説します。

現状の販売商品と比較すると信託報酬が高め

三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスは、販売開始が2009年10月28日であることから運用実績はそれなりにあると判断できるものの、現状で販売されている商品と手数料の比較をすると高めであるのが目に付きます。

信託報酬は、投資信託を保有している間に渡って差し引かれる手数料であり、長い間保有し続けていることによって、最終的に受け取るお金に大きな影響を与えることから、これから投資信託で資産運用の資産運用をする上で三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスを選ぶことに対しては慎重になる必要があるでしょう。

なお、次項の「同じようなファンドと比較するとどうなのか」で、三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスを選ぶのが得策なのかどうかについて、詳細に紹介していきます。

4.同じようなファンドと比較するとどうなのか

ファンド名称 信託報酬(税込) 純資産総額(億円) ファンド設定日 ベンチマーク(指定指数)
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) 0.17% 34.33 2017/2/27 東証株価指数(TOPIX)
たわらノーロード TOPIX 0.18% 6.23 2017/3/21 東証株価指数(TOPIX)
iFreeTOPIXインデックス 0.18% 6.27 2016/9/8 東証株価指数(TOPIX)
i-SMT TOPIXインデックス(ノーロード) 0.18% 0.56 2018/1/12 東証株価指数(TOPIX)
Smart-i TOPIXインデックス 0.18% 0.22 2017/8/29 東証株価指数(TOPIX)
三井住友-三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 0.17% 159.98 2011.12.9 東証株価指数(TOPIX)
ニッセイ TOPIXインデックスF 0.17% 187.27 2015/4/27 東証株価指数(TOPIX)
三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックス 0.43% 189.38 2009/10/28 東証株価指数(TOPIX)

平成30年8月現在

上記表を比較しますと、三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスは、他のファンドに比べて運用実績が長いことが確認できる一方で、信託報酬の高さが目に付きます。

また、同じ運用会社から信託報酬が低めで、同じような構成のeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)という名前のファンドが販売されていることも確認できます。

実のところ、三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスを運用している三菱UFJ国際投信株式会社は、2017年2月27日に、eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)というファンドを販売開始しており、ファンドの詳細を見ると、他の運用会社に対抗した手数料の低いファンドで、かつ、これまでも販売していた三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスの運用と中身が酷似している特徴があります。

つまり、投資をする側とすれば、手数料が安く同じパフォーマンスを得られるのであれば、三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスよりもeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)を選ぶ方が得策と考えることができます。

このように考えた時、三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスの今後のファンドの成長と期待値が低い可能性も高くなってしまい、投資をしにくい商品であると言わざるを得ません。

ちなみに、三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスは、純資産総額に応じて信託報酬が低くなる特徴があるものの、最も低い信託報酬率と比べてもeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)の方が、信託報酬が低い結果になっています。

また、eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)も純資産総額に応じて信託報酬率が低くなる特徴があることから、やはり、投資信託で資産運用をする当初からのことを考えると、三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスは、選びにくいと言わざるを得ないでしょう。

5.まとめ

三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスは、決して悪いファンドとは言えませんが、同じ運用会社が販売しているeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)の登場によって、その立場が危うくなっているのは確かです。

はっきりと申し上げると、運用実績こそまだほとんど無いに等しいものの、つみたてNISAを活用した積立投資で10年後や20年後の資産形成をするのであれば、三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックスよりもeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)を購入した方が間違いなく得策でしょう。

あくまでも運用会社が同じで、同じようなファンドであったことから、特に気を付けて欲しい旨も込めて詳細に紹介させていただきましたが、他の運用会社の商品と比較検討してファンド選びをすることが大切であることは言うまでもありません。

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