20代から積立投資をやるべき理由と、その投資方法を紹介!

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現在、日本では「公的年金制度の崩壊の危機」や「実質賃金の低下」をはじめ、「消費増税」といった問題など、将来にかかるお金の不安にまつわるニュースでいっぱいになっています。

特に、現在、20代の方々からすると、前述した懸念が生じる中でこれからを生き抜いていかなければいけない世代であり、今後、ますます悪くなってしまう可能性がある時代の中で求められるのは「自助努力」と「自己責任」であると思います。

20代という世代は、何事にも「多くの時間が与えられている」といった強みがあるため、誰にでも平等に与えられている時間をいかに「自助努力」と「自己責任」で活かせるのかによって将来のお金に対する不安が大きく変わってくると思われます。

このようなことから本記事では、20代という若い世代が、将来にかかるお金の不安を「自助努力」と「自己責任」で対策するための方法として、簡単に始めやすい「積立投資」に焦点を絞って分かりやすく解説を進めていきます。

1. 積立投資が20代に最も有利な理由とは

はじめに、積立投資が20代に最も有利な理由について、以下、4つの項目についてそれぞれ合理的に解説をしていきます。

積立投資は少額からはじめられるため20代にとって負担が軽い

一般に、20代と言えば、初めて社会人になる世代や勤務経験が浅いことによって収入がさほど高くないといった特徴が見られる世代であり、少なくともお金に余裕がある人は全体的に多くはないと思われます。

積立投資は、毎月一定金額や一定数量の投資信託を購入して資産運用をする投資方法であり、少額から始められる特徴があります。

そのため、たとえば株式投資のように大きな元手となる投資資金を用意する必要もなく、誰でも気軽に始めることができるため、20代の多くが置かれている状況を踏まえますと、負担が軽く投資をはじめやすい環境が整っていることがあげられます。

実際のところ、一部のネット証券に口座を開設して積立投資を始める場合、1ヶ月あたり500円のワンコインから始められるところもあり、その気軽さが20代に対して積立投資が向いている1つの理由となります。

毎月の貯金感覚で始められるため、投資するタイミングに悩まずに済む

積立投資は、毎月の貯金感覚で始められる特徴があり、たとえば、前述したネット証券に口座を開設して、1ヶ月あたり500円ずつ積立投資をする設定をしたとしますと、毎月決まった日にちに開設した口座から500円が引き落とされて、投資信託を購入する流れとなります。

このような流れからお分かりの通り、開設した口座へお金を入金しておくだけで、後は自動で引き落としと投資信託の買い付け、資産運用をやってもらうことになるわけであり、投資をするタイミングといった専門的なことを考えたり悩んだりする必要がなく、とても楽なわけです。

長期投資という時間が、積立資産の複利効果を最大限に高めてくれる

積立投資が20代に最も有利な理由の「醍醐味」が、長期投資という時間が、積立資産の複利効果を最大限に高めてくれるところにあります。

当然のことながらどのような投資であったとしても最終的にお金が増えて目標としている資産形成が成されることはすべての人にとって最大の喜びであるはずです。

細かな解説をするよりも前にまずは、積立投資をすることによって得られる長期投資の複利効果(複利のパワー)を実際に目で見て確認していきましょう。

老後資金対策として、65歳まで積立投資で月3万円ずつ利回り3%で運用できた場合

年齢 運用結果 積立総額 運用益(儲け)
20歳 34,211,189円 16,200,000円 18,011,189円
30歳 22,246,910円 12,600,000円 9,646,910円

たとえば、20歳から65歳までの45年間、月々3万円ずつ積立したとしますと、45年間の積立総額は16,200,000円となります。

これを45年間という長期に渡って利回り3%で資産運用ができたとしますと、積立総額と運用益を合わせて34,211,189円となり、45年間の運用益(儲け)は18,011,189円となります。

月々3万円を積立投資に回すことで45年後には約1,800万円が儲けとして得られるのであれば、少なくとも無理なく行うことができる資産運用であると考えられるほか、複利効果(複利のパワ)の大きさがすごいことをご理解できるのではないでしょうか?

積立投資の運用が上手くいかなくてもリカバリーする時間的な余裕を持てる

積立投資は、投資であり確実に儲けられる保証がありませんが、基本的に20代といった世代は、多少のリスクを被ってでも、大きなリターンを得るための積極的な投資を心掛けるようにしたいものです。

仮に、積立投資の運用が途中まで上手くいかないことがあったとしても、20代であれば時間的な余裕を持ってリカバリーできるというのも大きな強みです。

2. 20代が、与えられた時間を資産形成のために有効活用できていない実態を知ろう

積立投資を20代から始めることによって得られるメリットは、非常に大きいことがご理解できたと思いますが、実際に多くの20代が、平等に与えられた時間を資産形成のために有効活用できていない実態を知ることも大切です。

以下は、日本証券業協会が発表している「平成27年度 証券投資に関する全国調査(個人調査)」の統計より、20代の男女別における保有金融商品と割合の関係をまとめたものになります。

20代の男女別における保有金融商品と割合の関係/単位(%)

内容項目 男性20歳~24歳 男性25歳~29歳 女性20歳~24歳 女性25歳~29歳
預貯金 84.4 88.3 84.5 94.4
株式 0.9 6.5 1.1 4.3
投資信託 0.9 1.9 1.1 4.3
公社債 0 0.5 0 0.9
信託 0.5 0.5 0.6 0
有価証券関連以外のデリバティブ商品 0 0.5 0 0
有価証券関連のデリバティブ商品 0 0 0 0
その他 0.9 0.5 0 0.4
いずれも持っていない 15.2 11.2 15.5 5.1

日本証券業協会 平成27年度 証券投資に関する全国調査(個人調査)2.金融商品保有の実態・意向(2) 保有金融商品(問1)を下に管理人作成

積立投資は、「投資信託」にあたりますが、表を見てお分かりのように、20代の男女が資産運用している割合が少ないことが確認できます。

このことから、20代が、与えられた時間を資産形成のために有効活用できていない実態が浮き彫りとなっていることが分かりますが、20代前半の男女よりも20代後半の男女の方が投資信託で資産運用している割合が増加していることを踏まえますと、金銭的な余裕が生じている可能性があると推測することができます。

また、男性よりも女性の方が堅実な印象を受ける中で、20代後半女性の投資信託の割合が4.3%と他よりも高いことより、すでに解説した積立投資の仕組みを知った上でメリットを活かした堅実な資産運用をされているのでは?といった推測も成り立ちそうです。

いずれにしましても、積立投資は、長期の時間をかけてじっくり資産形成をするための資産運用方法であり、堅実な資産形成を望んでいる多くの世代に受け入れられている投資方法であることは確かでしょう。

3. 資産運用の仕方で大きく異なる資産形成金額の実態を知ろう

前項の参考データからも確認できましたように、預貯金を利用した資産運用が、圧倒的に20代から支持されている中で、積立投資と積立預金では、いったいどれくらいの資産形成に差が生じるのかについてシミュレーションしてみました。

実際のところ、20代の人でも、資産形成のためには貯金をしていれば大丈夫と考えている人が多いものの、現在の日本では、預貯金だけをしていても資産形成ができるという状況は既に崩壊しています。

日本の大手銀行3社にあたる通称「メガバンク」の定期預金の金利は0.01%になっており、貯金をしていても、言うまでもなく全然お金が貯まることはありません。

銀行名 積立預金の金利
三井住友銀行 0.0001
三菱東京UFJ銀行 0.0001
りそな銀行 0.0001
楽天銀行 0.02~0.04%
ソニー銀行 0.01~0.02%
イオン銀行 0.03~0.10%
じぶん銀行 0.03~0.05%
住信SBIネット銀行 0.0002

上記の金利を踏まえまして、具体的に積立投資をした場合と、積立預金をした場合では、どれだけ資産形成に差が出るのかをシミュレーションした結果が以下の通りです。

開始年齢 積立額 最終資産 積立投資-積立預金
積立預金 積立投資
20歳 16,200,000円 16,236,437円 34,211,189円 17,974,752円
21歳 15,840,000円 15,874,833円 32,847,121円 16,972,288円
22歳 15,480,000円 15,513,265円 31,523,318円 16,010,053円
23歳 15,120,000円 15,151,733円 30,238,590円 15,086,857円
24歳 14,760,000円 14,790,238円 28,991,786円 14,201,548円
25歳 14,400,000円 14,428,778円 27,781,785円 13,353,007円
26歳 14,040,000円 14,067,355円 26,607,501円 12,540,146円
27歳 13,680,000円 13,705,968円 25,467,880円 11,761,912円
28歳 13,320,000円 13,344,617円 24,361,898円 11,017,281円
29歳 12,960,000円 12,983,302円 23,288,562円 10,305,260円

上記は概算シミュレーション結果であり、積立投資は「投資」であることを踏まえますと、必ずしも上記のような結果になるとは限りません。

しかしながら、同じ期間、同じ金額を運用しているのにも関わらず、資産運用の仕方1つでここまで資産形成金額に差が生じてしまう実態について知ることは、20代というこれからの世代の皆さまにとって、どのような資産運用を選択するべきかじっくり考えるためのきっかけになることは間違いないでしょう。

積立投資は、元本保証がされていないため、最終的には資産を減らす可能性もあるものの、長い期間に渡って銀行にお金を預けていても、仮に、インフレが起き、物価が上がったとするならば現在の資産価値が下がってしまう懸念も視野に入れておかなくてはなりません。

また、冒頭でも触れましたように、「公的年金制度の崩壊の危機」が迫っている中で、現在、原則として65歳から支給開始される公的年金が、将来は75歳に引き上げられてしまう懸念も生じている中で、やはり多くの資産形成を20代という若い内から始めておくことが望ましいことは確かなのです。

4. 積立投資をはじめるまえに知っておくべき2つの心得

積立投資がいかに資産形成できるのかについてご理解いただいたところで、積立投資に興味を持った方も多いと思います。

そこで本項では、実際に積立投資を始める前に知っておくべき2つの心得について解説を進めていきます。

目標金額と長期間続けられる投資額を決める

積立投資で資産形成をするために大事なことは「長期間に渡って、毎月継続して投資を続けること」です。

そのため、途中で積立投資をすることを止めてしまう場合や毎月分配型といって、毎月少額の分配金を得るタイプの投資信託を選んでしまいますと、大きな資産形成をすることが難しくなります。

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そして、積立投資を始める前に、目標金額と長期間続けられる投資額を決めておくことが大切です。

あくまでも積立投資は「余ったお金で行う」ことが鉄則であり、食事代や光熱費などの生活費から、交際費などのお金を差し引いて、貯蓄分を除いた後の金額で始めることが大切です。

あまりにも投資金額が少ないと、目標金額に届かず、最終的に形成できる資産も少なくなってしまうことも視野に入れつつ、積立投資に無理なく回せる金額を検討していく必要があることを念頭に入れておきましょう。

アセットアロケーションを考え、ポートフォリオを作る

積立投資で資産形成をするためには、投資戦略にあたるアセットアロケーションを考えて投資配分にあたるポートフォリオを作ることが大切になります。

投資信託の種類は以下のようなものがあり、これらの投資信託に対して、バランス良く資産配分をすることで、安定した資産運用をすることができます。

楽天証券 20代で始める投資信託の買い方&選び方 20代に向くのはどんな投信?より

たとえば、国内株式(型投信)にだけ投資をした場合、国内株式(型投信)の価格の上下にあわせて、あなたの資産も変動していくことになります。

もし、国内株式投信の価格が大きく下がってしまうと、あなたの資産も大きく減ってしまいますが、資産を国内・海外の債券・株式・REIT(不動産)にバランス良く配分することができれば、1つの投信の価格が大きく下がっても、他の投信の価格が上がれば、資産の増減のバランスが保ちやすくなります。

長期的な積立投資をする場合は、このように安定して資産運用ができるように、アセットアロケーションを考えてポートフォリオを作ることが大切なのです。

5. 20代から積立投資をはじめるにはどのような種類の投資信託を購入するべきか?

これまでの解説より、実際に積立投資を始めて今から資産形成をするための対策をスタートさせなければと感じた20代の皆さんも多いと思います。

とはいえ、積立投資初心者が、どのような投資信託を購入するべきかを教えて欲しいといった想いがおそらくあると思います。

そこで、個別の投資信託の銘柄につきましては、次項で紹介するとしまして、ここでは大まかに「バランスファンド」と言われる種類の投資信託を購入してみることをおすすめしたいと思います。

バランスファンドとは、その名のとおり、投資バランスに非常に優れた投資信託のことで、国内や海外の株式、債券、REIT(リート)などがバランス良く配分されており、投資初心者にとっては投資経験や安定した資産運用を同時に得られるメリットがあります。

また、バランスファンドの最大の魅力は、プロである運用会社が運用をし、常にアセットアロケーションが崩れないようにリバランス(調整)をしてくれるので、とにかく手間がかからない部分もメリットとして欠かすことはできないでしょう。

運用会社に運用を一任しているだけでなく、リバランスのような調整について行ってくれるといった理由から、信託報酬が高いことや、投資をしている実感が湧きづらいというデメリットもあるものの、メリットやデメリットを総合的に勘案したとしても投資初心者にはバランスファンドはおすすめと言えます。

参考 20代にオススメの銘柄は世界経済インデックスファンド(株式シフト型)

最後に、実際にどのような投資信託の銘柄を購入したらよいのか?といったことについて参考として「世界経済インデックスファンド(株式シフト型)」の紹介をしていきます。

ここで「参考」としているのには、投資は必ず儲かるものではなく、時には損失を被ることがあるといった理由があるためです。

あくまでも参考程度として読んでいただきまして、自己責任の下、積立投資をしていく銘柄を見つけてみて下さい。

世界経済インデックスファンド(株式シフト型は、国内・海外の株式・債券にバランス良く投資をしているファンドになります。

特徴としては「株式シフト型」ということで、株式と債券の割合が「株式:債券=75%:25%」となっているところにあるところから、まだまだ資産形成をするのには余裕がある20代には、「安定と攻めの投資」を考えた時におすすめの投資信託と管理人は考えます。

株式の投資割合が債券に比べて大きく、少しハイリスク・ハイリターンの投資信託になっていますが、20代は、積立投資の運用が上手くいかなくてもリカバリーする時間的な余裕を持てる世代でありますから、改めてこれまでの解説を再度読み直していただいた上で、現在置かれている状況と時間を有効活用してもらいたいものです。

6. まとめ ~20代から積立投資をやるべき理由と、その投資方法を紹介!~

本記事を通じて20代の皆さまは、資産形成の大切さや積立投資の効果をご理解することができたのではないでしょうか?

積立投資は、積立預金と同じ感覚で始められるため、いわば「投資」か「預金」かの違いだけであると言っても過言ではなく、バランスを考えるといった意味におきましては、「投資」や「預金」のいずれかに偏るのではなく、どちらの資産運用も始めることが効果的です。

この際、本記事で解説した「投資配分」が大切になりますが、たとえば、積立投資7割、積立預金3割といった配分を決めて、若い20代でなければ活かせない積極的な資産運用を行っていただきたいものです。

長い時間をかけて資産運用を行うことで、将来、ゆとりある生活ができることは間違いないのです。

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